日常着はスタンダードがいい。
草場妙子
「weeksdays」では初めまして、となる
SLOANE(スローン)のニット。
つねづね「ずっと身近な存在です」と語るふたりに、
思いを書いていただきました。
まずは、ヘアメイクアップアーティストの草場妙子さん。
どうぞよろしくおねがいします!
草場妙子さんのプロフィール
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2019/06/MG_2544.jpg)
くさば・たえこ
ヘアメイクアップアーティスト。
熊本県出身。サロンワーク、アシスタントを経て
2006年に独立、雑誌や広告、CMなどを中心に
幅広く活躍している。
著作に『TODAY’S MAKE -UP
──今日のメイクは?──』がある。
みずから香りの監修を行なった
OSAJIのヘアケア製品とボディゲルのシリーズ
「kokyu(呼吸)」が好評を博している。
■kokyuのページ
■「weeksdays」の草場さんのコンテンツ
■草場さんのインスタグラム
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2021/04/MG_7613-1.jpg)
出会いはある女性編集者からの勧めだった。
当時、彼女は細かいディテールや
ブランドヒストリーを大切にする
ファッション誌の編集担当、
オタク気質的に服を愛する姿勢は私も好みだったので、
スタンダードなニットが欲しいのだけれど、
と彼女に聞いてみた。
どこにでもありそうなのに、
いざ探してみると自分の基準には一長一短で、
欲しいと思えるものにはなかなか出会えない。
それで勧めてもらったのがSLOANEだった。
まず、私の思うスタンダードとは何か、
今回の原稿を書きながら考えてみた。
言葉にするならば、
それは自分が意識しないで着られるものだと思う。
持っているパンツやバッグに合う、
サイズは少しゆったりしている、
動きが制限されない、
そして着ていることを特に気にしないで着られる、
そんなところだろうか。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2021/04/MG_7784.jpg)
デザイン性が高く普段着慣れないものは
持っている服に合わせづらく、
日々のローテーションの中には入らないし、
ウエストがシェープされていたり丈が短かったりすると、
いちいち気になってしまう。
仕事に着て行かれるというのは重要なことだし、
いつもと違う雰囲気を出さないことも
自分らしくいられる要素の一つのように思う。
メンズライクなスタイルが好きな私にとって、
ユニセックスでサイズ展開がちゃんとあることは
特に重要で、メンズの型をそのまま
自分好みのサイズで着られることはすごく嬉しいことだ。
自分の日常着はスタンダードがいい。
仕事でも休みでも、いつもの私のスタイルで。
そしてたまにスパイスのように特別な服を着てみたり。
そんな日々に欠かせない存在。