REPORT

モードな洋服も大好きだけど。
森内敏子

「weeksdays」では初めまして、となる
SLOANE(スローン)のニット。
そのPRを担当する森内敏子さんに、
「はじめてSLOANEにふれたかたに、
おすすめをしてください」というテーマで
書いていただきました。
森内さん、ほんとうにSLOANEが大好きなんです。

森内敏子さんのプロフィール

もりうち・としこ
ユナイテッドアローズのプレスを経て、
ドゥロワーの立ち上がりより参加。
代官山にあったセレクトショップのラスティーク、
マディソン・ブルーを経て、
SLOANEのプレスを担当。


初めてSLOANEのニットを見たのは、
カタログ撮影のスタジオでした。

そもそも、私が“プータロー”の時に
ディレクターの小峰から
「新しいニットブランドを立ち上げるので、
展示会だけお手伝いをして欲しい」と
声をかけてもらったのが
SLOANEに入るきっかけです。

小峰とは以前の仕事での付き合いがあり、
OKしたものの、変なニットだったらどうしよう? と
内心ほんのちょっとだけ不安もありましたが、
同じく付き合いのある夫が
彼がつくるものならば
絶対にオシャレにちがいないと太鼓判。

撮影にのぞんだところ、
そこにはドが付くほどのベーシックなニットが
ずらりと並んでいました。
小峰が着ていたSLOANEのニットを見て、
「パリのハイブランドのスタッフが制服として着ていた、
ネイビーのクルーネックニット」を連想。
ハッキリと、わたし好みで、
一目でSLOANEのファンになりました。

名前の由来を聞くと、
ロンドンのスローン・ストリートから付けたそう。
ロンドンがファッションの原点である私にとっては
馴染みも深く、
展示会後もSLOANEのPRが出来たらいいのにな、
とひそかに思いました。

そうしてSLOANEで仕事を始めて約5年、
トップスはもう他のブランドを買ったことがないくらい、
あらゆる場面にも対応できるので、
公私共に、本当に重宝しています。

ディレクターの小峰が日々言うのは、
SLOANEのニットはコーディネートの名脇役であり、
どんなボトムにも合わせやすく、
合わせるアイテムを引き立たせる存在である、と。

今回ご紹介いただくシルクのワイドリブもその一つ。
ボトムにキレイ目なアイテムだけでなく、
デニムや、短パンも相性は抜群で、
ビーチサンダルでさえ、上品にまとまります。

また、さらにSLOANEのカットソーと重ね着をすると、
コーディネートがパキっと引き締まります。
同じサイズのニットを合わせることによって、
衿元と裾にTシャツが程よく覗くんです。

もし、今回のシルクのアイテムを
気に入って頂いたお客様がいらしたら、
さらにお勧めしたいのは、
次のシーズンで展開する予定の
30ゲージのウールのシリーズです。

春夏の30ゲージのコットンのニットも、
ウルトラハイゲージで目がぎゅっと詰まっており、
ハリがあり、
非常に非常に、毛玉になりにくく、
キレイが永く続くお値段以上の商品です。

SLOANEのニットはしっかりしているから、
あんまり買い足さなくても何年も着れるのよね、と
言ってくださるお客様も沢山いらっしゃいます。
嬉しい限りです。

モードな洋服も大好きだけど、やっぱり
トラディショナルなスタイルが私流なので、
時代に左右されないSLOANEのニットを皆様にも
是非試して頂きたいと願っております。

2021-04-07-WED