REPORT

chisakiのあたらしい帽子、
それぞれの「似合いかた」。

その2 はじめての帽子。
小堀紀代美さん

かたちは、麦わら帽子。
でも「夏休みのこども」じゃなく、
うーんとエレガントな、女性のための帽子。
「weeksdays」ではことしの夏にむけて、
素材とかたちがことなる3つの帽子を、
chisaki(チサキ)でえらびました。
紙素材ベースでブラックリボンの「LALA」、
シゾール(草)素材でブラックリボンの「SOWA」、
パナマ(草)素材でえんじリボンの「KAKI」、
3人のかたに試着していただいた様子を、
みなさんの感想、写真とともにお届けします。
きょうは「SOWA」を、
料理家の小堀紀代美さんにかぶっていただきました。

(取材・文・写真=藤井志織)

小堀紀代美さんのプロフィール

こぼり・きよみ
料理家。
東京・富ヶ谷にあった人気カフェ
「LIKE LIKE KITCHEN」を経て、
現在は同名の屋号にて料理教室を主宰。
大きな洋菓子店である実家をルーツとし、
世界各地への旅で出会った味をヒントに、レシピを考案。
著書に、「予約のとれない料理教室
ライクライクキッチン「おいしい!」の作り方」
(主婦の友社)、
「フルーツのサラダ&フルーツ」(NHK出版)など多数。

●Instagram


気になるけれど、仲良くなれない。
小堀さんにとって帽子は長年、そんなアイテムだったそう。
リゾート先でかぶる麦わら帽子や、
防寒対策のニット帽は持っているけれど
日常的にかぶるとまではいかず。
本当はもっとおしゃれなアイテムとして帽子を選びたい。
そんなふうに思いながらも、
なかなか手を出せなかったのだと言います。

「帽子って、それ一つでおしゃれ感が出るというか、
素敵な人だな、おしゃれな人だなっていう印象になる。
だけど、私がかぶると
どうにも借りてきたみたいな、
頑張った感じになっちゃうのが
気になってしまって」

アートに関わる仕事をしていた若い頃は、
ハイヒールにスーツという
かっちりした格好が多く、
ルールがわかりやすいファッションだったけれど、
今は迷ってしまう、と小堀さん。

「体型も変わったし、仕事も変わりました。
料理人として仕事をしている今は
リラックスできるシンプルな服装が多いから
おしゃれの基準に迷うことが増えたような気がします」

あらためて、自身のファッションについて
考えてみたところ、
肌触りのよい服が好き、という
自分なりの基準は見えてきました。
だけどやっぱり帽子となると、
どんな服に合わせていいのかわからない、と不安な様子。
そこで、最近、好きな洋服たちと合わせて
いろいろ挑戦してみることに。

まずは淡いパープルがきれいなセーターと
幅が太めのホワイトのコットンパンツという
春らしいコーディネート。

「帽子のボリュームには
ふわっとしたボトムが合うのかなと思って。
服装がシンプルな分、
帽子がポイントになってる気がします」

気負っていたけれど、
かぶってみたらすんなり馴染んでいる様子。

「最初はカジュアルなKAKIが
かぶりやすそうと思っていたけれど、
かぶってみたらSOWAのほうが大人っぽくて
私の年齢に似合うのかも」

シルクやカシミアといった、
小堀さんが好きな上質な素材には
SOWAの緻密で繊細な素材感がよく合っているようです。
そして、案外、帽子は難しくないと感じた小堀さん、
帽子の色に合わせたホワイトコーデにも挑戦。

「実際にかぶってみたら、帽子のボリュームを
そんなに気にしないでいい気がしました。
それで細身のパンツを合わせてみたけれど
大丈夫そうですね」

シルク素材のTシャツに、細身のスラックス。
そして帽子のリボンに合わせて、
黒いレザーバッグをセレクト。

「帽子だけが浮かないのは
リボンが洋服との繋ぎになってくれているからかも。
服によっては、髪をおろしたままだったり
結んでからかぶったりというアレンジで
似合うように調整するのも大切ですね」

愛犬とのお散歩に大活躍という
weeksdaysのサロペットにもよくお似合いです。

「帽子の白と黒に合わせて
こんなモノトーンコーデもいいですね。
帽子って新しいチャレンジでドキドキしていたけど
やってみたら楽しい! 
いろいろ試してみたくなりました」

2021-04-13-TUE