REPORT

大人のリバティを
大人が着ると。
その1 山井自子さん

t.yamai parisの今季の服にも、
「大人のリバティ」がいっぱいです。
英国ロンドンのグレート・マルボロ・ストリートにある
老舗のリバティ百貨店からうまれた、
デザイン性にすぐれ、質の高いリバティの生地は、
19世紀からながく人々に愛されています。
そして、t.yamai parisにとっても、
ブランド設立からずっと取り扱っている大切な生地。
今回の「weeksdays」では、
t.yamai parisがセレクトした
大人っぽいリバティの服がたくさん。
3人の女性に着てもらったようすを、レポートします。

山井自子さんのプロフィール

やまい・よりこ
文化服装学院卒業。
アクセサリーの企画、プレスを経た後に渡仏。
ブランド t.yamai paris をパリで立ち上げ、
山井孝さんをパートナーとしてサポート。
くわしくは、こちらをどうぞ。
(身長161cm)


「大好きなバーガンディ色の入った
パンツとカーディガンを、
ノースリーブワンピースの
「パープル×黒」と組み合わせて、
全体的な色のトーンを同じにしてみました」

と、山井さん。
写真では見えづらいんですけれど、
実は足元のネイルも、
同じトーンでそろえているんです。

「このワンピースは、前を開けて羽織ったり、
もちろん一枚で着ても様になります。
今回はパンツでコーディネートし、
ボタンは首元をひとつだけ外していますが、
ウエストあたりから下のボタンを開けて、
中にたっぷりギャザーロングスカートを合わせても
大人っぽい雰囲気になりますよ」

なるほど、それも大人っぽい重ね着のしかたですね。
きょうは「ちょっとそこまで」の印象ですけれど、
アクセサリー次第ではバカンスっぽくもなりそうです。

「そう! 素敵な場所へのお出かけにも使えますね。
意外とオールマイティに使えるワンピースかも。
いまのサンダルやカゴに加えて、
ゴールド系のアクセサリーを合わせたりしてもいいですよ」

「わたしのように、腕を出すのが苦手、という人も、
ノースリーブワンピースだと敬遠せず、
カーディガンやストールをはおったりして
着ていただけたらうれしいです」

そしてふたつめは、ギャザーバルーンブラウスの
「黒×青」です。
大人っぽいカラートーンで、
後ろが大きく広がったデザインが
お尻まですっぽり隠し、
気になるところを
さりげなくカバーしてくれるところがいいですよね。

「夏の夕方のテラス席に、
のんびりアペロに出かける、
というシチュエーションを考えてみました」

素足のビーチサンダルが気持ちよさそう!

「このブラウスはリボン、ギャザー、バルーンといった
ディティールに、優しくフェミニンな雰囲気があるので、
軽いラミーリネン素材の
ロングスカートを組み合わせてみました。
でも黒のカーゴパンツなど、
メンズっぽい、カジュアルなパンツに合わせても
また違って良いと思います」

襟ぐりが大きめにゆったりと開いているので、
アクセサリーをしたりストールを巻いたりと
首回りのおしゃれも楽しめそうですね。

2021-06-06-SUN