わたしの鏡のつかいかた。
伊藤まさこ
杉工場と「weeksdays」がつくった
天然木で枠をつけた小ぶりのミラー。
額のように、と考えたデザイン、サイズは、
インテリアとしてもなじみがいいんです。
壁にかけてもよし、置いてもよしのその姿、
伊藤まさこさんが自宅で使っているようすを
おとどけします。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2021/08/IMG_9136-800x800.jpg)
ダイニングの壁面に、
もともとしつらえてあった
飾りのマントルピース。
すっきり、さっぱりが好きな私としては、
この、いかにも洋風なコーナーを、
住み始めた当初、少々持て余していました。
でもせっかくならば、
洋書の中にあるように、
額や本をたくさん並べた
コーナー作りもいいかもしれない。
ある日、そう思い立ち、
額や本と一緒に、
気に入りのオブジェや
古いフラワーベースを飾ってみることに。
時々、額を入れ替えたりして模様替えしている
このスペースに、
新たにくわわったのが杉工場のナラ材の鏡。
後ろに置いたフレームの材質との相性がよく、
かつ、鏡を置くことで空間に奥行きが出る。
少ししゃがまないと
見ることはできないのですが、
こういう鏡の使い方もいいのでは?
なんて思っています。
角度によっては、
手前に置いた蘭が鏡にのぞいて、
華やかさも倍増するんですよ。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2021/08/IMG_9156-800x800.jpg)
ベッドルームの奥に作った、
ウォークインクローゼットの一角に、
ナラ材の鏡を置きました。
ある時は、横。
またある時は縦。
簡単に向きが変えられるし、
横と縦とでは気分も違う。
フレキシブルに変えられるのは、
使う身としてうれしい(今日は横向きに)。
部屋を出たすぐの廊下に
姿見があるので、
出かける前の引きのチェックはそこで。
おだやかな自然光が入るこちらでは、
メイクや髪型の最終チェックをします。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2021/08/IMG_9146-800x800.jpg)
鏡を作りたい。
そう思ったきっかけは、
玄関に置く、ほどよい鏡がなかったから。
大きさや材質、
壁にかけた時の、感じのよさ。
玄関は家の顔ですもの、
妥協するわけにはいかなかったのです。
できあがった杉工場の鏡を見た時、
ああ! これでようやく‥‥、
と、うれしい気持ちでいっぱいに。
ここでかけたのは、
ウォールナット。
じつは、我が家はナラ材を使った家具が多いので、
当初、ナラ材にするつもりだったのですが、
玄関にはウォールナットがしっくり。
濃いめの色合いが、
空間の引きしめ役にもなるようで、
これはうれしい発見でした。
ナラとウォールナット。
家のあちらこちらに、
かけたり、置いたりしましたが、
フレームの存在感が控えめなので、
どちらも、どんな場所でも大丈夫。
第一印象で「これ!」と決めたら、
きっとそれがあなたの部屋に合う鏡なのでは?
なんて思っています。