REPORT

ベトナム手刺繍のハンカチ、
わたしの使い方。

以前販売をおこない、好評をいただいた
ベトナム手刺繍のハンカチが
ようやく再入荷となりました。
手をふく、汗をぬぐう、口もとをかくす、
それだけではないハンカチの使い方、
伊藤まさこさんのレポートでどうぞ。

(文=伊藤まさこ 写真=有賀傑)

この夏、色や柄物のハンカチをすべてやめ、
白いリネンに統一しました。
(唯一、宝物にしているスワトウのハンカチだけは別!)

引き出しを開けると、
この通り、ピシリとアイロンをかけた
リネンのハンカチがずらり。
その時の天気や気分、バッグの大きさによって、
大きいのと小さいのを使い分けています。

スケジュール帳をやめ、
次はお財布を持つのをやめ、
年々、持ち物が少なくなってきているけれど、
このハンカチは、
鍵とスマートフォンと同じくらいの必需品。
私の「お出かけ3点セット」と呼んでいます。

現金を手渡しする場合は、
封筒のままでは味気ないので、
こんな風に封筒ごと包みます。
キャッシュレス化が進んでいるから、
こういったシーンは
少なくなってきているかもしれないけれど、
お月謝など(私の場合だと整体の先生に)
現金を渡す時に、
ひと手間かけると感謝の気持ちも伝わるかな、
なんて思っています。

そうそう、
バッグや服によって、
じつは折り方を変えています。

たとえば、今回一緒にご紹介した
saquiのフォーマルバッグを持つ時は、
右の折り方。
「?」と思われる方もいるかもしれませんが、
よくよく見ると、はしごレースを隠しているのです。

他に、柄物の服を着る時も、
「レースは隠す」が多いかな。

逆に、シンプルな服を着る時は、
はしごレースを見せる左の折り方。

はしごレースを主役にするか、
それともリネンの質感を主役にするか。

そんなことをいちいち考えているのか! 
と驚かれるのですが、
私にとっては、
こういう細かなことを考えるのは密やかな愉しみ。

折り方ひとつで印象は少し変わるもの。
ぜひ一度、お試しあれ。

2021-09-05-SUN