季節と季節の境目に。
毎年、9月のはじめに靴の衣替えをします。
夏の間、お世話になったサンダルを玄関にずらりと並べ、
底の部分を固く絞った布で拭き、
クリームを塗る。
しばらく置いて風を通したら、
一足ずつ薄紙で包んで元の箱にしまいます。
今年は涼しかったから、
気持ちがすんなりと秋に移ったけれど、
じつは毎年、汗をかきながらサンダルを片づける。
なにもそんなに無理しなくてもいいじゃない、なんて
思われるかもしれないけれど、
これは私の気持ちの問題。
本当は、手持ちの靴がずらりと並べられる、
シューズクローゼットが憧れだけれど、
なかなかそうも言えなくて。
夏のサンダルをしまったら、
いそいそと出すのが紐つきの革靴やブーツ。
さあ、いよいよ秋のはじまりというこの光景を
見るのがうれしくてたまりません。
ところが、今年くわわったのは、フカフカのサンダル。
サンダルなのにムートンがついてる新しいこの感覚。
暑い日には素足で。
また寒い日に履いてもいい。
夏と秋冬で、はっきり分れていた
私の靴事情に変化が訪れました。
今週のweeksdaysは、
季節と季節の境目をつないでくれる、
trippenのムートンサンダル。
ちょっとぬいぐるみみたいで、
かわいいんですよ。
伊藤まさこ
2021-09-17-FRI