ムートンサンダルをあのひとに。
[その3]藤井志織さん[前編]
前回、前々回、原稿を執筆してくださった
ライターの藤井志織さん。
「きっと彼女に、とても似合うはず」と、
伊藤まさこさんが取材をおこないました。
なるほど、たしかに、ふだんの藤井さんのスタイルに、
trippenのムートンサンダル
「RESCUE-MON」「LEHMANN-MON」、
いずれもぴったりだったんです。
前後編で、おとどけします。
(取材・文=伊藤まさこ)
藤井志織さんのプロフィール
ふじい・しおり
編集ライター。
雑誌、書籍、WEBなどで編集や取材、執筆を行うほか、
イベントの企画やディレクションを行うことも。
料理からインテリア、ファッションまで、
垣根なく繋げていきたいと考えている。
担当した書籍に、
重信初江著『昔ながらのおかず』、
草場妙子著
『TODAY’S MAKE BOOK 今日のメイクは?』、
オカズデザイン著『マリネ』、
ウー・ウェン著『100gで作る北京小麦粉料理』、
小堀紀代美著『ライクライクキッチンの旅する味』などがある。
「茶色は好きな色のひとつ」
という藤井さん。
でも、秋冬に履く靴は黒や焦げ茶が多いので
今回履いてもらった薄めの茶は
意外にも初挑戦なのだとか。
「ミルクチョコレートのような、
キャラメルのような。
おいしそうで、かわいい色ですね」
と、とても気に入ってくれたよう。
(私はこの色、密かに「テディベア」と呼んでいます。)
私の印象では、
生成色の服が多い藤井さんですが、
今日もやっぱり全身、生成り!
そして、着慣れているだけあって
よくお似合いです。
「ワントーンのコーディネートが好き」
という藤井さん。
その場合、こんな風に
靴下に色を持ってくることが多いんですって。
茶色に薄いグリーンがぴったり。
なるほど、これだったら気負わず、
私たちにもすぐに取り入れられそう。
「足元がチョコミントみたいでしょ」
たしかに!
おいしそう。そしてかわいい。
ちょっとダボッとしたニットは、なんと
「夫のお下がり」とか!
そういえば前に会った時も、
お下がりのシャツを着ていたけれど、
素材とかサイズ感が、
藤井さんの着こなしにしっくりきていましたっけ。
メンズを着ていても、
アクセサリーのえらび方や、ふわりとした髪型で
けして男勝りな感じにならないところはさすがです。
パンツの素材はオーガニックコットン。
ネルみたいな素材で、温かいところがお気に入り。
「古着のパジャマみたいで、いいんです。
ざぶざぶ洗えるし」
そうそう、前にシルクワンピースを着てもらった時も、
パジャマが好きと言っていて、
びっくりしたのでした。
ふわりとまとめた髪、
耳元のピアス、
それから首元からちらりと覗くTシャツ。
何気ないスタイルなんだけど、
ちゃんと計算されているんです。
「もう少し寒くなったら、
トレンチとか、少し厚手のリネンのコートとか。
真冬はもこもこのコートを合わせたい」
寒い時の、サンダルの合わせ方もまたぜひ見てみたい。