REPORT

SLOANEのタートルネックニット、
あのひとのコーディネート。
[1]フローリスト・岡本美穂さん編

2種類の糸、4つの色。
「weeksdays」ではじめて紹介する
SLOANE(スローン)のタートルネックニットを、
ふたりのかたに着ていただきました。
(取材・文・写真=藤井志織)

岡本美穂さんのプロフィール

おかもと・みほ
マミフラワーデザインスクールで学んだ後、
生花店、ブライダル装花のアトリエ勤務を経て
2009年に独立。2012年に渡仏し、
ジョルジュ・フランソワ氏のもとで働きながら学ぶ。
帰国後は東京で活動を再開し、
2017年にアトリエ「MIHO FLOWERS」を構える。
花や植物が持つ独特の美しさ、
個性を引き出す表現を得意とし、
フラワーギフトの制作からパーティの装花、
撮影用のスタイリングまで
幅広いフィールドで活躍している。
163cm。

●MIHO FLOWERSのウェブサイト


ブーケの制作やアパレルショップへの花活け、
ブランド広告のスタイリングなど、
多岐に渡って花にまつわる仕事をしている
フローリストの岡本美穂さん。

美しく、香りもよく、華やかに見える花の仕事ですが、
実情はなかなかハードなもの。
花の鮮度保持のため、冬は外気と変わらず、
夏はエアコンで16度に保っているアトリエは
大人の女性にとってはちょっと過酷でもあります。

「冬も暖房をつけないし
一年中、ずっと寒いなかで仕事をしているので
からだが冷えてしまうんです」

だからといって厚着をすると動きにくく、
その塩梅が仕事着を選ぶ基準となっているのだとか。

「動きやすさは譲れないので、
タートルネックのニットに
薄手のダウンジャケットを重ねるのが定番かな」

とはいえ、自分らしく、好きな服を着ていることも
仕事をするうえでの重要なポイントだったりします。
気分を上げてこそ、大変な仕事もこなせるというもの。

「その点、ハイネックやタートルネックは
あったかいし、デザインも好き。
ただ最近は首のところが痒くなりがちなので
上質な素材を選ぶようにしています」

普段からシルクのシャツや
オーガニックコットンのインナーを
愛用している岡本さん。
天然素材にこだわっているわけではないけれど
肌が呼吸できるような素材を選んでいるそう。

「このスローンのニットは
どちらのタイプも素材がいい!
滑らかな肌触りが気持ちよくて
この価格で買えるんだ? って
ちょっとびっくりしました」

ざっくりとした風合いのジーロンラム×カシミアは
首のところにも
ボリュームが出るのがチャームポイント。
トレードマークでもある
大きめのお団子ヘアとの相性も抜群です。

「着痩せ効果も狙って(笑)
ブラックを選びました。
その分、大振りのピアスをしたり
真っ赤なリップをつけたりして
派手なアクセントをつけるのが好み」

メリノウールは薄手なので
ダウンジャケットやワンピースの下に重ねて
日々活躍してくれそう。

「ネイビーにこんなふうに
華やかなスカーフを合わせても
大人っぽくて可愛いですよね。
どちらも袖口がリブになっているので
仕事のときに腕をまくりやすいのも
うれしいです」

2021-10-10-SUN