SLOANEのタートルネックニット、
あのひとのコーディネート。
[2]フロマージュリー・倉島ひさよさん編
2種類の糸、4つの色。
「weeksdays」ではじめて紹介する
SLOANE(スローン)のタートルニットを、
ふたりのかたに着ていただきました。
(取材・文・写真=藤井志織)
倉島ひさよさんのプロフィール
くらしま・ひさよ
福岡で10年レストランサービスに従事し、
フランスやイタリア、
その土地の風土が反映されたチーズに出会う。
その奥深さに惹かれ、チーズの輸入会社へ転職、
営業職を6年経て独立。
2016年、ギフトに特化した
ナチュラルチーズのオンラインショップ
Sundayfromage(サンデーフロマージュ)をスタート。
食べ頃に熟したチーズを小さなポーションにして
さまざまな種類を組み合わせる、
という今までになかった素敵なサービスが
評判を呼んでいる。
163cm。
SLOANEのニットをひと目見て
「すごくきれいな色と形!
見ただけで気分が上がりました!」
とうれしそうな感想を聞かせてくださった
サンデーフロマージュの倉島ひさよさん。
「実はチーズを扱うときは
あまりニットを着ないようにしているんです。
食品を扱うという立場上、
毛が飛んでしまうのが怖くて。
でもこのハイゲージのメリノウールは
そんな心配がいらないくらい
滑らかな風合い」
熟成したチーズをカットして、
ニュアンスカラーが美しい薄紙に包み
お客さまのもとへ送り出す。
そんな作業をするときは
もちろんチーズの状態を保つため
暖房は厳禁。
「必ず袖もまくって作業するので
やっぱり寒いんですよね。
首が暖かいと体感温度も上がるので
タートルネックやハイネックは
仕事のときもうれしいアイテムなんです」
またイベントに出店する際は
お客さまへ直接チーズを販売するので
清潔感のある服装を心がけているそう。
「その点もこのメリノウールはいいですよね。
上質そうな素材できちんと感があるし、
薄手だけど体のラインを拾いすぎないから、
1枚で着てもサマになる」
薄手だから、こんなふうに
上にコーデュロイ生地のベストを重ねても可愛い。
「普段の私ならインディゴのデニムに
合わせるところですが、
せっかくのきれいなホワイトを生かしたくて
白いパンツを合わせてワントーンで
コーディネートしてみました」
私生活では5歳の息子のお母さん。
汚されてしまうのが少し気になるから
全身、白でコーディネートするのは
ちょっと特別な気持ちなのだそう。
いっぽう、ジーロンラム×カシミアは
ボトムの上にシルクのタブリエを重ね、
ざっくりとした風合いを引き立たせて。
「胴回りがゆったりとしていて
空気に包まれているようであったかい。
カジュアルに見えるかと思いきや
着てみると予想以上に女性っぽくなる。
パターンがいいんでしょうね」
こちらもシンプルにデニムに合わせるのもいいけれど
「ニットパンツに合わせても可愛いだろうな」と倉島さん。
「なんといっても、このブルーグリーンの色合いが好き!
なかなかない、外国っぽい色みにひと目惚れしました」
ブルーともグリーンとも言えない微妙な色は
予想以上に合わせる服を選ばず
活躍の幅が広そうなのもポイント。
「首のところはくしゅくしゅって
ラフにするのも可愛いかなと思ったけれど、
折り返した感じもきれいですよね。
袖をまくって手首を見せると
華奢に見えるのもうれしいです」