REPORT

あのひとの
コーディネート。その2
料理人
野木早苗さん

「weeksdays」オリジナルで制作をした
CI-VAの黒と茶の「がまぐちバッグ」。
肩掛けのポーチとしても使えるし、
そのままお財布としても使えるべんりなアイテムです。
おしゃれなあのひとは、
このバッグ、どんな服と合わせるんだろう?
3人のかたに、ご登場いただきます。

取材・文・写真=藤井志織

野木早苗さんのプロフィール

のぎ・さなえ
料理人。
2013年より〈宇宙べんとう〉の名で
自転車ケータリングを始め、
2015年から南青山にて、今は伝説的とも称される
〈喫茶クレッセント〉を手がけていた。
現在は渋谷区東4-11-4にて
〈太陽傘(パラソル)〉を営み、
日々、おいしいお弁当を作っている。
身長163cm。

■Instagram


スナックのような、定食屋のような、
人情あふれるお弁当屋さんを営む野木早苗さん。
親しみやすく、おおらかな性格と
愛情あふれるお弁当に惹かれて
毎日、たくさんのファンが訪れる人気店です。

野木さんのお弁当は、蓋が閉まりきらないほど
たっぷり大盛りのおかずと、
寝かせ玄米がトレードマーク。
運がよければ、お手製のマーラーカオや
カンノーロというおやつも買うことができます。

「お弁当は日替わりで売り切れ次第終了。
3時すぎに閉めたあとは、
毎日、近くのスーパーマーケットへ買い出しに。
そんなときはいつも、
このくらい小さなバッグと
買い出し用の大きなトートだけを持って出かけます」

持ち歩くものは必要最低限、という野木さん。
だからバッグは小さくて用が足りる。
むしろ大好きで
毎日、小さなバッグを持ち歩いているのだとか。

「いつも素肌にリップをするくらいなので、
化粧道具も持ち歩きません。
リップはお店に置いてあるし、
パソコンとか資料を持ち歩く必要もない仕事。
バッグの中には携帯電話とコインパース、バーム、
気分転換に使うアロマスプレーくらいかな」

清々しいほどに身軽な野木さん。
夜、食事に行くときは、
一度帰宅して着替えてから。

「お店に立っているときは
やっぱり汚れても洗えて、
動きやすい服装がいちばん。
制服みたいなものですね。
私用で出かけるときは、気分が上がるような
おしゃれを楽しんでいます」

今日見せてくれたのは、そんな一張羅。
黒いバッグには、タイダイプリントのワンピースに、
仲良しのデザイナーのニットベスト。

茶色のバッグにも同じデザイナーの
スエードのワンピースとカシミアパンツを合わせて。

モノトーンだったりワントーンだったりしても、
どこか個性的な主張があるところが
野木さんらしい着こなしです。

「毎日お弁当を食べに来てくれている
デザイナーの服を着るのは、
エネルギーの交換みたいな感覚。
着心地が良くてリラックスしてはいるけれど、
どこかピッと背筋が伸びますね」

2022-02-08-TUE