REPORT
野田琺瑯
伊藤さんがふだん、
そして長く使っているものたちを紹介してゆく
今週の「weeksdays」、
きょうは「野田琺瑯」についてです。
冷蔵庫の中のうつくしいこと!
何かとせわしない毎日。
今日はごはんを作る気もおきないし、
かといって外に食事に行くのもめんどうだなぁ。
そんな時、ああ作っておいてよかった!
そう思うのが、
ひじきや切り干し大根の煮物、
青菜のおひたし、お出汁などなど。
お出汁でお味噌汁を作って、あとはごはんを炊けば
素朴だけれど、しみじみおいしい晩ごはんに。
また、仕事で家を留守にしなければならない時も、
冷蔵庫の中のおかずがあれば安心。
娘は小さな頃から、この地味なおかずが大好きなのです。
おかずはすべて野田琺瑯の保存容器に入れています。
まっ白な見かけがなにより美しいし、
匂いもうつらず、清潔。
一番上の取手つきのには2種類の味噌を。
2段目は、おかず数種類
(今日はひじきとれんこんの柚子胡椒風味のあえものと、
ささみと香菜のサラダ、青梗菜のオイル煮など)、
下の深くて大きなものには、
洗ってキッチンペーパーでくるんだ葉野菜や
ハーブを入れています。
この深型、大きさを持て余すかといえばそうでもなく、
ぬか床入れにもちょうどよい。
知人はふきんを煮沸する「道具」として使っていて、
なるほどと感心。
そう、琺瑯は火にもかけられるのです。
「冷蔵庫の中の様子は自分の頭の中の状態と一緒」
とは、家事の大先輩が言った言葉。
考えの整頓ができていない時は、
なんとなくごちゃっとしているし、
さえている時は、きちんとしてる。
理想は写真のようなこんな状態で、
開けた時に、
ずらりとまっ白な琺瑯の保存容器が並んでいるのがいい。
(伊藤まさこ)
2018-11-20-TUE