REPORT
島さんのうつわで、
わが家の食卓を。
[1]黒がつくる「額縁」。
伊藤まさこ
島るり子さんのうつわを、
毎日のように手にとっているという
伊藤まさこさんに、
いつもの食卓のようすをレポートしていだきました。
ふむふむ、なるほど、
そんなふうに使うんだ! という発見がいっぱい。
どうぞ参考になさってくださいね。
ちなみに、今回おとどけする3回のレポートは、
黒釉のうつわのみ。
粉引の白いうつわの使い方については、
前回のレポートをどうぞ!
朝顔鉢(大)に、
豆もやしのナムルを盛りました。
この器、本当に万能で、
サラダや煮物、和えもの、一口おにぎり‥‥と
なんでもござれのすごいやつ。
ことに、このナムルのような白い料理は、
コントラストがはっきりするから、
盛ると、ハッとするほど映えるんです。
コツは盛りつけ箸で、
もやしを山高く盛ること。
これさえ守れば少々、失敗しても大丈夫。
器がドーンと受け止めてくれて、
料理を美しく見せてくれるから。
ポテトサラダも相性よし。
今日は、そら豆を入れました。
白いものもいいけれど、
こんな黒いおかずも相性よし。
上と同じ朝顔鉢に、ひじきの和えものを盛りました。
さっと茹でたひじきに
食べやすい大きさに切ったきゅうりとちくわ、
白ごまを加え、
醤油、ごま油、酢で味つけ。
仕上げにカリッと焼いたお揚げを乗せると、
食感が楽しい一品に。
たっぷり作って、テーブルの中央に置いておくと、
知らないうちに空っぽになる、我が家の人気者。
ふだんのおかずも、
黒い器がちょっと特別な感じにしてくれるところも
うれしいんです。
糸こんにゃくと芹のナンプラー炒めは、
朝顔鉢(中)に。
お皿のリムが額縁のような役割をしてくれるから、
盛った料理が、品よく見える。
せっかく作った料理ですもの、
見た目も美しくしたいものです。
2022-03-13-SUN