あのひととコンバース。2022
[3]野口真紀さん
2020年の「ネイビー」ではじまった
「weeksdays」のコラボ・コンバース、
ことしは「グレー」をつくりました。
色よし、履き心地よし、
サイズの幅もひろく、いろーんなかたに
履いていただけそうなこのコンバースを、
まずは、12組、総勢18人のかたに
試していただきました。
そのコーディネートのようすや履き心地などを、
写真と文章でごらんください。
なかなかの質量のレポートとなりましたけれど、
みんな、それぞれ、いいんです!
取材・文=伊藤まさこ
野口真紀さんのプロフィール
のぐち・まき
1973年東京都生まれ。
料理雑誌の編集者を経て料理研究家になり、
雑誌やテレビで活躍中。
育ち盛りの2児の母でもある。
作りやすくて美しく、おいしいレシピが好評。
料理教室や、ワイナリー巡りの連載も。
著書に『家で、通いたくなる店の味
予約のとれないバル編』(主婦の友社)、
『ぱらぱらきせかえべんとう』(アノニマ・スタジオ)
などがある。
よいものを長く。
久しぶりに会った野口さん。
玄関で出迎えてくれたその瞬間から思いきりの笑顔で、
なんだかこちらまで元気をもらっちゃった。
「ふだん、料理の撮影ばかりだから
今日はうれしくって」
時々あるというファッションの撮影は、
編集者が「もう大丈夫です」というくらい、
私物を大披露するそう。
惜しみないその心意気。
料理だけでなく、
その人柄に惹かれるファンが多いのも納得です。
ところで、
なんだかシュッとしたような?
「40代に入って代謝がすっかり落ちて、
太りやすくなってしまって‥‥」
このままじゃいけないと思い立ち、
なんと5キロのダイエットに成功したのだとか。
「だって、服をきれいに着たいじゃない?
体型を隠し始めると、
どんどん大きくなるから要注意。
トップスは必ずパンツにインして、
ウェストを意識して」
‥‥はい、肝に銘じます。
ダイエットに成功して以来、
トラッドを着る機会が増えたとか。
コンバースに合わせたのは
ラルフローレンの白いパンツスーツ。
中に着たニットはもちろんパンツにインして。
全身白が、足元のグレーを引き立てます。
アクセサリーは、
みんなが憧れるブランドのもの。
「よいものをじっくりえらんで長く持つ」
大人のおしゃれって、そういうことなんだなぁ。
お願いしていたのは
1コーディネートでしたが、
じつはもう1コーディネートと
どちらにするか迷ったとか。
そこで、そちらも見たいなぁと言うと、
着替えてくれました!
買ったばかりというジャケットに
真っ赤なパンツを合わせて。
センターブレスのパンツに、トップスはイン。
それにプラスジャケットが、
今の真紀スタイルの定番かな?
そしてなんともう1コーディネート。
「大好き」というショートパンツに、
同じ形で何枚も持っているというシャツ、
そしてコンバース。
バッグはなんとエルメス!
コンバースとエルメス!? ってびっくりしたけれど、
すごくよく似合っている。
いろんなおしゃれを経験して、
客観的に自分を見つめ、
似合うものを吟味して‥‥
大切なのは、
「何を着るか」ということよりも、
「どんな自分が着るか」ってこと。
真のおしゃれさんって、
そのことをきちんと心得ている人ってことなんだなぁ。
私も今日から腹筋します!