あのひととコンバース。2022 [11]渡辺康啓さん
2020年の「ネイビー」ではじまった
「weeksdays」のコラボ・コンバース、
ことしは「グレー」をつくりました。
色よし、履き心地よし、
サイズの幅もひろく、いろーんなかたに
履いていただけそうなこのコンバースを、
まずは、12組、総勢18人のかたに
試していただきました。
そのコーディネートのようすや履き心地などを、
写真と文章でごらんください。
なかなかの質量のレポートとなりましたけれど、
みんな、それぞれ、いいんです!
取材・文=伊藤まさこ
渡辺康啓さんのプロフィール
1980年生まれ。
くいしんぼうの父とパティシエの母の間に生まれる。
COMME des GARÇONSにて働き、独特の美意識を学ぶ。
2007年、料理家として独立、
東京・二子玉川にスタジオを構え、
料理教室をメインに活動する。
2015年に活動の拠点を福岡へ移し、移転後もテレビ、
雑誌などのメディア出演の他、
全国へ出向いて各地の食材を使った料理会を開催。
2021年秋、再び東京へ拠点を戻し、
さらに活動の幅を広めている。
著作に「5分/15分/30分の料理 シンプルで美しい68の皿」
(マガジンハウス)、「果物料理」(平凡社)、
雑誌GINZAにて連載していたレシピをまとめた
「春夏秋冬 毎日のごちそう」(マガジンハウス)。
近著は
「毎日食べる。家でひとりで。」(アノニマスタジオ)。
■yasuhiro watanabe web.igrek double*V
■blog 日々のあれこれ
ふたりでならんで。
ほぼ毎日コンバースを履いていた時期があった(!!)
という、
料理家の渡辺康啓さん。
「高校生の頃から10年くらいかな。
オールスターは黒、
ジャックパーセルはネイビーのスウェードと決まっていて
どっちもローカット」
毎日×10年‥‥となると、
すごい回数ではないですか。
今回、新品を履いてもらいましたが、
すぅーっと馴染んだのは、そのせいだったんだ!
「ああ、もうボロボロになってきたなぁ‥‥と思ったら、
靴屋さんに駆け込んで、
履いてきたのはその場で処分してもらい、
新しいのを履いて帰るというのがいつものパターン」
だいたい2年くらいのスパンで、
新旧交代させていたのだそう。
「コンバースのいいところって、
世界中のどこでも同じものが買えるところ」と聞いて、
たしかに‥‥と納得。
こと、スニーカー好きの男子に関しては、
レアものをずらりと並べて悦に入って‥‥
というタイプ(それはそれで愛らしい)が
多いような気がしていましたが、
「どこでも手に入るもの」とか、
「履きつぶしたら新しいものを」というスタイル、
なんだか潔くてかっこいいではありませんか。
コンバース一筋期が10年過ぎた頃に、
やってきたのはスニーカーブーム。
渡辺さんも、いろんなタイプのスニーカーを
履いた時期があったそう。
でも、今またコンバースを履きたい気分に
なっているのだとか。
「アナログな感じが、今逆に新鮮かなと思って」
なんですって!
weeksdaysオリジナル、どうですか? と尋ねると、
「地面と足との間に、ワンクッションあるのがいい」
と渡辺さん。
よくぞ気づいてくれました。
この靴の自慢のひとつが、
足を包み込むように作られた、
クッション性のあるインソールなのです。
この日はちょうど、近所の桜が満開。
愛犬ジーノもポカポカ陽気でなんだかうれしそうです。
そしてお気づきでしょうか?
今回、ネイビーとグレー2色のコンバースそれぞれに
コーディネートを考えてくださったのですが、
ジーノのリードも色合わせしてくれたことを!
ふたり並んで歩く姿、
ほんとかわいかったなぁ。