REPORT

シルクのTシャツ、
あのひとに着てもらいました。
01 久しぶりの半袖です。
茶調合師 武内由佳理さん

DRESS HERSELF、
大人気のシルクのTシャツ、
ことしはグレーとネイビーの2色です。
カジュアルで着られるかたちながら、
シルクゆえ、きちんとしたムードにもなるこのアイテムを、
3人の女性に着ていただきました。
みなさん、それぞれの個性が出て、
とっても素敵なんです。

(取材・文・写真=藤井志織)

武内由佳理さんのプロフィール

たけうち・ゆかり
茶調合師。
2015年より、台湾・大陸茶、
オリジナルのブレンドティーを中心に
「心と身体を整えるお茶」を提案する
TEALABO.tを主宰。
月に一度、オンラインストアをオープンし、
季節に寄り添う茶葉や茶器の販売を行っている。
イベントや企画に合わせた
オリジナルティーの調合や卸販売も。
身長155cm。

●TEALABO.t のウェブサイト


茶人、茶調合師として活動している武内由佳理さん。
オリジナルブレンドの茶葉のやさしい味わいと
エレガントな佇まいによって生まれる静謐な世界観が、
武内さんが主宰するTEALABO.tの特徴です。
そんな武内さんが持っている洋服は、
ほとんどがホワイトとネイビーなのだとか。

「母がトリコロールが好きなので
子どもの頃からネイビーやホワイトをよく着ていました。
フォーマルもネイビーでカバーできるので、
ブラックは1枚も持っていないんです」

好きな色に加えて、洋服を選ぶ基準といえば
なんといっても素材感。

「私、”生地フェチ“なんです(笑)。
柔らかなコットンやさらりとしたリネンなど、
触っていて気持ちのいい素材が大好き。
いちばん好きなのはコットンシルクです」

素材を大事にすると
自ずと価格も高くなってしまうけれど
好きなものを少しずつ買い揃え、
長く大切に着るようにしているのだそう。

「ただ最近、光沢がある素材に
惹かれるようになってきたんです。
多分、年齢ですよね(笑)」

肌にパンと張りがあり、
ツヤツヤとしていた若い頃は
洗いざらしの服も似合っていたけれど、
40歳を越えると、そのツヤを補うために
服やアクセサリーの力を
借りたくなってくるのかもしれません。

「このサテンシルクは品のよい光沢があって、
大人にぴったりだと思います。
この肉厚な感じもいいですよね。
透けないし、体のラインを拾わず、
着ていて安心感があります」

イベントへ参加するなど、
地方出張や移動の多い仕事ですが
旅先でもシルクは大活躍。

「シルクはとにかく軽くてコンパクトだから、
旅にもってこいなんですよね。
驚くほど荷物が軽くなる。
宿泊先でハンガーにかけて霧を吹いておけば
翌日にはしわもなく着られます」

ただ、この服を初めて目にしたときは
普段あまり着ない半袖であることに不安があったとか。

「私、バトミントンをしていたこともあって
肩ががっしりしているんです。
二の腕も気になるので、夏でも長袖を選び、
袖をまくって着ていて。
でも久しぶりにこの半袖を着てみたら
やっぱり涼しいなぁ」

裾をボトムにインするのは苦手なので、
ちょっと内側に折り込んで。

「身幅が少しタイトでもたつかないので、
かるく折り込むだけで丈を調整できるんです。
だからボトムを選ばず、コーディネートしやすい」

今日は濃紺のパンツを合わせたワントーンコーデで。
冷房対策に持ち歩いている
大判のコットンパレオを羽織っても素敵です。

「とてもシンプルな服なので、
シチュエーションを選ばないのもうれしい。
オフィスにも馴染むだろうし、
ジャケットを羽織ってもいいですよね。
暑い時期はさらりと1枚で、
肌寒くなってきたらショールやローブを
合わせたいなと思います」

2022-07-24-SUN