ねむりのために
ものづくりをしていく上で、
「売れる、売れない」を考えるよりも、
「こんなものがあったらいいのに。
でもないからつくっちゃう!」
そんな自由さは、
とても大切ではないかと思っています。
それは、
常に新しいものを提案していく、とか
奇抜さを狙うとか、
そういうことではけしてなく、
本当に、純粋に、
「欲しいものをつくる」。
ただそれだけ。
weeksdaysがはじまったばかりの頃、
私が欲しいなと思ったのは、
女の人用のトランクス。
チェックやストライプ柄のトランクスを見て、
こんなかわいいの、
男の人だけのものにしておくの、もったいないんじゃない?
履き心地もいいに決まっているし。
そう思ったのでした。
最初は、まわりの人にびっくりされた
女のトランクス(糸井さんが「ルームパンツ」という、
かわいい名前をつけてくれました)でしたが、
次第に私の生活に馴染んでいき、
今や夏には欠かせない存在になっています。
さて、
去年あたりから気になり始めたのは、
ボクサーパンツ(また男の人用の)。
さっそく数種類、サイズ小さめを買ってみたら
これがなんとも気持ちいいんですよ。
今週のweeksdaysは、
夜眠る時や、リラックスしたい日に穿きたいナイトパンツ。
ボクサーパンツの穿き心地のよさを基本に、
私たちが穿いても、
「よし!」と思える、
見た目、それから穿き心地にと、
考えてくださったのは、
weeksdaysでもお馴染み、
cohan や ma.to.wa のデザイナーの惠谷太香子さん。
「ナイトブラ」ならぬ、
「ナイトパンツ」。
私の、そしてみんなの新定番になる予感がしています。
伊藤まさこ
2022-07-29-FRI