杉工場の小ひきだしと鏡
わたしの使い方
伊藤まさこ
伊藤さんが持っていた
日本の古道具のかたちをもとに、
福岡のうきは市・日野にある「杉工場」に製作を依頼した
「weeksdays」の「小ひきだし」、
そして、その打ち合わせで工場をおとずれたときに
「あったらいいな」というアイデアから生まれた、鏡。
このふたつのアイテムの、久しぶりの再販にあわせて、
伊藤さんの「このごろの使い方」をおききしました。
4回連載でお届けします。
(写真・文=伊藤まさこ)
3・娘の部屋では
「小ひきだし」という、小さな家具の存在が好きで、
古くて、感じのよいものを見つけると、
ついつい買ってしまいます。
weeksdaysで小ひきだしを作るようになったのも、
そんな「好き」という気持ちがきっかけ。
小さいのに、いろいろな用途に使えて、
こまごましたものの整理ができるところがいいんです。
weeksdaysの小ひきだし、
まず初めは、文房具や領収証など、
仕事まわりのものを収納。
その次は、アクセサリーを入れて。
豆皿や、着物の小道具の収納にもうってつけ。
こんな風に、場所やシーンをえらばずに使える、
小ひきだしの可能性って無限だわ‥‥
と思っています。
最近、私の目に新鮮に映ったのは、
娘の使い方。
こんな風に、ベッド脇に置いて
サイドテーブルのようにしていました。
(娘は古いものを使っているので、
weeksdaysの小ひきだしで
「私が置くのなら」という様子を
スタイリングしてみました)
目薬、眼鏡、リップクリーム。
アイマスクとかも入れるといいのかな?とか、
文庫も入るよね?
マグカップもおけちゃう!
なんて、また小ひきだしの可能性を見出した私です。
ありがとう、娘。
素材は、
ベッドと同じナラ。
だからか、ベッドサイドに置いても馴染む。
小さなライトも合いそうだな‥‥なんて、
夢は膨らみます。