4つのランプ、わたしの使い方
伊藤まさこ
ラッタラッタルといっしょにつくった
weeksdaysの「灯り」。
個性的だけれど
暮らしになじむ4つのデザインのランプを、
伊藤まさこさんが自宅で使ってみました。
(写真・文=伊藤まさこ)
ものをえらぶ時、
「用途にばかりに気を取られないようにしよう」
と思っています
(「注意事項」と言ってもいいかもしれない)。
照明でいうと、
つい「つけている状態」ばかりに目がいきがちですが、
それ以外の、
たとえば日中「つけていない時」も、
感じのいいものをえらびたい。
今回のラッタラッタルの照明のベースは
布にプリントされた「絵」。
だから、
ぽん、とチェストの上に置いただけでも様になる。
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ここでは、陶器や石、箱など、
いろんな質感を合わせて、
シェードの布の質感を引き立たせてみました。
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こちらはリビングの窓辺。
水玉模様のランプシェードが、
ブルーの腰板と白い壁の
いいつなぎ役になってくれています。
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ここはダイニングの棚。
食卓の上には大きめの(我が家で唯一の)、
天井から下げるタイプのシェードがあるのですが、
そのシェードの白と
ランプシェードの色合いを合わせてみました。
「かわいい!」とか「すてき」という直感って
大事なことだと思うけれども、
家の中では調和も大切。
色や柄が多すぎて、
見た目に疲れてしまっては元も子もありませんものね。
あまり要素を増やさず、
「少し控えめ」くらいが落ち着きます。
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軽くて薄いライトは、移動も楽。
夕暮れ時は、ダイニングから
デイベッド脇のスツールの上へ。
これから日が落ちるまでの間は、
この光とキャンドルの光で過ごします。
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Wi-Fiのルーターや充電器を入れている
木のボックスの上に。
ふだん、ここには何も置いていないのですが、
時に殺風景と感じることもある。
花は水をこぼしたらと心配だし、
フレームもどうも落ち着かないし‥‥
ああでもない、こうでもないの結果、
一番落ち着いたのがこのライト。
素材が布なので、空間にやわらかさが出る。
カーテンとの相性もいいんです。
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玄関に。
ちょっと明るすぎるなと感じていた
玄関のトップライトの光をやめ、
「石」を置いたら、
おだやかな雰囲気。
光が「お帰りなさい」と
迎えてくれているみたいではありませんか?
場所を取らないため、
小さなスペースに置けるところもいいんです。
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置くだけでまわりの表情が変わる、「レンガ」。
大胆な柄は、部屋の模様替えにうってつけです。
リビングのコーナーに、
これがあるだけでなんだかうれしい。
今回、4つのランプを
家のあちこちに置きましたが、
その度にすごく新鮮な気分に。
テキスタイルの持つ力ってすごいなぁ。
この柄を描いてくださった皆さんに、
あらためて「ありがとう」を伝えたくなりました。