デザイナー・惠谷太香子さんにきく
「私が、シルクの下着を
すすめたい理由」
以前「cohan」の下着でご一緒した
デザイナーの惠谷太香子さん。
じつは、惠谷さんはもうひとつ、
シルク100%の下着のブランドを持っています。
それが今回ご紹介する「ma.to.wa」。
やわらかくて、よく伸びて、家庭でも洗え、
すぐに乾き、うーんと軽い。
ストレスフリーで着ることができるこの下着、
「weeksdays」では4つのアイテム、
2つのサイズ、3つの色を準備中。
惠谷さんに、シルクのこと、このとくべつな技術のこと、
たくさんお聞きしました。3回シリーズでお届けします。
その3 毎日、着てほしい。
今回、「weeksdays」で
伊藤さんが選んでくださったのは、
トップスにはキャミソール、
ヒップラインまですっぽり隠れるキャミチュニック、
そして袖のパターンがやさしくなじむVネック長袖。
ボトムとして、ヒップをすっぽりつつむショーツ、
この4アイテムです。
トップスは、丈の長さ、肩、袖の仕様がことなりますが、
丸胴仕上げでチューブなので、
縫うところは裾と襟と袖口と脇のみ。
縫い目が肌にあたりませんし、
やわらかく伸びる素材ですから、ストレスフリーです。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2018/12/MG_8416.jpg)
いずれも胸元にシンプルでやわらかな
ポリエステルのストレッチレースを使っています。
シルクのレースにすると、レース自体が伸びがないので、
そこを考えて今回は一番繊細なレースにしました。
キャミソールに使っているストラップも、
ソフトでフィット感のあるものを使っています。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2018/12/MG_8935.jpg)
それぞれMサイズとLサイズ、
色はモカ、ネイビー、モーブの3色。
モーブはweeksdaysオリジナルの、
パープル寄りのピンクです。
ショーツも、脇に縫い目のない丸胴仕上げで、
ヒップをすっぽりつつむ安心丈です。
縫い目が肌に当たりませんから、
ほんとうにストレスフリーで穿きやすいと思います。
足口にゴムを入れていないので、
鼠径部、リンパを圧迫しません。
ゴムで絞め付けると、肉が分かれて、
色素沈着して肌の色が変わっちゃうんですよ。
水着を着たときにその跡が見えて、
あんまり綺麗じゃないですから。
そうそう、ショーツの内側のマチもシルク100%です。
ここ、とても大事な部分ですから、
そのほうが汚れも早く落ちますし、
ある意味匂いも取れやすい。
マチをシルクにしているショーツって、
たぶん、ないんじゃないかなと思います。
ここはリブだと食い込んでしまうので、
マットにフライスの素材にしています。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2018/12/MG_8461.jpg)
ma.to.waは、繊細なものをつくりたかったんです。
なぜなら、肌に近いものにしたかったから。
素材の透け感と伸びを考えると、
ちょっとセレブな爪のついてる指輪をしたままでは
引っかけることが、どうしても、ある。
もっとリアルクローズでバサバサと
日常でどんどん着るものを、というふうにも考えつつ、
やっぱりそのバランスは難しいですね。
それで繊細よりのものに仕上がりました。
おそらく他のシルク100%の製品より、繊細だと思います。
それでもね、ネットに入れて洗濯機で洗えますし、
旅先では手洗いしてタオルに包んで
キュッと絞ったら、すぐ乾く。
出張が多い方にも、ものすごく便利ですよ。
単価としては高いものですけれど、
着る回数を考え、日割り計算すると結構安い(笑)!
そう思っています。
(おわります)