REPORT

デザイナー・惠谷太香子さんにきく
「私が、シルクの下着を
すすめたい理由」

以前「cohan」の下着でご一緒した
デザイナーの惠谷太香子さん。
じつは、惠谷さんはもうひとつ、
シルク100%の下着のブランドを持っています。
それが今回ご紹介する「ma.to.wa」。
やわらかくて、よく伸びて、家庭でも洗え、
すぐに乾き、うーんと軽い。
ストレスフリーで着ることができるこの下着、
「weeksdays」では4つのアイテム、
2つのサイズ、3つの色を準備中。
惠谷さんに、シルクのこと、このとくべつな技術のこと、
たくさんお聞きしました。3回シリーズでお届けします。

その3 毎日、着てほしい。

今回、「weeksdays」で
伊藤さんが選んでくださったのは、
トップスにはキャミソール、
ヒップラインまですっぽり隠れるキャミチュニック、
そして袖のパターンがやさしくなじむVネック長袖。
ボトムとして、ヒップをすっぽりつつむショーツ、
この4アイテムです。

トップスは、丈の長さ、肩、袖の仕様がことなりますが、
丸胴仕上げでチューブなので、
縫うところは裾と襟と袖口と脇のみ。
縫い目が肌にあたりませんし、
やわらかく伸びる素材ですから、ストレスフリーです。

いずれも胸元にシンプルでやわらかな
ポリエステルのストレッチレースを使っています。
シルクのレースにすると、レース自体が伸びがないので、
そこを考えて今回は一番繊細なレースにしました。
キャミソールに使っているストラップも、
ソフトでフィット感のあるものを使っています。

それぞれMサイズとLサイズ、
色はモカ、ネイビー、モーブの3色。
モーブはweeksdaysオリジナルの、
パープル寄りのピンクです。

ショーツも、脇に縫い目のない丸胴仕上げで、
ヒップをすっぽりつつむ安心丈です。
縫い目が肌に当たりませんから、
ほんとうにストレスフリーで穿きやすいと思います。
足口にゴムを入れていないので、
鼠径部、リンパを圧迫しません。
ゴムで絞め付けると、肉が分かれて、
色素沈着して肌の色が変わっちゃうんですよ。
水着を着たときにその跡が見えて、
あんまり綺麗じゃないですから。
そうそう、ショーツの内側のマチもシルク100%です。
ここ、とても大事な部分ですから、
そのほうが汚れも早く落ちますし、
ある意味匂いも取れやすい。
マチをシルクにしているショーツって、
たぶん、ないんじゃないかなと思います。
ここはリブだと食い込んでしまうので、
マットにフライスの素材にしています。

ma.to.waは、繊細なものをつくりたかったんです。
なぜなら、肌に近いものにしたかったから。
素材の透け感と伸びを考えると、
ちょっとセレブな爪のついてる指輪をしたままでは
引っかけることが、どうしても、ある。
もっとリアルクローズでバサバサと
日常でどんどん着るものを、というふうにも考えつつ、
やっぱりそのバランスは難しいですね。
それで繊細よりのものに仕上がりました。
おそらく他のシルク100%の製品より、繊細だと思います。

それでもね、ネットに入れて洗濯機で洗えますし、
旅先では手洗いしてタオルに包んで
キュッと絞ったら、すぐ乾く。
出張が多い方にも、ものすごく便利ですよ。

単価としては高いものですけれど、
着る回数を考え、日割り計算すると結構安い(笑)!
そう思っています。

(おわります)

2018-12-19-WED