t.yamai parisのふたつのシャツ、
あのひとに着てもらいました
[2]山井自子さん
ひとつは後ろヨークに
バックギャザーの入った開襟シャツ、
もうひとつは胸元に
たっぷりのギャザーフリルがついたブラウス。
この秋のt.yamai parisの2枚を、
伊藤まさこさんが「ぜひこのかたに!」と考えた
3組4人のみなさんに、
それぞれのコーディネートで着ていただきました。
それぞれの“home”で
撮影した写真とともにおとどけします。
ぜひ参考になさってくださいね。
取材・文=伊藤まさこ 写真=「weeksdays」編集部
山井自子さんのプロフィール
やまい・よりこ
文化服装学院卒業。
アクセサリーの企画、プレスを経た後に渡仏。
夫である山井孝氏と、1995年、ブランド
t.yamai paris(ティー ヤマイ パリ)を立ち上げ、
リュクサンブール公園近くにブティックをオープン。
2010年、東京に拠点を移す。
ベーシックを軸に甘さとモダンさをミックスした
大人の日常着を提案。
エレガンス、フェミニン、クラシカルをキーワードに
自分らしい着こなしを大切にした
女性のための服作りを続けている。
●t.yamai paris のウェブサイト
●t.yamai paris のInstagram
お会いするたびに、
ご自分に似合うものをよく知っているなぁ‥‥
と感心する、自子さん。
さりげないけれど、
自子さんのおしゃれって心に残る。
小物使いにも興味津々で、
どこのものですか?などと聞いては、
参考にさせてもらっています。
(こっそり、同じものを買ったりも。)
そして何より、
t.yamai parisの服が
この世で一番、似合う人なのではないか? というのは、
私たちweeksdaysチームの共通の感想。
今回の開襟シャツも、
展示会で自子さんが着ていらしたものがすてきで、
私も欲しい! となり、紹介するに至ったのでした。
「開襟シャツは、最近着てないな、
久しぶりに着たいな、と思って作りました」。
とくにシャツカラーは、
ほとんど着ないんですって。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2022/10/DSC06990.jpg)
「着たとしても、
ボタンを開けて首まわりを出して、
すっきり見せるようにしています」。
だからこの、
首に沿うフラットな襟は、
シャツをあまり着ないという自子さんに
しっくりくるのだとか。
ともすると、メンズによりがちなシャツですが、
そこはやはりt.yamai parisの服。
後ろ見頃にギャザーをたっぷり寄せたり、
カフスを細めにして、
着た人を美しく、やわらかく見える工夫がされています。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2022/10/DSC07002.jpg)
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2022/10/DSC06999.jpg)
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2022/10/DSC07028.jpg)
襟元には、こんなネックレスを。
「ずいぶん前に、セレクトショップで手に入れたもの。
きらきらしたものを身につけると気分が上がります」。
あえて、シンプルなパールではなく、
ちょっと個性的なものを合わせて、
襟元を引き立てます。
ここ最近は、ワードローブは
ほとんど黒ばかりだという自子さん。
「なので真っ黒にならないよう、
墨黒(すみくろ)にして軽さを出しました」
そうか、一口に「黒」と言っても、
いろんな黒がある。
素材感も相まって、このシャツは、
秋に取り入れやすい軽やかな黒なのかも。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2022/10/DSC07016.jpg)
こちらは、
オーガニックコットンのフリルブラウス。
フリルがたくさんなのに甘すぎないのは、
色合いだったり、
少しハリのある素材使いだったり。
開襟シャツもそうでしたが、
このちょっとした工夫が、
t.yamai parisっぽいなぁと思う。
「大人が着る、かわいい服」とでも言ったらいいのかな。
フリルブラウスの襟元は、
ゴールドの華奢なネックレスを。
やはり、フリルがあるから、
アクセサリーは控えめに? と尋ねると、
「いえいえ、そんなこともなくって、
さっきみたいなパールも合わせちゃう」んですって。
冬はこの上にダボっとしたカーディガンを羽織ったり、
コートを着たり。
その着こなし、また見せてくださいね。