t. yamai parisのふたつのシャツ、
あのひとに着てもらいました
[3]cimai
大久保真紀子さん・三浦有紀子さん
ひとつは後ろヨークに
バックギャザーの入った開襟シャツ、
もうひとつは胸元に
たっぷりのギャザーフリルがついたブラウス。
この秋のt. yamai parisの2枚を、
伊藤まさこさんが「ぜひこのかたに!」と考えた
3組4人のみなさんに、
それぞれのコーディネートで着ていただきました。
それぞれの“home”で
撮影した写真とともにおとどけします。
ぜひ参考になさってくださいね。
取材・文=伊藤まさこ 写真=「weeksdays」編集部
cimai(シマイ)さんのプロフィール
姉の大久保真紀子さん、妹の三浦有紀子さんが
ユニットとして、イベントなどでパンの販売を開始、
活動の幅を広げ、2008年埼玉県幸手市にパン屋
「cimai」をオープン。
全国のカフェ、雑貨店などでも
定期的にパンの販売をしている。
著書に
『cimaiのイーストと天然酵母のパンレシピ -バターも
卵も使わない しっとり、もちもちのおいしい生地』
がある。
「粉からパンやお菓子ができるのがたのしい」
というcimaiのおふたり。
何度作っても同じ仕上がりにはならない。
それがおもしろいし、
飽きることがないんですって。
お姉さんの真紀子さんはおっとり、
妹の有紀子さんはちゃっきちゃきと、
個性がまったく違うので、
おたがい「できることとできないこと」を、
認め合いつつ仕事を分担しているのだとか。
じっさい、おふたりの掛け合いを見ていると、
とてもいいバランスなのです。
うかがったのは、店舗の2階の、
広々、すっきりした空間。
ここでは先生を招いて、
味噌作りやヨガ教室をしたり、
年末にはしめ縄作りをするとか。
「パンを買うだけでなく、
cimaiに来ることで、
プラス何かを感じ取ってもらえたら」
と有紀子さん。
今は、パン作りと並行して、
オリジナルのエプロンや、
あんこやピーナッツペーストなどのオリジナル開発を。
ゆくゆくはブレッドナイフや、
旅にも持っていけるブレッドボードも作りたい‥‥
と夢が広がるおふたり。
仲良くていいなぁ。
ふたりでよくお出かけもするそう。
「好きな服のテイストが似ているから、
同じような格好にならないように、
出かける前に、
今日何着ていくの? と確認し合うんです」
と真紀子さん。
「黒と白、時々ネイビー。それ以外の服は持っていません」というおふたり。
若い時はいろんなスタイルに挑戦したそうですが、
ここ10年ほどは、
シンプルで上質な服をえらぶようになったとか。
だからグリーンを着るのは、
「ちょっとドキドキ」なのだとか!
足元はブーツで。
靴下は、白が基本なんですって。
「モノトーンの服に、
ちらりとのぞく靴下は白、
というのがいいなと思って」
うんうん、潔くっておふたりらしい。
シンプルがお好きなら、
フリルやギャザーはどうなのかしらとたずねると、
「それは大好き」とのこと。
今日もそれぞれの着こなしを見せてくれました。
袖は少したくし上げて、
手首を見せて。
襟は少しぬき加減に。
シャツと髪の間の、
首の見え方のバランスが絶妙です。
「これから金髪にしようと思っている」と真紀子さん。
髪の色が変わったらまた、
シャツの着こなしも変わって見えるんだろうな。
最近のブームは「パンツにイン」という有紀子さん。
「ウェスト部分のデザインがかわいいパンツがあるから、
それを見せたくて」
なるほど、同じ服でもインにするか、
アウトにするかで見え方は変わってくるもの。
スタイリングっておもしろいな、
と思うのはこんな瞬間です。
スティルモーダの靴や、ベトナムのかごなど、
weeksdaysのものを
愛用してくださっているというおふたり。
(この日も靴を履いてくださっていました!)
今、気になっているのは、
シルクのワンピースにパンツとか。
それは絶対にお似合い。
いつか全身weeksdaysコーディネートを
見せてくださいね。