タートルネック、
あの人のコーディネート
森内敏子さん
「weeksdays」の秋冬の定番的なアイテム、
SLOANEのタートルネック。
すでに愛用なさっているかたに、
その着こなしかたをたずねました。
ふたりめは、SLOANEのプレスの
森内敏子さんです。
取材・文=伊藤まさこ 写真=「weeksdays」編集部
森内敏子さんのプロフィール
もりうち・としこ
ユナイテッドアローズのプレスを経て、
ドゥロワーの立ち上がりより参加。
代官山にあったセレクトショップのラスティーク、
マディソン・ブルーを経て、
SLOANEのプレスを担当。
「モードな服も大好きだけれど、
やっぱりトラディショナルなスタイルが好き」
という、SLOANEプレスの森内さん。
打ち合わせやリースなどでお目にかかるといつも、
すっきり、シンプルな着こなしをされている。
ご自分が似合うものを熟知されているのだなぁと
感心しているのです。
そしてさすが、SLOANEの顔。
自社の服がよくお似合い。
あらゆるシーンで活躍するSLOANEのニット。
トップスは、
他のブランドのものを
ほとんど買ったことがないというくらい、
仕事に、プライベートにと、
欠かせない存在になっているのだそう。
このタートルニットも、
「何枚持っているか分からないくらい」
なんですって!
5つあるサイズ展開の中から、
weeksdaysがえらんだのは、
ほどよいゆとりの「3」。
その理由は、
サイズ感が「今」の気分だったから。
トレンチコートやデニムなど、
いわゆる「定番」と言われるものも、
じつは毎年少しずつ形は変わっているもの。
次々とやってくる流行を追うことは、
もうしなくていいと思うけれど、
シルエットを見極めることは大切です。
「6年前にSLOANEをはじめた時には、
オーバーシルエットは存在しておらず、
サイズ2が中心でした。
それが徐々にサイズ3が主流に‥‥」
と森内さんがおっしゃるように、
すっかりこのシルエットが、
今の私たちの定番になりました。
今日は、SLOANEのセカンドブランド、
LE BOUQUET(ル ブーケ)の
スカートをコーディネート。
「ここ数年、明るい色を着たいという
お客様が増えてきました」
森内さんご自身も、
黒とネイビー、グレーの服が中心だったそうですが、
去年くらいから明るい色に
目がいくようになってきたんですって。
寒くなったら、ニットの上に
LE BOUQUETのストールをさっと羽織って。
ロングスカートも、
ボリュームのあるストールも。
服に着られていないのは、
長い間、おしゃれを楽しんできた方だからこその余裕。
173センチという高身長も、
羨ましいかぎりです。
「首まわりにゆとりがあるので、
中にスカーフを巻いても」
髪はタートルに合うようにすっきりさせて。
襟はいつもたいてい、
「きちんと折る派」なんですって。
タートルの襟を
「きちんと折る派」の森内さんですが、
クシュっとさせたい人のために、
アドバイスをいただきました。
「片方だけ折ればいいんです。簡単でしょう?」
なるほど!
今までああでもない、こうでもないと
自然な折り方を試していたけれど、
まさかこんな方法があったとは。
ブラウンのニットには、
チェックのパンツとコートを。
「ブラウンは大好きな色」という森内さん。
アイボリーともにマイブームなんですって。
足元はチェックの中の一色をとって、
ネイビーのローファーを合わせます。
このパンツ以外に合わせるとしたらどんなものを?
と尋ねると、
「太めのコーデュロイのブラウンのパンツに、
ニットの、ブラウン×ブラウンもいいですね。
その時は、白のコンバースを合わせます」
と森内さん。
秋の街に、秋色のコーディネート。
なんてかっこいいんだろ!