REPORT
わたしが ふだん つかうもの
[4] 本を飾る
2018年から2019年にかけてのホリデイウィーク3週間は、
「weeksdays」の新作アイテムの販売は、おやすみ。
そのかわりに、もりだくさんのコンテンツをお届けします。
さいしょの2週間は、伊藤まさこさんのエッセイ、
テーマは「わたしが ふだん つかうもの」です。
伊藤さんがお家、アトリエで使っているものについて、
1日ひとつ、写真とともにご紹介します。
そして1月4日からの1週間は、伊藤さんが
ニューヨークに出かけての、矢野顕子さんのご自宅での対談!
どうぞ、おたのしみに。
壁がちょっと殺風景。
でも気分に合う絵がない。
そんな時、私は装丁が気に入っている本を飾ります。
今日はストックホルムの本屋で手に入れた本を。
そして、それだけでは少し物足りなかったので、
大きなきのこの本を後ろに置きました。
きのこの本は、つるつるした表紙を取り去り、
布張りの部分を見せます。
本の前には、追熟中の洋梨、古い鍋にボウルなど、
好きなものを自由に配置。
そう、何もアートを飾らずとも、
雰囲気ある空間は作れるのです。
重さ2キロはある、きのこの本は、
あのファーブルが描いたもの。
時々、好きなページを開いて
サイドテーブルの上に置きます。
写実的だけれど、ちょっとほのぼのした雰囲気が、
きのこ好きの心をくすぐります。
(伊藤まさこ)
2018-12-24-MON