REPORT

わたしが ふだん つかうもの
[5] 針には糸を

2018年から2019年にかけてのホリデイウィーク3週間は、
「weeksdays」の新作アイテムの販売は、おやすみ。
そのかわりに、もりだくさんのコンテンツをお届けします。
さいしょの2週間は、伊藤まさこさんのエッセイ、
テーマは「わたしが ふだん つかうもの」です。
伊藤さんがお家、アトリエで使っているものについて、
1日ひとつ、写真とともにご紹介します。
そして1月4日からの1週間は、伊藤さんが
ニューヨークに出かけての、矢野顕子さんのご自宅での対談!
どうぞ、おたのしみに。

前の日の夜から、
「よし明日はあの服を着るぞ」と決めていたのに、
朝になって、
裾がほつれていたり、
ボタンがとれていることに、
気づくことはありませんか?

「ああ、どうしてこんな時にかぎって!」
と嘆きたくなりますが、
そんな時は、ささっと裁縫箱を出して
対処することにしています。

億劫にならないために、私がしていることは
生成りとネイビー、
よく着る2色の糸を針に通しておくこと。
これなら、後回しにせずに、
今やろう、という気持ちになるものです。

裁縫道具は、小さなシェーカーボックスに入れて、
リビングのすぐ手が届くところにおいています。
「しまいこまない」というのも、
すぐやる気になる工夫のひとつですが、
だからといって、
なんでもかんでも出しておくというのも、
雑然とした部屋になるからこまりもの。
その塩梅がなかなか難しいのですけれど。

(伊藤まさこ)

2018-12-25-TUE