REPORT

わたしが ふだん つかうもの
[7] 夜の暗さをたのしむ

2018年から2019年にかけてのホリデイウィーク3週間は、
「weeksdays」の新作アイテムの販売は、おやすみ。
そのかわりに、もりだくさんのコンテンツをお届けします。
さいしょの2週間は、伊藤まさこさんのエッセイ、
テーマは「わたしが ふだん つかうもの」です。
伊藤さんがお家、アトリエで使っているものについて、
1日ひとつ、写真とともにご紹介します。
そして1月4日からの1週間は、伊藤さんが
ニューヨークに出かけての、矢野顕子さんのご自宅での対談!
どうぞ、おたのしみに。

照明は「暗い室内を明るくする」という役割だけれど、
一日中、目に触れるものだから、
使わない時も(つまり日中も)、
気に入ったデザインのものにしたい。

リビングにはダウンライトの他に、
メインの照明をつける部分がありましたが、
薄暗いのが好きな私には不要と思い、
そこを取り払い、
パテで埋めてペンキを塗り、
フラットな天井にしました。

その代わり壁につけたのが、
白いふたつのライトです。

光の具合は、
ひかえめでおだやか。
明るいのが好きという人には向かないけれど、
夜は私にとって、
眠りに向かう時間だから、
このくらいがちょうどいい。
ひとつ、またひとつと照明を消していくうちに、
まぶたがだんだんと重くなって、
やがてすやすやと眠りにつくのです。

眠る2時間くらい前、
たまにはテレビやパソコン、携帯電話を見ずに、
過ごしてみませんか。
夜の暗さをたのしむのも、
たまにはいいものです。

(伊藤まさこ)

2018-12-27-THU