REPORT

saquiの
サマーテーパードリボンパンツ
あのひとに着てもらいました
1・冨田陽子さん
ウェストのリボンは結ばずに

取り扱いを始めたのは2018年。
その夏バージョンがうまれたのは2021年。
saquiのテーパードリボンパンツは、
「weeksdays」のなかでも人気の高いアイテムです。
ブラック、ネイビーに続いて
新たにグレーが加わった今年、
saquiのファンだという3人のかたに
着こなしを見せていただきました。

(文=伊藤まさこ 写真=有賀 傑)

冨田陽子さんのプロフィール

とみた・ようこ
ファッションブランド「oto」ディレクター。
ブランドの営業、
セレクトショップバイヤーを経て、
同期のデザイナーと2人でotoを立ち上げる
素材と着心地の良さに注力した商品は
幅広い世代に人気がある。
ファリエロサルティジャパンにて
生地の営業も担当している。

●otoのinstagram


去年、夏にも穿けるテーパードパンツを作って欲しい! と
デザイナーの岸山さんにお願いしてできたのが、
このサマーテーパードパンツ。

ブラック、ネイビーに続いて、今年は新色のグレーが登場。
さらっとしていて、着心地よく、
シワにならず、さらには高級感もあって‥‥と、
いいとこ取りのパンツは、
weeksdaysのお客さまから大好評。
もちろん私も去年の夏、大活躍しました。

テーパードリボンパンツの生地は、
イタリアのサルティ社のもの。
岸山さん、サルティの生地がとてもお好きとか。
ふと気がつくと「あれもサルティこれもサルティ」。
サルティなくして、saquiはない? 
というと少し大袈裟かもしれないけれど、
saquiにとって欠かせない存在であることは
間違いなしではないかな。

ブランド「oto」のディレクターを務めながら
ファリエロサルティジャパンでも
お仕事をなさっている冨田さん。
岸山さんとはブランドを始めた当初からのお知り合いとか。

「そうなんです。オフィスもとても近くて、
行ったり来たり。
とくにテーパードパンツの生地を
とても気に入ってくださって‥‥」

大人が着る、きれいなカジュアルって
なかなか難しいけれど、
そのあたりをちゃんと表現してくれるところが、
とても好きなんですって。

「それと、ちょっとがんばれば手に入る、
あの価格帯も
生地屋としては大変ありがたく思っているんです」

カメラの前に堂々と立つ冨田さんに、
ギャラリーからは「かっこいい!」と声が。

ご自身に似合っているものをよく知っているなぁ‥‥
これって「おしゃれな人」の条件です。

ウェストのリボンは結ばず、たらして。

キュキュッと結ぶか、
はたまたその結んだリボンを
すべて中に入れて隠すかだった私に、
この着こなし、すごく新鮮。
たしかにトップスのフリルとリボンが重なるより、
こっちの方がバランスがいい。

足元はゴールドの太めのヒールを。
素足ではなく、レースの靴下を合わせるのも新鮮です。

「すごく気に入っている」という
saquiのベスト、
中に合わせたカットソーもsaquiのもの。
トップスが変わるだけで、
イメージがずいぶん変わるものです。

後ろ姿はこんな風。
グレーと黒の色のバランスや、
肌の分量がちょうどいい。
くしゃっと無造作な髪もすてきだな。

似合わないものなんてなさそうだけれど‥‥

「いえいえそんなことないんです。
レディー感が足りないって言うか‥‥」

と冨田さん。
いつもsaquiの展示会で試着しては、
「これってありですか?」
なんて岸山さんに相談しながら、
服えらびをするんですって。

冨田さん含め、
今回、このコンテンツに登場いただいた方々は
岸山さんのご紹介。

みんなsaquiの服が大好き、
そして岸山さんとの関係もなんだかとてもいい感じ。

saquiがはじまって、今年で7年。
ブランドって、こんな風にお客さまとの関係を
築いていくんだなぁ‥‥と
見ていてなんだかうれしい気持ちになった私です。

2023-06-25-SUN