Tシャツとアクセサリー
伊藤まさこ
[1]白いTシャツとパール
外出着としてのカジュアルなTシャツは、
大人になればなるほど、着こなしのハードルが上がるもの。
若いころのようにTシャツ一枚で、というのは、
なんだか「違う」感じがしてしまう‥‥。
この夏、weeksdaysがえらんだTシャツは、
大人の女性のためのTシャツ。
さらにそこに、じょうずにアクセサリーを足すことで、
ぐん! と、あざやかな一着になっていくんです。
「Tシャツを着る時、必ずきらっとした質感を足す」
という伊藤さんに、
アクセサリーづかいのコツを伺いました。
(文=伊藤まさこ 写真=有賀 傑)
カジュアルなイメージのTシャツを着る時に、
私が気をつけているのが、
「素っ気なくなりすぎないように」ってこと。
気を抜くと、
部屋からそのまま出てきた‥‥ようになりかねないので、
きちんと(でも薄く)メイクをするようにしています。
それから髪のツヤも大切。
ブローしたり、オイルで補ったり。
Tシャツ一枚着るだけでも、
かなり気を配らないといけないのですが、
大人がTシャツを着るためには、
それくらいの覚悟が必要です。
それからTシャツを着る時、
私は必ずピアスやネックレスなどの、
きらっとした質感を足します。
小さなパールやダイヤのピアスを、
数個つけたり、イヤカフと合わせたり。
時には、こんな大振りのパールと合わせることも。
また、パールのネックレスも意外なほど馴染みます。
これじつは、成人式に両親から贈られたもの。
長らくそのままにしていましたが、
留め金をシルバーのフォーマルなものから、
カジュアルなものへと変えたおかげで、
ふだんのコーディネートにも合うようになりました。
Tシャツから出したり、
または中に入れて、ちらりと見せたり。
白いシャツだと、ちょっと決まりすぎてしまうかな?
という時、Tシャツにするとほどよいかんじ。
パールのネックレス、持っているけれど
あまりつけない、なんていう方、ぜひ。