日めくりカレンダー、
あのひとの使い方
1・高橋美賀さん
2023年版からスタートした
「weeksdays」の日めくりカレンダー。
2024年版の制作が終わったところで、
あらためて、いまお使いのみなさんに、
どんなふうに活用なさっているかをききました。
お部屋のどんな場所で、どんなふうに、
そしてめくり終わったカレンダーの活用法は‥‥?
総勢、7名のかたにご登場いただきます!
(取材・文=伊藤まさこ)
高橋美賀さんのプロフィール
たかはし・みか
新宿御苑の森の近くで、
月の満ち欠けに合わせてひっそり喫茶営業をしている。
窓から月を眺めながら、
ゆっくりと夜のあまやかし時間を提供。
三日月のマークをポイントにした
オリジナル物販通販運営もスタート。
喫茶メニューの開運フードは、カフェオレとプリン。
ここにも。
(ベトナムの白いかご)
あ! ここにも。
(モヒートのキャップ)
こっちには、日めくりカレンダー!
見覚えのあるものがそこかしこにある、
MOON COFFEE SALONの店内。
weeksdaysでも何度か登場いただいている高橋美賀さん。
ちょこちょこサイトを覗いては、
お買い物してくださっているそう。
「ベトナムのかごは、
お客さまもファンが多いんですよ。
XLってこれくらいのサイズ感なんですね‥‥
という方もいて、ひとしきり盛り上がったりして」
美賀さんの店で
じっさいに使っている様子を見たお客さまが、
「買います!」と決断されることもあるとか。
まるでweeksdaysの広報のような存在です。
ことに印象的なのが、
日めくりカレンダーとのつき合い方。
「ここは、お店の入り口。
ピンクと赤の写真を集めたコーナーです」
なんと美賀さん、めくった後のページをすべて取っておき、
こんな風にテーマ分けして、
ペタペタ貼ってくださっているとか。
ピンクの扉に、ピンクと赤の写真。
ちょこんとのぞく子猫がかわいい。
ここはブルーのコーナー。
ここは花の写真を集めて。
さりげなくかかったクロスや壁の色ともぴったり。
こんな風に使ってくれているなんて、
すごくうれしい。
厨房の奥にも。
「じつはここ自分にしか見えないのですが‥‥」
とくにお気に入りを並べているのだとか!
「ひとりで満足しているコーナーなんです」
表紙にしたうさぎ、私も大好きな一枚。
めくった後のページは、ぴったりサイズの缶に保存。
この日は、初夏に訪れたフランス土産を
友人たちに渡す準備を。
日めくりの中の一枚にメッセージを書いて。
「贈る相手や、
贈るものにぴったりな写真をえらぶのがたのしい」
んですって!
この写真は、スウェーデンのダーラナ地方の
ホテルの庭なんですよ、
と伝えると、
「まさこさん、椅子の写真多いですよね」と美賀さん。
気がつかなかったけれどたしかにそうかも。
左中程の写真はパリのリュクサンブール公園で撮った
寄り添う椅子。
「月に一度くらいのペースで、
写真を入れ替えているんです。
いずれ椅子のコーナーも作りたいなって思ってます」
じつはお店と家で日めくりカレンダーを
使ってくださっているそう。
日めくり上級者なのかと思いきや、
意外にも使うのは初めてなのだとか。
「最初、めくり忘れたりするかなと思っていましたが、
毎日ちゃーんとめくってる。
今日はどんな写真だろう?と、とても楽しみなんです」
元はフレンチの店だったという
こじんまりとしたかわいいカフェ。
赤や緑だった壁をはがし、
質感のある壁に。
「はめてみたらぴったりだった」
というカウンターの横には、
窓枠を取りつけて。
「気になるインテリアの写真をコピーして、
スクラップブックに貼って‥‥」
大工さんと相談しながら、
自分好みに整えていったそう。
「気に入りをコラージュ」は、
美賀さんの得意分野なのですねぇ。
「今は、おひとりさま限定で予約制。
だから、お客さまとじっくり向き合えるんです」
と美賀さん。
カフェの仕事は、
一度来たらそれでおしまいではなく、
そこからおつき合いがはじまるところが、
いいんですって。
ここに来れば、美賀さんに会える。
お客さまもきっとおんなじ気持ちなのではないかな。
お店は夕方4時から夜9時までの営業。
「はー、今日も1日おつかれさまでした。
なんて、月を見ながらのんびりしてもらいたくて」
なんと、お店の窓の向こうは満月の通り道。
美賀さんの焼いたお菓子と、
おいしいコーヒーでほっと一息。
1日の締めくくりにぴったりなお店ではないかなぁ。
できたてほやほや。
来年の日めくりをちらりと見せると‥‥
「わー、かわいい!
誕生日はどんな写真かな‥‥」とパラパラ。
来年もまた楽しみにしていてくださいね。