ことしのリバティ、
こんなコーディネートで
伊藤まさこ
「えっ? その生地も、リバティなんですか?!」
と驚かれそうな、今シーズンのt.yamai paris。
小さな花や植物の柄がリバティのイメージですけれど、
大きな花柄に、伝統的なモリスのデザイン柄、
そしてギンガムチェックが登場します。
ちょっとマニッシュで、なのにちゃんとフェミニン。
そのコーディネートを、伊藤さんに解説いただきました。
「リバティといえば花柄」
そんなイメージを持つ方も多いと思いますが、
じつは無地やチェックもあるのです。
今回、t.yamai parisが
weeksdaysのために作ってくれたのが、
このシックなギンガムチェック。
できあがったものを見て、
花柄もチェックも、どちらも欲しいな、
なんて思いました。
だって、まったく違う印象の服になったから!
ボトムスにモノトーンを持ってきて、
シックにまとめるのもすてきですが、
ここではあえて黄色のパンツを合わせました。
靴はパンツの印象に負けないように
ボリュームのあるブーツを。
シャツはアウトしてラフに着ます。
後ろ身頃の丈やボリュームが、
気になる腰回りを上手に隠してくれるところもうれしい。
ギンガムチェックのブラウスとゆとりのあるデニム。
相性のよいもの同士の組み合わせは着ていて安心。
足元はネイビーのコンバース。
首まわりのフリルがカジュアルな着こなしに、
ほんのりかわいらしさを加えてくれます。
手首のボタンはきちんとしめたり、
開けて手首を見せたり、
または折り返したり。
全体のバランスを見ながら、
加減するといいみたい。
チェックとは印象がガラリと変わるこちらは
リバティの”Swim-Dunclare”(スウィム・ダンクレア)。
思い切って、柄のブラウスに
地模様のパンツをコーディネート。
ここでは上品なピンク色のパンツを合わせました。
足元は華奢な靴より、
ちょっとごつめなものが今の気分です。
ブルー×白の”Lodden-Wood”(ロデンウッド)には、
白いスカートを。
柄が主役のひかえめなコーディネート。
首まわりのフリルや、
背中のギャザーが華やかだから、
アクセサリーいらず。
さらっと一枚着るだけで、コーディネートがまとまります。
足元は黒でひきしめて。
前身頃をインすると、ちょっと雰囲気が変わります。
スカートの色やボリューム、丈を見ながら、
インしたり、アウトしたり。
少しの変化で全体のイメージが変わります。
山井さんが「ずっと好き」というリバティ。
お話を聞いたり、
こうして着ている姿を見ていると、
やっぱりいいな、って思う。
大人による、大人のためのブラウス。
秋に欲しい一枚です。
[お問い合わせ先]
t.yamai paris TEL:03-6407-1651
グラストンベリーショールーム TEL:03-6231-0213