REPORT

わたしのつかいかた

ずっと自宅兼アトリエで
小ひきだしを使ってきた伊藤まさこさん。
具体的にどんなふうに使っているの?
その中を、見せていただきました。

仕事机まわりにあると、何かと重宝する小ひきだし。
でも、文房具を入れるためのものだけにしておいては
もったいない。

たとえば豆皿を入れるとこんな風。
ひきだしを開ければ一目瞭然。
「片づく」という以外に、
見て楽しい、しょっちゅう開けたくなってしまう、
自分だけの小さなギャラリーのような感覚にもなります。
私は1、2、3段目に、豆皿、
4段目にそれよりひとまわり大きな皿、
5段目にお猪口を入れていますが、
カトラリーもいいなぁとか、
リネンのティーナプキン
(ナプキンよりひとまわり小さなもの)もいいなぁなどと
夢が広がっています。

帯揚げや帯留め、帯締めなど、
着物の小道具入れにしても。
ブルーやグレーなどダークな色合いと、
ピンクや生成りなどのあたたかな色合いの帯締めを
それぞれ別々のひきだしに。
いざ、着物を着る時に、さっと取り出せてとても便利です。

手帳や万年筆、お財布、通帳、カード、
診察券、お薬手帳、500円玉貯金、切手、手紙‥‥。
なくすと困る身の回りのあれこれも、
小ひきだしに入れてすっきり。

でも一番上だけは、
「明日身につけていきたいもの」の準備をするために
余裕をもたせて。
眼鏡、腕時計、リング‥‥、
持ちものはその日によっていろいろですが、
前の日にここに準備しておくと、
出かける時の慌ただしさがずいぶん減りますよ。

(伊藤まさこ)

2019-02-06-WED