Lueのスプーン、
わたしの使い方
伊藤まさこ
伊藤まさこさんが、
自宅で使っているLueのスプーンの
使い方を写真と文章で紹介します。
「最後のひと匙まで」きれいに食べられるこのスプーン、
いろんな料理に使えそうですよ。
(写真・文=伊藤まさこ)
次の日のおみそ汁
娘が「一番好きなお味噌汁」というのが、
ごま油でさっと炒めた豚バラとごぼうの赤だし。
お味噌汁は煮えばなが命、と思っている私ですが、
これと豚汁だけは別。
多めに作った翌日の朝は、
白いごはんの上にかけていただくのが
我が家の定番になっています。
さっと食べられるし、温まる。
おまけに洗いものも少ないし、と
いいことづくしなのですが、
気軽な分、器えらびや盛りつけを雑にすると、
ちょっと悲しい見た目に。
大振りの漆器の椀に盛ったり、
お盆を組み合わせたりして
「ちょっと品よく」を目指します。
沖縄の大嶺實清(おおみね じっせい)さんの
高台のついた黒い器に盛り、
韓国のお盆を合わせました。
添えたのはLueのスプーン。
木のお盆と黒い陶器に真鍮が加わると、
ちょっと洒落た感じになる。
タートルニットとデニムの耳元に、
ゴールドのピアスをつけると、
それだけで「いつもの自分」がちょっと変わる。
そんな感じでしょうか。
ロールキャベツ
ロールキャベツは島るり子さんの器に。
この日は、ほかにひじきの煮物や白和えなど、
和のおかずを中心にしたため、
メインのロールキャベツもスープ皿ではなく、
和食器に。
こんな時にそえるのもLueのスプーンなのです。
春雨サラダ
和えもののサーバー代わりに、
Lueのスプーン(大)と黒檀の24cmを。
取り箸だけ、また、スプーンだけより、
取りやすさは格段にアップ。
この日は春雨サラダに合わせました。
母のチャーハン
「チャーハンにはこれ」と断言するのは母。
私がプレゼントしたLueのスプーンが
すっかり気に入ったようです。
あまり手入れがいらないのもいいみたい。
ふだん使うものは、
「気軽に使える」というところも
えらぶポイントになります。
このチャーハン、一見ふつうなのですが、
とてもおいしくて、
実家に行くたびに作って! とお願いしています。
どうやら炒める時に
ちょっとラードを入れるのがコツのよう‥‥。
鮭チャーハン
バターで炒めたごはんに焼いた鮭を入れ、
仕上げに黒胡椒をたっぷり。
簡単にできて大満足。
お弁当にもよく登場したのが、母のレシピの鮭炒飯。
そのままお皿に盛ることがほとんどですが、
休日のお昼など、心に余裕のあるときは、
こんな風に型取って、
スプーンを添えます。
食べやすく、そしてすくいやすい。
やっぱり「チャーハンにはこれ」なのです。
栗きんとんのデザート
スプーンの小さいサイズは、
デザートに。
お正月に作った栗きんとんのペーストに、
ゆるくホイップした生クリームをのせて。
粉引きのお湯呑みに、栗の木のお盆。
漆のスプーンもいいけれど、
真鍮を合わせると意外な組み合わせに。
コーヒーと一緒にいただきます。
このサイズ、今年迎えたばかりで、
まだピカピカ。
使っていくうちに、
いい味わいに変わっていく。
そんな様子も楽しみたいと思っています。