台北で

台北の友人の茶藝館を、
訪れた時のこと。

この3年余りの間に、
少しずつ改装したそうで、
店の手前には、息子さんセレクトの
器のギャラリーができていました。

「この母にして、この子あり」
といった感じの、
洗練されたその空間でお茶をいただいている時に、
ふと目に入ったのが、
入り口脇に置かれた半円の木のテーブル。

おそらく古いものなのでしょう。
3本足のそのテーブル、
あれ‥‥? 
なんだか見たことがある!

そう。
大きさといい、形といい、
weeksdaysのハーフラウンドテーブルと
そっくりなのでした。
以前エッセイに、
「しっくり馴染む」と書きましたが、
そのテーブルもまさに。

ちょっとものを置いたり、
座って書きものをしたり。
丸いテーブルでもなく、四角いのでもなく。
半円だからこその馴染み方。

「こういうの、あるといいよね」
という思いが、
海を超えたこの場所にもある。
なんだかうれしいできごとなのでした。

きっとまだまだ私の知らない半円テーブルが、
世界のいろんなところにあるんだろうな。

今週のweeksdaysは、
北の住まい設計社のハーフラウンドテーブルの再販売です。
コンテンツは、以前買ってくださった方に、
使い心地をうかがいましたよ。

伊藤まさこ

2024-02-16-FRI