かさねる

折り紙をひとまわりずつ小さく切って、
箱を折る。
端と端をきちんと合わせて、
根気よく。

10個くらい作ると最後にできるのは、
人差し指にちょこんと乗るくらいの、
小さな箱。

小さな箱から大きな箱へ、
順々に重ねていくと、
入れ子の箱のできあがり。

小さかった私が作ったのは、
たしか色とりどりの虹色の箱。
今作るとしたらきっと白一色とかなのかな。

マトリョーシカに、
ネストテーブル、それから応量器。
どうやら入れ子になっているものが昔から好きみたい。

今週のweeksdaysは、
イイホシ ユミコさんが手掛ける
テーブルウェアブランド
「yumiko iihoshi porcelain」と作った器をご紹介。
コンテンツは、
weeksdays初登場のイイホシさんとお話をしました。

「日常使いのものこそ、
美しいものを」

イイホシさんが作る器がすっと私に馴染んだのは、
こんな共通する思いがあるからなのです。

伊藤まさこ

2024-03-01-FRI