REPORT

fog linen workのバスマット、
あのひとの使いかた
02 関根由美子さん

2019年に発売したfog linen workのバスマットが
あたらしくなって再登場します。
今回は、脱色、染色をしていないフラックス(亜麻)を
粗く撚った太めの糸で織った、
リネンの素朴な素材感のある「厚地」と、
オフホワイトの糸を混ぜて生地にしたことで
生地が洗練された印象になった「薄地」の2種類。
あのひとなら、どう使うだろう? と、
ふたりのかたの家にお邪魔してのレポートをお届けします。

(取材・文=伊藤まさこ)

関根由美子さんのプロフィール

せきね・ゆみこ
ふだん使いをテーマに、リトアニア産の麻素材で。
シンプルなデザインのキッチンリネンやベッドリネン、
ウエアなど、日々の暮らしに寄り添う布製品と
雑貨を展開する、下北沢「fog linen work」のオーナー。
すべてのアイテムがオリジナル、
関根さんはそのデザインと企画を行なっている。
また、南インドの人たちの日常着「ルンギ」の生地を使って
いろいろな商品を作るべく、あたらしいブランド
「miiThaaii」(ミーターイー)を立ち上げ、
自らが現地への仕入れに赴いている。
下北沢のショップでは
fog linen workとmiiThaaiiのオリジナル製品のほか、
インドのワイヤーバスケットや雑貨類、
世界各国のアクセサリーやインテリア雑貨を販売。

「weeksdays」ではいろいろなコンテンツ
登場いただいています。

■fog linen workのwebsite
■miiThaaiiのwebsite
■fog linen workのInstagram
■miiThaaiiのInstagram


fogの関根さん宅には、
家族が使うバスルームと、
ゲストが使うシャワールームがあります。

ここは1階、ゲストのためのシャワールーム。

広々したベッドルームに、
コンパクトなシャワー、トイレがついたこちら、
余計なものは一切なしの潔い空間。

壁はコンクリート、床は黒のタイル。
硬質なものの組み合わせに、
fogのリネンがよく合います。
なんとシャワーカーテンもリネンなんですよ。

バスマットは一枚ひらりと敷いたり、
またはふたつに折って使ったり。

「すぐに乾くし、毛足がないから雑菌も溜まりにくい。
じゃぶじゃぶ洗って乾かして」

バスマットを使うときに気になるのが、
使った後のべちょべちょ感。
「すぐに乾く」ってすごく大切。

こちらは2階のバスルーム。
折り畳まずに、一枚さらりと敷きます。

ここでもやっぱりリネンが大活躍。

「伊藤さんのリクエストで、
この大判のバスマットを作りましたが、
じつは我が家では別の用途でも使ってるんです」
と関根さん。

「リネンのプロ」の、
別の用途ってなんだろう?
‥‥とキッチンを覗くと、
あ!? ここにも。

あれ、ここにも?

「ふだん、リネンのテーブルクロスを敷いていますが、
ちょっと面倒な時は、
こんな風にテーブルランナーにしてもいいかなと思って」

なるほど。

「大判なので、洗いかごの代わりにしてもいいし、
お皿だって拭ける。
バスマットとして使うのはもちろんですが、
『一枚の布』と思うと、いろいろな使い方ができますよ」

これから夏に向けて、
さらに出番の多くなるリネン。
バスルーム用とキッチン用、
この発売を機に何枚か揃えたくなりました。

使い続けてくたくたになったバスマットは、
関根家と外を行ったり来たりの、
自由な猫・トラちゃんの敷物になるとか。
トラちゃん、バスマットがよくお似合いですね!

2024-04-02-TUE