REPORT

weeksdaysのハンドソープ、
あのひとに使ってもらいました
02 久野恭子さん

ヨーロッパアカマツを中心に、
レモンユーカリ、レモン、バジル。
4種の精油をブレンドした
「weeksdays」のオリジナルハンドソープ
発売を前に、3人のかたを訪ねて、
試していただきました。
香り、使い勝手、使いたい場所などなど、
みなさんの感想を、伊藤まさこさんがレポートします。

(取材・文=伊藤まさこ)

久野恭子さんのプロフィール

ひさの・きょうこ
2012年に吉祥寺にて花屋「hibi」をオープン。
(2023年9月に吉祥寺・大正通りから
昭和通りへと移転。)
“自分のための花”を、
“花を選ぶ時間”ごとたのしんでほしい、
という考えのもとに植物をセレクト、
販売を行なっている。
切り花、ブーケ、アレンジメント、ブライダル、
ディスプレイ、また季節のリースなどを扱っている。

■hibiのwebsite


吉祥寺の小さな通りに佇む花屋さん、hibi。

木の扉を開けると目に入るのが、
この大きな丸テーブル。
その上には花や枝がたくさん並びます。

「何屋かわからない、という方も多いんです。
展示かなにかしてるの? って」
と店主の久野さん。

たしかにお花屋さんって、
温度管理をするガラスのショーケースがあって、
バケツに入った花がずらりと並んで、
というイメージだけれど‥‥
そうか、こういうレイアウトもありなのですねぇ。

ここに店を構えて7ヶ月。
「前は同じ吉祥寺のビルの3階で営業していたのですが、
ある時、引田さんが『空いたよ!』って連絡をくださって」

当初、路面に店を出すことに少し躊躇した、
という久野さん。

「でも冬の、少し薄暗くなった夕暮れ時に、
この前を通ったらピンときたんです。
ここ、いいかも! って」

オープンは9月。
秋、冬、春を通り過ぎて、
今では、通りがかりのおじいちゃんが話しをしにきたり、
ご近所さんがふらりと立ち寄る、
そんな店になったのだそう。

丸テーブルの奥は作業台。
ここでアレンジを作ったり、
リースを作ったり。
すべて一人でこなすという久野さん。

花屋さんといえば、
手を使うことが多いですよね? と尋ねると、
「カットした茎から出た灰汁や汁が指紋の溝に入って、
汚れが落ちないこともあるんです」
そんな答えが返ってきました。

「それをできるだけ取りたいから、
何度も石鹸やハンドソープで手を洗うんです」

汚れが取れた分、油分まで持っていかれてしまうので
手はカサカサになり、
それをハンドクリームで補うということの繰り返しだとか。

「でも、weeksdaysのハンドソープは
洗った後とてもしっとりしているので、
早急にハンドクリームを塗らないと! 
とならないところがいい」

ふだん、
花や葉、枝ものなどの自然なかおりに接している久野さん。
だからweeksdaysのハンドソープ、
どんな印象だったかしらと、
感想を聞くまでちょっとドキドキ。

「落ち着いていて好きな香りでした!
香りが必要以上に残らないところもいいですね。
花屋仲間にプレゼントしたいです」
とうれしい感想をいただきました。

時々、訪れる街、吉祥寺。
パン屋さんやカフェ、
そしてhibi。
好きな場所が増えてうれしい限り。
次回は、ぜひアレンジメントをお願いしますね。

2024-05-07-TUE