小ひきだし、
あのひとの使いかた
01 四宮慎太郎さん・七絵さん
福岡・うきはの家具工房「杉工場」と
「weeksdays」がつくる小ひきだし。
両面から引きだせるという
昔ながらのデザインを現代に復刻、
国産天然木ナラ材とナラ突板を使い、
オイル仕上げをすることで、
洋の雰囲気にも、和の雰囲気にもなじむ、
この定番商品ができあがりました。
初回生産の2019年からずっと好評をいただいてきた
杉工場の小ひきだしですが、
このたび、幅を1.5倍にした「ひろびろ」が誕生。
そこで、伊藤まさこさんが
「このひとに使ってみてほしい」
というふた組のかたのところを訪ねました。
(取材・文・写真=伊藤まさこ)
四宮慎太郎さん・七絵さんの
プロフィール
しのみや・しんたろう/しのみや・ななえ
長野県御代田町に居を構える。
2024年春、インテリアと暮らしをeditするユニット
LOSKAをスタート。
カーテンやブラインドといった窓周りから
家具、カーペットまで
住まいのインテリアをトータル提案するほか、
印刷物デザイン、インテリアスタイリングなど
インテリアや暮らしに纏わるさまざまな仕事を手がける。
七絵さんは以前「weeksdays」のコンテンツ
「saquiのサマーテーパードパンツ、
3人の方に着てもらいました。」に登場。
今年の春、
東京から長野の御代田に仕事場とお住まいを移した
慎太郎さんと七絵さん。
木工家が作ったというこの家に、
一目惚れしてしまったんですって。
じっさい住んでみていかがですか? と尋ねると、
「もうもとの暮らしには戻れそうにありません」
ととても満足されているご様子。
だって、ほら窓から見える景色がこれですもの、
その言葉に納得です。
カーテンやブラインドの窓周りを中心に、
インテリア全般を提案するおふたり。
ここ、御代田での暮らしを通して、
きっとお仕事にもいい変化が訪れるんだろうなぁ‥‥。
そんなおふたりにぜひ、
小ひきだしの新商品を使ってみて欲しい。
そう思ってたずねると‥‥
なんと、スタンダードなタイプを
すでに使ってくださっていました。
「ちょうどいいひきだしってなかなかないなぁ‥‥
と思っていた時に見つけたのがこの小ひきだしでした」
と七絵さん。
商品ページやコンテンツをじっくり読んで、
購入を決めてくださったそう。
ありがたいことです。
「ここには、領収証や医療関係の
無くしてはいけない紙類を入れています。
雑多なものもひとまずここに入れれば片づいて見える。
とても助かっているんです」
じつは小ひきだしの下の棚には、
ポリプロピレン製の引き出しが入っているのだとか。
用途は同じですが、
出しておいて眺めがいい、
weeksdaysの小ひきだしが
とても気に入っているのだとか。
「ひろびろ」タイプの小ひきだしは、
リビングと同じ階の和室に。
七絵さんの仕事道具を入れて、
必要な引き出しを持ってリビングに移動。
「ノートパソコンがぴったり。
深さもちょうどいいですね」
たしかに、これより深くなると、
いろいろ入れたくなって、結果、重くなり、
持ち運ぶのが大変になってしまうかも。
「トレーのように使えるのもいいですね」
というのは、
この小ひきだしを使っている方々の共通の感想。
「木が好き」というおふたり。
オーク素材が、
大きな木のテーブルともぴったりです。
浅間山を見ながらお仕事を。
おじゃましたのは初夏の午後。
秋も、それから冬も。
また違う景色が見られるんだろうなぁ。