REPORT

小ひきだし、わたしの使いかた
伊藤まさこ

福岡・うきはの家具工房「杉工場」と
「weeksdays」がつくる小ひきだし
両面から引きだせるという
昔ながらのデザインを現代に復刻、
国産天然木ナラ材とナラ突板を使い、
オイル仕上げをすることで、
洋の雰囲気にも、和の雰囲気にもなじむ、
この定番商品ができあがりました。
初回生産の2019年からずっと好評をいただいてきた
杉工場の小ひきだしですが、
このたび、幅を1.5倍にした「ひろびろ」が誕生。
伊藤まさこさんがふた組のかたがたを訪ねての
試用レポートにつづき、今回は伊藤さん自身の使い方を
お届けします。

つい先日、
思い立って小ひきだしの中をすべて出して、
整理しました。
我が家には、小ひきだしがふたつありまして、
ひとつは文房具系、
もうひとつは豆皿を入れているのですが、
中のものをすべて出すと、
え? こんなに入っているんだ‥‥
と、思わず呟いてしまうほどの量でした。

この小ひきだしのうれしいところは、
収納力がありつつも、
見た目に「美しい」というところ。
それってなんだかすごいことなのでは? と思うのです。

今回、実現したのは、
横幅が1.5倍になった「ひろびろタイプ」。

なんとこのひろびろ、
わたしのノートパソコンがちょうどおさまるのです。
収納力も増えたため、
文房具関係とパソコン、ちょっとした資料も入る。

これ一台あれば、
私の仕事道具はほぼすべて収まります。

うれしくなって、
いろいろなものを入れてみました。
まずはメイク道具。

ビューティに関しては、
スキンケア重視の私。
なのでメイクアップの道具はこの引き出しひとつで十分。
広くなった分、
ハンドクリームや老眼鏡もまとめて入れることができ、
さらにすっきりです。

裁縫道具も過不足なく収納。

お箸やカトラリー、レンゲを入れて。
横にすれば、長めのサーバーも入ります。

お茶とお茶関係の道具もぴったり。

カップ&ソーサーや、
お菓子を入れて、
そのままテーブルへ、なんて
トレーのようにも使えるのです。

この「ひろびろ」小ひきだし、
ちょっと足りないなとか、
もう少し大きかったらいいのにな、
なんてことがない、
わたしの暮らしにちょうどいいサイズ感。

ジュエリー、薬、ネクタイ、領収証、文房具、小銭、
それからあとは‥‥。

ちょっとした身の回りのものを、
使いやすく、そして美しく見せてくれる、
魔法のような引き出しなのです。

2024-08-14-WED