2025年版の「weeksdays」の日めくりカレンダーの
販売ページには、
モデルのKanocoさんに登場いただきました。
「ほぼ日」のアパレルブランド
「Cacco」でもおなじみのKanocoさん、
じつは「weeksdays」の日めくりカレンダーを
愛用してくださっているんです。
撮影中、そして撮影後の時間、
あたらしい日めくりカレンダーを前にした、
伊藤まさこさんとのおしゃべりのようすをお届けします。
ご自身でも写真を撮るKanocoさんと
伊藤さんのちがいの話も、
なかなか、興味深いんですよ。
Kanocoさんのプロフィール
Kanoco
モデル。兵庫県生まれ。
『リンネル』『ONKUL』『NAVYS』
などのファッション誌を中⼼に
広告やMVでも幅広く活躍中。
ライフスタイル誌『OZmagazine』の
カバーガールを務める。
著書に『カノコノコト』(宝島社)
『かの・この・はなし』(双葉社)がある。
「ほぼ日」でアパレルブランド「Cacco」を展開中。
男子二人の母。
01日めくりカレンダーのつくりかた
- 伊藤
- Kanocoさんが「weeksdays」の
日めくりカレンダーを使ってくださっていると知り、
とっても嬉しくて。
今日は、モデルもやっていただいて、
そのうえ、対談まで、
ほんとうにありがとうございます。
- Kanoco
- こちらこそありがとうございます。
そうなんです、この日めくりカレンダー、
季節感があって、毎日楽しくて。
- 伊藤
- 嬉しいです。季節感があるのは、
なるべく撮った日に近い並びにしているからかな。
- Kanoco
- 伊藤さんはふだんから、たくさん
写真を撮ってらっしゃるんですよね。
こんなふうに365枚も選べるって、すごいです。
- 伊藤
- 1年目は、過去5年分の写真から選んだんです。
でも2年目、ストックがないぞ、どうしよう? って。
コロナ中で旅もしていなかったので
ちょっと苦労しました。
2025年版が3年目で、
この1年は旅にも出かけられたので、
選ぶのも楽しい作業でしたよ。
ぜひ、できたばかりの2025年版、見てください。
- Kanoco
- じゃあ‥‥まず、自分の誕生日のところを。
- 伊藤
- あ、やっぱり?
- Kanoco
- 2月の6日は、っと。
- 伊藤
- あら、わたし、2月9日です。
- Kanoco
- 近いですね! 嬉しいです。
2025年版の2月6日は‥‥、
わぁ、好きです。
めっちゃかわいい。
- 伊藤
- よかったあ。
これはヨーロッパのおみやげのクッキーです。
- Kanoco
- 嬉しいな。
- 伊藤
- 誕生日って特別ですものね。
だから一日もおざなりにできない。
- Kanoco
- そう。どの日も、絶対、誰かの誕生日ですものね。
並び方の工夫は、季節感のほかにも?
- 伊藤
- そうですね、今回は旅の写真もあるので、
同じ旅先や国の写真が続かないようにしています。
- Kanoco
- へえー、すごい。
- 伊藤
- それから、ものを撮るとき、
撮影の角度が斜めのこともあれば、
真上からの場合もあるので、
同じ角度の写真が続かないようにしたり。
- Kanoco
- それを考えるのってたいへんですよね。
具体的にはどうやって進めているんですか。
- 伊藤
- まず候補の写真を多めに選んで、
日めくりカレンダーのサイズでプリントアウトします。
それを大きな紙に、月間カレンダーのように、
1か月単位で貼っていくんです。
そこで並び順を考えて。
- Kanoco
- それは大変ですね!
- 伊藤
- 「食べ物が続かないように」
「景色ばかりが続かないように」
「硬いものが続かないように」なんてことも
考えながら並べていますよ。
- Kanoco
- 硬さ‥‥まで?!
- 伊藤
- そうなんです。
生ものが続かないようにとか、
同じような色が並ばないようにとかも。
- Kanoco
- なるほど、そういうことって、
理詰めというよりはきっと
伊藤さんの「感覚」ですね。
- 伊藤
- そうなんだと思います。
でも月間カレンダーに貼って並べる作業って、
ちょっと集中し過ぎちゃうんですよ。
だからちょっと時間を置いて見直したり。
- Kanoco
- そういうつくり方なんですね。
きっとその作業、楽しいと思います。
- 伊藤
- そう、つくるのも楽しいんです。
同じ素材でも並べるのがKanocoさんだったら
また違うカレンダーができると思いますよ。
たとえばこの中からだったら、
どういう写真がお好きですか。
美味しいもの?
- Kanoco
- 美味しいもの、大好きです。
たとえばこんな、お正月のなます。
東京のお正月、っていう感じがします。
- 伊藤
- これは、姉が、葉っぱつきの柚子を送ってくれたとき
思いついて撮ったものなんです。
- Kanoco
- あとは‥‥、私、丸いものが好きなので、
たとえば、こんな、雨粒の写真とか。
- 伊藤
- 雨粒。わたしも大好きです。
タクシーの中から撮ったんです。
- Kanoco
- わかります。
タクシーの中って、
いい雨粒、撮れますよね。
それから卵が並んだ写真。
- 伊藤
- 台湾の露店で、
卵が道端にわーって並んでいた様子ですね。
- Kanoco
- そうなんですね。
それから、大好きなソフトクリーム。
- 伊藤
- すごく美味しいんですよ、これ。
ヴィソンっていう三重の商業施設の中に、
白いものだけを置いてるギャラリーがあって、
そこのちょっとした小窓から買えるんです。
- Kanoco
- アイス好きにはたまらないです!
こういった写真を撮るのに、
伊藤さんはカメラをお使いですか。
それともスマートフォンで?
- 伊藤
- スマートフォンの前はカメラを持ってました。
でも、写真を撮るのはすごく好きなんですが、
そんなにたくさんは撮らなかったんですよ。
「カメラって、ちょっと面倒だなぁ」
なんて思ってもいたんです。
でも時間があるときはプリントしたものを
ちゃんとアルバムに貼ってました。
iPhoneを使い始めたのが十何年か前で、
これで写真が撮れるのであれば、
「これでいいんだ!」って思ったんです。
出かけるとき、電話って自分とセットでしょう?
だからちょっとしたかわいいものとかを、
まめに撮るようになったんですよ。
思えば、それがいい形になったのが
この日めくりカレンダーなのかもしれません。
Kanocoさんも写真を撮りますよね。
- Kanoco
- はい。写真、大好きです。
ずっとフィルムカメラで撮ってきたんですけれど、
長男が生まれてからもうぜーんぜん撮れなくて!
いまはスマートフォンで撮ることが多いです。
- 伊藤
- そっかそっか。
いまお子さんがふたり?
信じられないです。
- Kanoco
- ふふふ、大騒ぎしながら育児してますよ。
大きな声で「早く何々しなさい!」ばっかり。
(つづきます)
2024-09-02-MON