REPORT

MOJITOのキャップをあのひとに
03 小森聖子さん

MOJITOといっしょにつくった、
weeksdaysのキャップ。
ストリートっぽくなりすぎないよう、
大人のかっこよさのあるキャップを、と、
細部まで徹底的に話し合って、
幾度もの試作を経て完成したのは
2023年の初夏のことでした。
あれから1年半、同じ形で素材をかえ、
コーデュロイとスウェード、
秋冬にむけての2つのキャップをつくりました。

この、できあがったばかりの帽子を持って、
「あのひとなら、
どんなふうに被ってくださるだろう?」と、
「weeksdays」編集部が出かけました。

小森聖子さんのプロフィール

こもり・しょうこ
会社員
高校時代に渡米し、
大学時代からニューヨークで生活。
映像業界で働いたのち帰国。
日本でも様々な経歴を重ね
今も自身の可能性を開拓中。
映画と犬がすき。
身長175cm。


すっとした長身に、
ベリーショートがすごく似合っていて、
なによりもきれいな笑顔が
とても印象的な小森さん。

待ち合わせ場所に現れた彼女を見た瞬間、
「花が咲いたようなひとだな」と思いました。

まだ暑い夏の日、
撮影のために
たくさんの秋冬のお洋服を抱えて
やって来てくれました。

「このネイビーは、
すごく合わせやすい色合いですね」という
コーデュロイのキャップには、
白いTシャツにブラウンのジャンパーを羽織って。
「襟元のコーデュロイがぶつかってしまうかも?」
と心配されていましたが、
色の違うコーデュロイがリンクして、
スタイリング全体のつなぎ役のよう! 

そして袖口のチェック柄が
秋を感じさせる
ポイントになっています。

キャップの着用歴は2~3年とのことですが
ずっと昔からかぶっているかのように
自然なコーディネートです。

歳を重ねた今、
キャップは素材や色、
つばの長さのバランスを見て
幼く見えすぎないものを選んでいるそう。

「このキャップは素材に品があって、
カジュアルなTシャツスタイルでも
大人っぽくしてくれますね」という通り
今日のTシャツスタイルも
いい具合に落ち着いた雰囲気になっています。

「スカートは一枚も持ってないんです」という小森さんに
きっとスカート姿もすてきそうだなと思いつつ、
今日のコーディネートを見ていると
これ以上ないくらいに
パンツスタイルがほんとうによく似合っている。

そして、グレーのスウェードキャップには
同じグレーの軽やかな
ノーカラーコートを合わせてくれました。
「もともとグレー✕ピンクという色合わせがすきで
このキャップを見た時に
すぐこの靴を合わせようと思いました」

たしかに淡いピンクと明るめのグレーが
抜群の相性です。

同系色のスタイリングの足元に
差し色をもってくるのは
すぐにでも真似したくなるポイント。

「経年変化が楽しめる
スウェード素材がすきなんです。
このキャップも使い込んでいくと
味わいが増しそうですね。」

そういう小森さんは、
きっと毎日のできごとや変化に
自然と気づいて
たのしんでいるんじゃないかなと思いました。

2024-10-09-WED