REPORT

あのひととコンバース 2024 
[2]人間横丁 
内田紅多さん/山田蒼士朗さん

「weeksdays」がコンバースといっしょに
オリジナルのスニーカー
「weeksdays ALL STAR」をつくったのは
2020年の「ネイビー」がはじまりでした。
つづいて2022年には「グレー」、
そして2024年の今年は、
「ALL STAR (R)」モデルをベースに
アッパーをキャンバスから
モコモコのボアにかえて登場します。
かわいさとかっこよさが同居するこのスニーカーを、
6組8人の方に試着していただきました。
料理家、ヘアメイクアップアーティスト、スタイリスト、
ファッションデザイナー、シェフ、コメディアン、
そうそうたるみなさんの感想そしてコーディネート、
「ファースト・コンバース」のお話もあわせて
おたのしみください。
取材・文=伊藤まさこ 写真=weeksdays(南萌)

人間横丁さんのプロフィール

にんげんよこちょう
プロダクション人力舎所属のお笑いコンビ。
スクールJCA29期出身。
■X
■YouTube

内田紅多さん

うちだ・べえた
1997年、東京都生まれ。芸人。
東京造形大学造形学部デザイン学科
メディアデザイン専攻領域卒業。
人間横丁ではボケ、ネタ作り担当。
趣味はゲーム(任天堂が特に好き)、
漫画、弾き語り、展示に行くこと、
ロリータファッションを見ること。
特技はイラスト、ソフトクリームを綺麗に絞ること、
動画編集。
■Instagram

山田蒼士朗さん

やまだ・そうしろう
1999年、東京都生まれ。芸人。
人間横丁ではツッコミ担当。
趣味は写真、公園に行くこと。
特技は利き水、自転車でどこまでも行けること、
じゃんけんが強いこと。
■Instagram
■note


去年「ほぼ演芸場」のライブ会場で、
お会いした人間横丁のおふたり。

それまでテレビやライブの配信などで、
観ていたけれど、
「どちらもツッコミじゃない」感じがすごく好き。
ほのぼの感があって、もちろんおもしろくて。

ああいいなぁ、
このおふたり好きだなぁと思っていたのでした。

その時、
「weeksdaysのコンバース、
めっちゃかわいかったです!」
と言っていただいてびっくり。

なんと、
「MOTHER」好きな紅多さんが、
「生活のたのしみ展」に山田さんを誘い、
ふたりでぶらぶら歩いている時に見つけたのが、
weeksdaysのコンバースブース。

「私たち、ネイビーのコンバースに一目惚れしたんです」
と、これまたうれしいお言葉。

「一目惚れだったんですが、
ふたりで組んで一年目で、めっちゃお金無くて。
欲しい。でも買えない。
あ~ん、悲しい‥‥」って思っていたんです。

それでもずっと忘れられなかったそう。

「こんなすてきな靴があったんだ!」って思ったんです。
と紅多さん。

買わなくて後悔していると聞いて、
そこまで言っていただけるなんて‥‥
作ってよかった! 
そう思ったのでした。

紅多さんの
コンバースデビューは中学生の時。

「ハイカットの、黒白のチェッカー柄でした。
学校が私服だったので、ほぼ毎日それを履いて」

紅多さんにとって、
コンバースの魅力ってなんですか?と尋ねると、

「私、スポーツが苦手なんです。
だから、スポーティーな服をあまり着ないのですが、
コンバースはいつもの服にも合わせやすい。
ハイテクなスニーカーも、
かっこいいとは思うけれど、
やっぱりコンバース!」

見た目の安心感がいいんですって。

今日は黄色のコーデュロイのパンツに、
きれいな水色のTシャツ。
その上からウィンドブレーカーをさっと羽織って。

服は、下北沢や高円寺の古着屋さんで。
ライブの帰りにぶらっと寄ってえらぶことが多いのだとか。

「ローカットは靴下えらびもたのしいです」

たしかに!

「ルーズソックスもいいなと思って。
ロンTとショートパンツを合わたりして」と紅多さん。
それ、ぜったいにお似合いです。

今日、コーディネートの打ち合わせは、
しなかったというおふたり。

「内田さんは
かわいい派手目の色を着てくるだろうな、
と思って僕は抑え目にしました。
と言っても、服は平日くらいしか持っていないんです」
と山田さん。

ん? 平日? 
と聞き返すと、
「だいたい5パターンくらいを洗っては着て、
という感じなんです」

打ち合わせをしなかったのは、
だいたい山田さんがどんな服を着てくるか、
想像がついたからなのだとか。

山田さんのコンバースデビューは22歳頃。
ハイカットで色は青。
今も現役で履いているそう。

「おしゃれに目覚めたのが最近なんです。
内田さんに『こんな服が似合うよ』なんて言ってもらって、
一緒に買い物に行ったり」

weeksdaysのボアのコンバース、どうでしょう?

「すごくかわいいです!
最初に履いたとき、違和感なくすぐに馴染みました」
と山田さん。

「かわいいーっ!ってなるけれど、
落ち着いたイメージ。
『かわいい』の方向がラブリーじゃなくて、大人っぽいかわいさ」と紅多さん。

そうなんです。
私たちが目指したのは、もこもこしていてかわいいけれど、
大人に似合うコンバース。
伝わってうれしいなぁ。

撮影の日、
カメラ持参でやってきた紅多さん。
青空の下、
すっごく楽しそうにお互いをパシャリと
撮り合っていました。

仕事仲間だけれど、
親友のようでもあり、
ちょっといとこっぽい近さもある。

見ているこちらまで、
にっこりしちゃうおふたりなのでした。

2024-10-27-SUN