あのひととコンバース 2024
[5]向後志勇さん/向後比歌里さん
「weeksdays」がコンバースといっしょに
オリジナルのスニーカー
「weeksdays ALL STAR」をつくったのは
2020年の「ネイビー」がはじまりでした。
つづいて2022年には「グレー」、
そして2024年の今年は、
「ALL STAR (R)」モデルをベースに
アッパーをキャンバスから
モコモコのボアにかえて登場します。
かわいさとかっこよさが同居するこのスニーカーを、
6組8人の方に試着していただきました。
料理家、ヘアメイクアップアーティスト、スタイリスト、
ファッションデザイナー、シェフ、コメディアン、
そうそうたるみなさんの感想そしてコーディネート、
「ファースト・コンバース」のお話もあわせて
おたのしみください。
取材・文=伊藤まさこ 写真=weeksdays(諏訪まり沙)
向後志勇さん/向後比歌里さんの
プロフィール
こうご・しゆう
宮城県出身。
ヘアメイクの仕事をしながら美容師としても活動中。
ヘアメイクのスクールSABFA卒業後、
草場妙子さんのアシスタントを経て2023年に卒業。
美容師は数店舗を経てフリーランスとして勤務。
音楽とおいしいものが好き。
最近はラジオをかけつつ
毎日のルーティンで必ずコーヒーを淹れている。
■instagram
こうご・ひかり
静岡県出身、美容師。
原宿の有名サロン勤務7年を経て、
現在は原宿を拠点にフリーランス美容師へ。
11月からママさん美容師に。
美容と仕事、都市伝説が好き。
■instagram
見ているこちらまで、
なんだかにっこりしてしまう、
志勇さんと比歌里さん。
今日はおふたり一緒の撮影ということで、
ボアのコンバースに似合いつつ、
並んでしっくりくるような
コーディネートにしてくれたそう。
グリーンの中にグレーがよく映えてる。
比歌里さんの初コンバースは小学生の時。
「家族4人おそろいで、
白のハイカットを履いていました。
私が、父と母、弟のコンバースに、
ピンクや黄色のカラフルな花を描いて。
そうそう、紐も好みのものに変えていたんですよ」
ご本人いわく、
「クセ強め」の家族。
ご両親ともども美容師さんで、
「とにかく派手」だったのだそう。
その血を受け継いでいるのか(?)、
比歌里さんも、オレンジとか赤とか。
えらぶコンバースは、カラフルな色が多かったとか。
「でもブラックやホワイトも好きなんです。
学生の頃は、チャックテイラーをよく履いていました」
足の指がとても長いという、比歌里さん。
サンダルだとはみ出してしまうほどだから、
スニーカーえらびもなかなか大変。
「でもコンバースは大丈夫」
なんですって。
よく履く理由はそんなところにもあるのでした。
今日は古着屋で見つけたコンビネゾンの上に、
同系色のジャケットをさっと羽織って。
「仕事柄、スニーカーは必須。
コンバースは雨の日にもふつうに履いちゃいます」
志勇さんの初コンバースは、
高校1年生の時。
「ハイカットのワインレッドを買ってもらいました」
初コンバースがワインレッド!
それはなかなかに冒険です。
「学生時代は部活に明け暮れていたから、
ファッションを気にすることができなかったんです。
でも少しずつ洒落っ気が出てきて‥‥」
そこでえらんだのが、
ワインレッドのコンバースだったのだとか。
ふたりに共通するのは、
「ハイカット」
そして、
「足首の部分に一周紐を巻く」
なんですって。
weeksdaysの
ボアのコンバースを履いた感想をうかがうと‥‥。
「中がすごくやわらかくて、履いていて楽です」
「履いた瞬間、しっくりきました」
「思っていたより軽い!」
「カジュアルな服にも、
ちょっと個性的な服にも両方いけそう」
個性的な服を着るのは、
比歌里さん。
これから、冬にかけてカラフルなニットや、
ワンピースとコーディネートしたいんですって。
志勇さんも、
「僕もボリューム感あるニットを
合わせたいと思っています。
全身黒で足元だけグレーのボアとか、
そんなのもいいですね」
「彼の持っている服は、基本ベーシックだから
私が見ると、どこが違うのか分からないんです。
カラフルなものも着ないし」と比歌里さんが言えば、
「時々、冒険するけれどしっくりこなくて。
だから同じフォルムでいいかな、と思っています」
と志勇さん。
新しさより、自分が落ち着ける服が着たいんですって。
ファッションに関して、
相違するふたりだけれど
(でもふたり並ぶとバランスがいい)、
そのどちらにも似合うのが
コンバースのいいところなのです。
この11月に出産予定の比歌里さん。
今はずいぶんお腹も大きくなっているんだろうな。
今度会うときは4人で!