杉工場のベッドフレーム
わたしの使い方
01 伊藤まさこ
今回の杉工場のベッドフレームは、
伊藤さんがぜひにと提案をして、
実現にいたったもの。
そもそものお話や、
できあがるまでのいろいろなこと、
そして使ってみての感想をお届けします。
文・写真=伊藤まさこ
商品写真=有賀傑
家で使っているベッドフレームは、
ヘッドなしのもの。
何年か前に杉工場の杉さんに、
「ヘッドなしで、
自動掃除機がぎりぎり通れるくらいを目安に、
高さはなるべく低く、
できるかぎりシンプルなものを」
とお願いして作っていただきました。
「なるべく低く」の理由は、
低い方が部屋が広く感じるから。
今回、販売するベッドフレームは、
その時のものがベースになっています。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2025/01/MG_1601.jpg)
とはいえ、販売にたどり着くために、
いろんな「ああでもない、こうでもない」があったんです。
一番は配送のこと。
もともと私のベッドフレームは、
組み立て式ではなかったのですが、
それだともしかしたら、
マンションのエレベーターや、
住宅の玄関に「入らない」なんてこともあるのかも。
そこで、考え出されたのが、
組み立て式。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2025/01/MG_1618.jpg)
山荘用にと2台お願いしましたが、
届いた姿はかなりコンパクトになったなぁという印象。
ひとりでの組み合てもなんとかこなせました。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2025/01/1.jpg)
山荘のベッドルームは
ちょっと変わった配置になっています。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2025/01/MG_7009-1.jpg)
横から見るとこんな感じ。
背中合わせにすることで、
同じ部屋でもちょっとだけ
パーソナルなスペースに(姿が見えない)なるんです。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2025/01/MG_7021-1.jpg)
ヘッドがない分、本を読む時はこの壁が背もたれに。
クッションをいくつか並べて過ごします。
ベッドルームを作る時に、
一番考えたのは、
「何もない白い空間」がいいということ。
ここに、ヘッドがあるとないのとでは
印象がずいぶん違うと思いませんか?
ベッドカバーをかければ、
木の脚もちらりとしか見えない。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2025/01/MG_7025.jpg)
でもその「ちらり」と見える部分がとても重要。
この脚、
すっとしているけれど、
角ばっておらず、
手でさわるとやさしいんです。
あんまり見えないけれど、
美しくデザインされた木のベッドフレームが、
私の体をささえてくれるという安心感。
まさに縁の下の力持ち、という感じではありませんか。
(ちなみにベッドマットは、
マニフレックスのこちらを使っています。
ご参考までに)
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2025/01/MG_1608.jpg)
ベッド脇には、スツールやライトを置いて、
ベッドまわりのスタイリングを楽しめるのも、
シンプルだからこそ。
こういうベッドフレーム、
ありそうでじつはなかなかないんです。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2025/01/MG_1731.jpg)