COLUMN

これからも

中川正子

zattuのバッグを長く使っている
ふたりの女性にコラムをお願いしました。
ひとりめは、写真家の中川正子さん。
2023年に「weeksdays」にご登場いただいたさい、
持ってきていたのがまさしくzattuだったんですよ。
長く使い、ともに旅をしてきた
「だいじな相棒」だというこのバッグについて、
文章と写真を、おたのしみくださいね。

なかがわ・まさこ

写真家。1973年横浜生まれ。
大学在学中にカルフォルニアに留学、
写真の面白さと出会い、帰国後に写真の道へ。
自然な表情をとらえたポートレート、
光る日々のスライス、
美しいランドスケープを得意とする。
写真展を定期的に行い、
雑誌、広告 、書籍など多ジャンルで活躍。
2011年3月より岡山に拠点に移す。
近著に直木賞作家・桜木紫乃との共著『彼女たち』
135年の伝統を持つ倉敷帆布の日常を収めた
『An Ordinary Day』がある。
ほかの著作に写真集『新世界』『IMMIGRANTS』
『ダレオド』など多数。
文章執筆も手がけ、2024年、
初のエッセイ集『みずのした』を発表。
最新作は写真集『TOKINOHA』

「weeksdays」では、
エッセイ「山の正装」
対談「写真家の中川正子さんがいま考えていること 
そしてこれからのこと」
に登場。

■website
■Instagram

友人が持っていて
気になったことがきっかけで出会ったzattu。
今ではわたしの日々に欠かせないバディです。

スエードのような見た目が大人っぽいけれども、
リアルスエードではなく、
マイクロファイバースエード使用。
だからお手入れがしやすい。
日々移動が多く、汚れを気にしている場合ではない
あわただしいわたしにぴったりです。
仕事、プライベート問わず愛用しています。
軽いという点も助かります。

もともとメンズっぽいテイストがすきです。
そして、トートバッグが好みで
学生の頃からキャンバス地のものを
大小さまざま使ってきました。
ですので、zattuの中でも迷わずMAC TO-TOをチョイス。

年齢を重ねるうちに、様々なシーンが出てきました。
すこしシックな装いにしたい時などは
カジュアルすぎると感じることも。
そんなときもこの子たちは涼しい顔をして
寄り添ってくれます。
Tシャツにデニムのようなカジュアルな日にも、
ちょっとドレッシーにかっこつけたい日にも合う。
たいへん助かります。

何より大容量。
数泊の旅が多いわたしの旅にも欠かせません。
パソコン、本を何冊か、着替え、
ポーチなど細々としたものたち。
カメラ一台の日は、それも。
ぜんぶ思うがままにどさっと入れます。
フラップがあるのでごちゃっとしていてもだいじょうぶ。
全部受け止めてくれるタフな相棒です。
調子に乗って後先考えずいれると重くなりすぎちゃうので、
そこだけ注意しないといけませんね。

グレーのほうはもう数年使っています。
使い倒してくったりした様もすきです。
先日うっかり中でお茶をこぼしてしまって(大ショック!)
一念発起し、しっかり洗ってみました。
知らず知らずのうちに
オリジナルと色がずいぶん違っていたことにびっくり。
想像よりだいぶ育っていました。
この杢のような質感により
汚れが目立っていなかったみたいです。
ぜんぜん気づいていなかった。
今後しっかりメンテナンスしていかないとなぁ
という気持ちになりました。
だいじな相棒なのにごめん。タフさに甘えていたね!

コーディネートしやすいようにモノトーンを選んでいます。
たとえば、全身が黒の時はグレーを。
ワントーンのコーディネイトもすきなので、
グレーやグレージュでまとめてみることもあります。
シルバーのアクセサリーとリンクするのもいいかな、
とやってみたりも。
昨年手に入れたブラックは少しネイビーがかっているので、
ネイビーのグラデーションもいいなぁって計画しています。
今年の春は、ひさしぶりにネイビー気分なのです。

わたしは身長が高めなこともあり、
大きいバックを合わせると
バランスがよいような気がしています。
全身を眺めたときに、
ちょっと物足りないなってとき、
荷物は少なくても大きいバックをばさっと持ってみます。
そうするとちょっと様になる気がするのは
わたしだけでしょうか。

このバッグたちと一緒にさまざまな土地に旅しました。
「まだまだぜんぜん平気っす」
そんな顔をしているタフでクールなMAC TO-TOくん。
これからもどうぞよろしくね!

※こちらは、MAC TO-TOより大きなサイズで
ショルダー調節のついたBIG MACSです。

2025-03-03-MON