やさしい道具。
木工家の山口さんにお会いするといつも、
「作品はその人をあらわすものだなぁ」と思う。
ぽつりぽつりとひとつずつえらびながら、
出る言葉はいつもとても正直。
そしてなんだかまあるいのです。
毎日使う台所の道具は、
自分にやさしくいて欲しい。
口あたりのよい器をえらぶときのように、
道具は手のあたりがいいものがいい。
山口さんの作る木の道具は、
そんな気持ちにぴったりなのです。
今週のweeksdaysは、
山口和宏さんがひとつひとつ手を動かして作ってくれた、
木べらと3つのカッティングボードを紹介します。
カッティングボードは、
私のわがままをきいていただき、
ものすごくシンプルな形に。
明日のLOOKBOOKをどうぞおたのしみに。
伊藤まさこ
2019-03-22-FRI