chizuさんに着ていただきました③
fog linen workとつくった服を
「ぜひ着ていただきたい」と、
伊藤まさこさんがまっさきに思い浮かべたひとがいます。
それは、伊藤さんが「尊敬する大先輩」という
スタイリストのchizu(チズ)さん。
ご自身のスタイリングで、登場ねがいました。
年齢をかさねてこそのおしゃれの在り方は、さすが!
スタジオに同席した「ほぼ日」の
「weeksdays」チームのめんめんも、感嘆。
そのようす、伊藤さんのレポートで、
3回にわけておとどけします。
chizu(チズ)
1955年、九州生まれ。
文化服装学院服装科技術専攻科卒業後、
まだまだその職業が知られていない頃から、
プロフェッショナルのスタイリストとして
活動を始めました。
分野は、食まわり、インテリア、ジュエリー、コスメなど。
以来、雑誌、コマーシャルなど第一線で活躍しています。
また、現在では、店舗開発や、
商品開発にも携わっています。
著作に『私をぐっと素敵に見せる
大人のおしゃれのひとさじ』(PHP研究所)
があります。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2019/05/MG_0691.jpg)
白から生成りにかけてのグラデーションがうつくしい、
ローブのコーディネート。
「同系色でまとめるとラクよ」。
さらりとおっしゃいますが、
折りあげた袖からのぞく、白い長袖Tシャツの分量とか、
素材の組み合わせ方とか。
さりげない「抜け感」は、
そうそう真似できない。
「60年も着たり脱いだりしていると、
これにはこれかな? なんて、なんとなく分かるものなの」
ローブについているリボンは、
結ばずにたらして。
ずるっとだらしない感じにならないのは、
身長168センチのchizuさんだからこそ。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2019/05/MG_0715.jpg)
今回、とても意外だったのは、
「最近、リネンの服を着る時は、
きちんとアイロンをかけてる」
というchizuさんの言葉。
リネンのシワも味わいのひとつ、
と思っていた私には目からウロコでした。
「くたびれたよさみたいなものが似合う年頃もあるけれど、
私くらいの年齢になると、それが似合わなくなるの。
とにかく身ぎれいにしていないとね」
なるほど。
おしゃれの先輩の言葉には、
説得力があるのです。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2019/05/MG_0713.jpg)
(伊藤まさこ)