草場妙子さんに教わりました[3]
ペディキュアの塗り方、落とし方
知っているつもりになっていて、
でもじつはあんまり知らなかった
ペディキュアの塗り方と落とし方について、
ヘアメイクアップアーティストの
草場妙子さんにうかがいます。
(取材・文 伊藤まさこ)
[1]
ペディキュアが指にくっつかないように、
折りたたんだティッシュをひとつひとつ
指の間にはさんでいきます。
なるほど、専用のトゥーセパレーター
(隣の爪同士がぶつかるのを防ぐ道具)もあるけれど、
これなら衛生的です。
[2]
すべての指に挟んだら、
ペディキュアを塗っていきます。
(ネイルカラーの前に
ベースコートを塗ってから、
ペディキュアへと進んでください。
ベースコートは、
ペディキュアによる爪への色素沈着を防ぎ、
表面を滑らかにしてカラーを美しく見せてくれます。)
[3]
ペディキュアは、1本1本ていねいに。
「厚塗りするとよれてしまったり、
乾きにくくなるので、
薄く塗って重ねていくと
きれいな仕上がりになります。
2度塗りで仕上げる気持ちで、
1度目は薄く、
2度目で色ムラなどを整える気持ちで。
そうすると結果、乾きも早く綺麗に仕上がります。
また、爪の根元やサイドをほんの少し空けて塗ると、
カラーが隙間に流れ込んでしまうことを防ぎます。
そして、爪の先端部分まで
しっかり塗ると、長持ちしますよ。
すべての指でそうしたいところですが、
爪の厚みを考えて、
親指だけでも塗っておくことをおすすめします」
[4]
白いサンダルには「shiro/9F03」。
晴れた空のような水色がきれい。
速く乾かしたいときは、
ドライヤーの冷風を当ててもいいんですって。
[5]
ペディキュアがすっかり乾いたら、
トップコートを塗ります。
「ペディキュアを長く、そして美しく保ちます」
[6]
ペディキュアを塗るときは
慌てないこともポイントかも。
あせらず、ゆっくり、ゆっくりと。
次はペディキュアの落とし方です。
[1]
除光液を染み込ませたコットン
(爪のサイズに小さくカットした)を
爪の上に置いていきます。
[2]
少しの間(1分くらい)置いて爪に除光液をなじませます。
[3]
両手でするり。
「この時、爪を軽く揉むようにしてから、
コットンを手前に引き抜くときに
少し圧力をかけながらやると綺麗に取れます」
[4]
コットンをうごかすと、あらすっかりきれいに!
[5]
「除光液は刺激が強いので、ペディキュアを取り終えたら、
水を含ませたコットンで爪とその周辺を拭き取ります」
お風呂前にすると、この作業いらず、です。
「時々、ペディキュアを塗らず、
爪を休ませることも大切です」
と草場さん。
指が出ない靴を履くときなどは、
ペディキュアを落とし、ケアをしてあげましょう。
手間をかけたらかけた分、
足も爪もきれいになるはず。
がんばらねばね。