伊藤まさこさんが「会いたい!」とラブコール、
大久保佳代子さんにお越しいただきました。
対談のテーマは「女子」。
部屋着のこと、文章を書くこと、
心のありようのこと、トレーニングのこと、
男子のこと、好感度のこと、
テレビと容姿のこと、新しい家族の形のこと‥‥、
かなーり濃い内容で、おとどけします。
収録が夏の夕方でしたから、
せっかくなのでビールを用意。
伊藤さんのつくったおつまみも、
ちょこっと紹介します。
大久保佳代子さんのプロフィール
大久保佳代子
1971年5月12日、愛知県生まれ。
お笑いタレント、プロダクション人力舎所属。
小・中・高の同級生だった光浦靖子さんと
お笑いサークルでコンビ「オアシズ」を結成。
OLとお笑いの二足のわらじ時代に
『めちゃ2イケてるッ!』で注目をあび、
2010年からはお笑い専業に。
いま、テレビでは
「見かけない日がない」ほどの人気に。
著書に『不細工な友情』(光浦靖子さんと共著)、
『美女のたしなみ』などがある。
その1湯葉のようなショートパンツ。
- 大久保
- 伊藤さん、もしかしたら同年代ですか?
- 伊藤
- そうなんです。70年の2月です。
- 大久保
- わたしは71年の5月だから、
学年が2個違う。
- 伊藤
- わたしが高3のときに、大久保さんは‥‥。
- 大久保
- 高1ね。
- 伊藤
- そういうことをおじさんがよく言うけど、
もういいよねって、ちょっと思いませんか。
- 大久保
- いや、逆にね、年をとればとるほど、
そこ、ハッキリしたくもなりません(笑)?
- 伊藤
- そう? そっか。
- 大久保
- 1個、2個違うんだよってことを
ちゃんとクリアにしたいなって、
まだ、思ってるかも。
今日は、呼んでくださって
ありがとうございます。
- 伊藤
- 大久保さんのこと、
「ほぼ日」のみんなも大好きですよ。
多いっていうか、全員?
- 大久保
- ウソよ。
それは信用できないな(笑)。
- 伊藤
- 本当。嫌いな人がいない。
- 大久保
- まあ、「嫌いじゃない」はね。
たしかに、そこまで嫌われる要素って、
ないかもしれないですね。
でも、大好きっていうのは、
ちょっと信用できないな。
- 伊藤
- いや、私は、大好きですよ。
- 大久保
- いやいや!
- 伊藤
- 私がどうして大久保さんに
いらしてほしいと思ったかというと、
「秘め事めくり」を読んでいたんです。
『POPEYE(ポパイ)』に連載されていた。
- 大久保
- うれしー! 書いてました。
- 伊藤
- あれがもう大好きで。
『POPEYE』が届くと、
一番最初にあのページを読んでいたんです。
- 大久保
- いや、うれしい‥‥。
- 伊藤
- そこには、テレビで見るのと違う大久保さんがいて。
- 大久保
- あれはもう大事に大事に書いてたんです。
- 伊藤
- もうほんとに面白くて!
嫌だ、なんだかすごく汗をかいてきちゃった。
すみません、どうしたんだろ、私。
- 大久保
- 大丈夫です? お年頃だからね。
- 伊藤
- どうですか、最近、体調(笑)。
- 大久保
- ここ1、2年のガタのきかたがすっごいですよ。
しかも今日、二日酔いなんです。
でも、さっき撮影をするのに
ビールを2口ぐらい飲んだら、
復活してきました。
やっぱり迎え酒が二日酔いにはいいのかも。
- 伊藤
- お酒、やめられないですよね。
- 大久保
- そうなんですよ。
もう依存がすごくて(笑)。どうしましょ。
- 伊藤
- ご自宅で飲まれてたって。
- 大久保
- そうなんです。昨日は休みだったんです。
パコ美ちゃんっていう愛犬がいるんですけど、
ロケでバタバタしたりすると、
実家に預けるものだから、昨日はひとりで。
そうすると、私、趣味とかもないから、
ああ、やることがない、どうしよう、
不安だ、怖い、みたいになって。
それで午前中に友達に連絡して、
「家に肉があるからおいで」って。
- 伊藤
- お料理されるんですね。
- 大久保
- いや、ホットプレートで肉焼いて、ぐらいですよ。
- 伊藤
- そういうときって何を着てらっしゃるんですか?
「女子の部屋着」に興味があるんです。
- 大久保
- 休日にブラジャーとか
あんまりしたくないじゃないですか。
だから、ゆるゆるな、チューブトップに、
ジャンバースカート。
そんな楽チンな格好ですね。
- 伊藤
- それ、男の方がいるといないとで違いますか?
- 大久保
- 昨日は、男子もいたんですよ。
知り合いの不動産屋さんの男子が。
だから、違いましたね。
そこがまだなんか下心っちゅうか、
なんかエロさが、いつまでたってもとれない(笑)。
その男子、全然好みでもないんですよ?
10年来の友達で、不動産屋さんだから、
家を探すときだけあてにしたりして、
なーんにもピンとこないんですけど、
なんかどこかで、男子だって意識してて。
- 伊藤
- やっぱりそうですよね。
- 大久保
- その男の子が、知り合いの男友達を連れてきていて。
だから、ちょっといつもより
酒のペースも上がっちゃったんですよ。
女友達と飲むより、速い。
しかもね、いつも飲む麦焼酎のソーダ割り、
自らちょっと濃くしてるんです。
怖い、自分が、もう。
- 伊藤
- なんでですかねえ。
完全に一人でいるときはどんな感じですか。
- 大久保
- 私の部屋着? 全然、参考にならないですよ。
仕事がらTシャツをめちゃめちゃもらうんですよ。
スタッフTシャツっていうんですか。
例えば「めちゃイケ」の時とか、
27時間テレビとかをやった時なんかに、
Tシャツが支給されるんですね。
そんなのが何年分もあったり、
あと、私が関わってる
「恵比寿マスカッツ」っていう
女の子のアイドルグループがあって、
そのライブTシャツが毎年あったりで。
- 伊藤
- Tシャツがいっぱい。
- 大久保
- そう。そのTシャツを、着回してます。
- 伊藤
- 下は? ビッグTシャツから
見えるか見えないかみたいな‥‥。
- 大久保
- ああ、女の子が、ちょっとかわいい、みたいなやつ?
‥‥じゃないですよ。
あんまりしめつけたくないんで、
もうゆるゆるの、ほんとに、
湯葉みたいになった(笑)、
ショートパンツをはいてます。夏は。
- 伊藤
- 湯葉ショートパンツ。
- 大久保
- 湯葉ショートパンツ。
ちょっと油断したら、
ほんとにもうどこからなにか
はみ出すんじゃないかぐらいの、
人が見たらのぞけるんじゃないかっていうぐらい、
ゆるゆるのパンツをはいてます。
- 伊藤
- じゃ、なんていうんだろ、
部屋でいるときにオシャレしようとか、
そういう‥‥。
- 大久保
- まったくないですね。
誕生日に、いとうあさこさんから、
ジェラート・ピケ‥‥ジェラピケっていうの?
- 伊藤
- かわいいのだ!
- 大久保
- いただいたんですけど、
そういうのを着ると、
なんだか落ち着かないというか。
- 伊藤
- どんなのだったんですか?
- 大久保
- 白いモコモコに、
ピンクのぼんぼりと青いぼんぼりと
黄色いぼんぼりとピンクのぼんぼりと、
また、青いぼんぼりと‥‥。
- 伊藤
- あさこさんもそれを着てらっしゃる?
- 大久保
- あさこさん、着た上で、じゃないですかね。
そんなのは、持ってますけど、
なんかずーっとタンスの奥に眠っちゃってます。
- 伊藤
- 私はスリップが好きで、
眠るときもスリップが多かったんです。
- 大久保
- スリップ! 今着る人いるんですね。
- 伊藤
- えっ(笑)? いるよね、いるよね。
- 大久保
- スリップってあれでしょ、
昔お母さんとか着てた。
- 伊藤
- はい。
- 大久保
- えっ、それ1枚ですか? それとおパンツ?
- 伊藤
- パンツはかないで。
- 大久保
- ノーパン?
- 伊藤
- そう(笑)。
あるとき実家に行って、それで寝てたら、
胸の辺りまで上がってきちゃっていたのを、
うちの母親が見て、
「ちょっと、ほんとにやめてもらっていい?」
って(笑)。
- 大久保
- 実家で?
そりゃ嫌でしょう、娘のそんな姿。
- 伊藤
- ほんとに嫌だったみたい。
- 大久保
- 嫌ですよ!
- 伊藤
- 私も見られて嫌だったんですけど(笑)。
でも、かわいくないですか、スリップって。
てろんとしてて。
- 大久保
- 私、今、伊藤さんが
ここまでスリップ上がってる姿が見えます(笑)。
- 伊藤
- そうなっちゃうとね、かわいくないんですよ。
- 大久保
- 想像したらおぞましいです。
- 伊藤
- ほんとそうだけど、
それは私は見えていないじゃないですか。
眠っていたから。
- 大久保
- まあ、確かにね。
いくつのときですか、それ。
- 伊藤
- 3年ぐらい前(笑)。
40何歳ぐらいのとき。
- 大久保
- 40すぎの娘のそれはきついですよ、ほんとに。
- 伊藤
- 嫌ですよねえ。
(つづきます)
2019-07-26-FRI