あの大きな街で。
SAYAKA DAVISのさやかさんと、
はじめてお会いしたのは、
今から6年ほど前のこと。
ニューヨーク旅行のさなか、
春夏の展示会におじゃましたのがきっかけでした。
その時、私の心に残ったのが、
さやかさんご本人。
華奢なのに芯が太い。
自分を見失うと飲み込まれそうになる、
あの大きな街で、
行きたい方向にまっすぐ目を向け、
すっくと立っている、
そんな印象を受けたのです。
weeksdaysをはじめた時、
いつかさやかさんと一緒に、
ものづくりができたら、
そう思っていました。
それから、
東京やニューヨークのアトリエで、
幾度となく打ち合わせをし、
私たちの頭に浮かんだのは、
大人が着る「ふつう」の服。
やがてできあがったのは、
シャツとシャツワンピースがそれぞれ2枚ずつ。
さやかさんですから、
「ふつう」でありながら、
ふつうではない、
工夫が散りばめられた服ができました。
8/4からのインタビューも、
どうぞお楽しみに。
伊藤まさこ
2019-08-02-FRI