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わたしとweeksdays・2 キュンとくるもの 田中博子

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田中博子さんのプロフィール

たなか・ひろこ
ベトナム手刺繍コーディネーター。
洋書の表紙に写る生春巻きに感動を覚え、
現地に行き、見て、食べて確かめるべく
1996年サイゴン(ホーチミン)旅行を決行。
1999年7月に移り住むまで、
休暇を使って北から南まで何度も旅をする。
住み始めてからは、ベトナム語を学びながら、
現地案内、職人探しをはじめ、
現在は手刺繍を絶やさないよう奔走中。
刺繍以外にはホーチミン近郊でのかご作り、
水牛の角や木製の小物などの手仕事にも携わる。
オンラインショッピングサイト
「Costa-Japan」の刺繍製品全般を担っている。
「ほぼ日」では、伊藤まさこさんとつくった
「ベトナム手刺繍の服。」を、
「weeksdays」では、
「ベトナムのかご」「ベトナム手刺繍のハンカチ」
の製作を担当している。

■Instagram


weeksdaysが立ち上がる少し前に、
伊藤さんの「ベトナム手刺繍の服」
刺繍を担当させて頂いたことをきっかけに、
度々お声掛けいただき
「ベトナムのかご」「ベトナム手刺繍のハンカチ」
作らせていただいている。
かれこれ5年くらいのお付き合いになるでしょうか? 

ベトナムはこの数年でEC市場が大きく発展しています。
「あ、あれ欲しいな」
「日本に帰らないと買えないかな?」
ダメ元で検索してみる。
「えー! こんな物まである!」
と、私が移り住んだ頃からは想像もつかないほど、
何でも手に入る時代に突入しました。
あんなものもやこんなものもありますが、
残念なことに、素敵なものはなかなか見つかりません。

週がわりで紹介されるアイテムが
「欲しいなぁ」と思うものばかりのweeksdays。
「買うぞ~!」と意気込んで
発売日にコンテンツを開けばSOLD OUTのサイン。
悲し思いを何度かしたこともありますが
いくつか手に入れることができたアイテムもあり、
それぞれとても気に入っています。

ベトナムを旅した事がある方はご存知かと思いますが、
ともかく暑い! 埃っぽい!
洋服も靴もバッグも、
白いものが白でいられない環境です。
水道水も日本のようにきれいではないので、
洗剤と水との関係なのか? 
洗濯回数を重ねるごとに
なんだか薄汚れたようになってしまいます。
自ずと汚れの目立たない
色の濃い物を選ぶことが多くなります。

CONVERSE weeksdays ALL STAR 100 OX

普段、VESPAを運転して職人さんに会いに行ったり、
工場に行ったり。
足元もホコリだらけになります。
生成りのコンバースは
あっという間に真っ黒になってしまう。
年中暑いのでサンダル履きのことも多いですが、
紺色のコンバースは
お気に入りの洋服たちにぴったりです。
日本とベトナムに一足ずつ置いて、
履いたらブラシをかけて
大切にしています。
例年通りならば、
南部ベトナムは5月の中旬頃から雨季に入ります。
コンバースを水没させないよう
気をつけなければなりません。
グレーのコンバースは日本でスタンバイ中。
どんなタイミングでおろそうかな?

nooy サックtee

赤のサックteeの着心地の良さを
どう伝えたら良いでしょうか? 
湿度が高く、汗ばむ日でもサラサラ着られる。
デニムパンツにサックteeだけのときもあれば、
レストランなど冷房がききすぎている所に
出かけるとき、何か一枚羽織って
赤をアクセントにするのも気に入った着方です。
赤と一言で言ってもいろんな種類の赤がある。
好きな赤なのです。
今着ているサックteeは、浄水器を通った水で、
友人がプレゼントしてくれた洗剤を使い、
手洗いしています。
もうだめかな? という日がきても、
もう一枚あるので安心していますが、
他の色も買えばよかったと
後悔したお買い物でもありました。
再販があったら、買い足したいアイテムです。

quitan Naval Thai Pant – OEKO TEX® Denim

綿レース、アフリカの布のThai Pantを持っていて
履けばとても楽ちんではありますが、
外に履いて行ってはいけないものだと思っていました。
専ら、部屋着。
quitan誕生のお話から、布のお話。
古着大好きな私はお三方の対話が興味深くて、
ものづくりしている身として引き込まれました。
届いたら、まずは着てみるのが普通でしょうけれど
生地の素晴らしさにうっとり。
そして、裏返したりしてみたりして、
じーっとステッチに見入ってしまうほど
美しいThai Pantなのでした。
大のお気に入りなので、
汚れそうなところには履いて行かないようにしています。

実は、母が私よりもずっとweeksdaysはじめ、
ほぼ日さんのサイトについて詳しく、
「今日は〇〇がおもしろかった」とか、
「北欧365旅日記が素敵なのよ」
「飯島奈美さんの道具が便利そうでいいなぁ」
とLINEでメッセージが送られて来るのです。
母にSCANDINAVIAN 365 CALENDAR 2023
プレゼントしました。
APOCのはじめてセットの空き箱に、
めくった一日一日をしまっています。

汚れても良いような服ばかり着ていて、
おしゃれを忘れてしまいそうな日々ですが、
weeksdaysでキュンとくるものを見つけて、
時にはおしゃれを楽しまなければなりませんね。
そして、いつか伊藤さんと
「ベトナム可愛くて美味しいものセット」
を作りたいなぁと密かに思っている私です。

わたしとweeksdays・1 筋の通ったモノ選び おさだゆかり

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おさだゆかりさんのプロフィール

北欧雑貨店「SPOONFUL」店主。
2005年に「SPOONFUL」を立ち上げ、
現在はオンラインショップと予約制の実店舗を運営しつつ、
全国各地でイベント販売を行ばう。
毎年6月には「北欧雑貨をめぐる旅」と題した
北欧ツアーを開催し、現地を案内している。
著書に『北欧雑貨をめぐる旅』(産業編集センター)、
『北欧スウェーデンの旅手帖―雑貨がつなぐ街めぐり』
『北欧雑貨手帖』(アノニマ・スタジオ)、
『わたしの住まいのつくりかた
北欧風リノベーションとインテリア』
(主婦と生活社)、
『わたしの北欧案内 ストックホルムとヘルシンキ』
『北欧 ヴィンテージ雑貨を探す旅』
(産業編集センター)などがある。

■SPOONFUL
■ほぼ日「北欧365旅日記」


伊藤さんとは何度か北欧に旅をしたことがあって、
フリーマーケットやアンティークショップを
めぐりましたが、
買う時にとにかく決断が早くて躊躇しません。
買い付けではないのに、
あんなにたくさん買う人ははじめてでびっくりしました。
その後ホテルに戻って
彼女が選んだものを見せてもらった時、
その筋の通ったモノ選びに感心したものでした。

これまでいろんなモノに触れてきて、
そこから選び抜いてふだんの暮らしに取り入れている
伊藤さんだからこそ、
作り出せる商品はどんなものなのか、
いつもとても気になります。
weeksdaysにもそんな信頼感を感じて、
数あるオンラインショップの中でも特に注目して、
毎週のアップデートを楽しみにしています。

weeksdaysでは、洋服、帽子、バッグ、靴など
主にファッションアイテムを購入していますが、
中でもsaquiのパンツは
これまでたくさん購入してきました。
毎回、伊藤さんとデザイナーの岸山さんが、
そのアイテムへの工夫や特徴について
対談してくださって、それを読んだ上で購入し、
届いて身につけてみると、
毎回なるほど~と、感心しています。
着心地がいいのに、きちんと見える。
saquiのアイテムにいつも感じるところです。

saqui カラーパンツ

シルクのパンツはブラックとネイビーを色違いで買って、
買付けに持って行っています。
シルクは嵩張らなさナンバーワンの素材なので、
荷造りにありがたいし、現地ではきちんと感を出せるし、
言うことなしです。
数ヶ月前に買ったカラーパンツは、
伊藤さんが色のきれいなパンツを履きたい、
というところから始まったアイテムで、
わたしはエメラルドグリーンを選びました。
履いてみると、ウエストがゴムなのに
本当にラインが美しいんです。
冬はコートなど暗めの色が多くなりがちな中、
このカラーパンツがいい差し色になって、
3色とも買えばよかったな、と後悔しているところです。
カラーパンツの第二弾企画、ぜひお願いします!! 

RaPPELER ムートンリバーシブルショルダーバッグ

もともとモコモコの素材が好みなのですが、
アイボリーのバッグは持っていなかったのと、
ソフトなつくりがかわいくて購入しました。
ストラップをダブルにすればショルダーに、
シングルにすれば斜めがけもできる2way仕様なのも
使い勝手がよいです。

冬のコートを着てカッチリ目なスタイリングに、
このバッグを合わせることで、
やわらかさがプラスされるように感じます。

ソフトな素材のバッグは、
荷物を入れると重さで底が丸くなるので、
私はサイズを合わせてくり抜いた厚紙を
内側に忍ばせています。
こうすると荷物を入れても
シャキッとした台形が保たれるんです。

weeksdaysとわたし

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今年の7月にweeksdaysは、
5周年を向かえます。

「毎日、更新します」

糸井さんにそう宣言したものの、
じつは最初の1年は、
てんやわんやの毎日でした。
何度か、大変なことを始めてしまった‥‥
と思ったことを、
ここに告白しておきます。

それでも、毎日続けていくうちに、
だんだんと筋力(仕事の)がついてきて、
今では、weeksdaysは私の一部。
てんやわんやは相変わらず続いてはおりますが、
きっとこれがなくなったら寂しいし、
物足りない毎日になるんだろうなと思っています。
なんといっても体の一部ですから。

今週のweeksdaysは、
この5年の間にお世話になった方々に、
「わたしとweeksdays」と題して、
言葉を寄せていただきました。

fogの関根由美子さんや、
ベトナムのかごを作ってくださった田中博子さん。
weeksdaysで北欧の連載をしてくださった、
おさだゆかりさん‥‥。

weeksdaysをはじめてよかった! と思うのは、
関わってくださった皆さんとの関係が深まったこと。
ありがたいことだなぁと思っています。

「わたしとweeksdays」。
1日1日、噛み締めて読みたいと思います。

キューブスツール、あのひとの使いかた 4・杉明乃さん

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杉明乃さんのプロフィール

すぎ・あきの
杉工場の企画/営業、神楽坂店マネジャーを務める。
福岡県うきは市出身。
大学卒業後、一般企業を経て、家業である
「株式会社 杉工場」へ。
杉工場は、1886年から続く家具の工房で、
木の家具を開発、製造し、販売まで手がけている。
2022年11月に、東京・神楽坂へ新店舗をオープン。

●杉工場のwebsite
●杉工場のInstagram
●weeksdaysでの杉工場のコンテンツ


ここは杉工場の、神楽坂店。
2022年11月にオープンした、
東京での拠点、ショールーム、店舗です。
1966年に建てられた木造のアパートを改築、
暮らすような雰囲気にしつらえた空間に、
杉工場の家具が置かれています。

制作を行なった福岡・うきは市の杉工場から、
ここ東京に運ばれたキューブスツール、
この空間をプロデュースしている杉明乃さんに、
3つのシーンでの使い方を提案していただきました。

「リビングの床に置いて、
小さなテーブルとして使ってみました」

いわゆるテーブルとしては低めですから、
床に座っての使い方を想定なさったそう。

「普段はイスで生活していますが、
久しぶりに床に座ってみると、
やっぱり落ち着くんですよね」

と、明乃さん。
椅子に座るとローテーブルの高さですけれど、
床に座れば、座卓のようにも使えるんですね。

暗くなってからは、少し照明を落として。
足を伸ばしての、リラックスの時間にもぴったりです。

「こんな感じで、晩酌に使っても良さそうですよね。
持ち運びやすいサイズなので、
お部屋の好きな場所へ移動できるのも便利です」

続いては、ソファの横に置いて、
サイドテーブルとして。

「ソファに座ると、
ちょうど良い高さに天板があります」

杉工場のソファと並べると、
木材の継ぎ目の美しさが、ひときわ際立ちます。

空洞部分は、収納に。
たとえば使いたい時にサッと取り出せるよう、
ブランケットの定位置に、というのもいいですね。

「急な来客があった時などには、
空洞部分を下にして置けば、
椅子として使うこともできますから、
こうしてリビングに置いておくのもいいですね」

最後に、キッチン収納として。

「キッチンのキャビネットの上に置いて、
立体的に収納してみました」

ワインボトル、調味料、
パスタやソースやお菓子など、
こまごましたものの収納場所に!

あえて、キャビネットの上に置くことで、
家具としての存在感が出てくるのですね。
ちなみに、木肌の白さが目立ちますけれど、
これは、使ううちに、だんだんと深みが増していくそう。
キャビネットの色と一体感が出てくるのが楽しみです。

「今回の撮影には用意できませんでしたが、
内寸(高さ)も深めですので、
電化製品をしまうこともできそうです」

なるほど!
キッチンのワークトップに置いて、
中と、上に、それぞれ電化製品やキッチン用品を
置くこともできそう。
オーブントースターなどは、
肩から目くらいの高さに置くと、
使いやすいんですよね。

アイデア次第で、いろいろなことに使えそうな
キューブスツール。
杉工場の明乃さん、どうもありがとうございました!

キューブスツール、あのひとの使いかた 3・矢野直子さん

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矢野直子さんのプロフィール

やの・なおこ
積水ハウス R&D本部 デザイン設計部長。
東京都生まれ。
多摩美術大学卒業後、1993年、株式会社良品計画入社。
2003年、プロダクトデザイナーである夫・賢さんの赴任で
スウェーデンへ移る。
その間、業務委託でMUJI Europa Holdingsに従事。
2008年帰国、株式会社三越伊勢丹研究所
(旧伊勢丹研究所)入社、
2013年から再び良品計画へ入社、
生活雑貨部企画デザイン室長を経て、
2020年、積水ハウスへ入社。


都心から車で2時間余り。
山の中腹に建つ集合住宅の一室が、
矢野さんの山の家です。

大きすぎず、小さすぎず。
ご夫婦二人(と愛犬ベージュ)が休みの日を過ごすのに、
ちょうどいい広さ。

光の入り具合や、
天井の高さもほどよくて
なんともいえずいい感じ。
「居心地がいい」って、
こういう部屋のことをいうんだろうな。

「ぜったい気にいるから見に行こう! って
誘われたのがきっかけなんです」

友人のなかば強引な誘いに躊躇しつつ訪れると、
待っていたのは部屋にひかれた温泉だったそう。

「びっくりしたんです。
蛇口をひねれば温泉が出るの? って」

と矢野さん。

築およそ60年のこの建物を設計したのは吉村順三。
集合住宅を建築することは少なかったという
吉村氏の現存する貴重な建物だったということも、
購入の背中を押す理由のひとつになったそう。

木製の建具やドアの取手はそのままに、
ラワン合板の天井や壁紙など、
長い年月を経て劣化した部分は、
できるかぎりオリジナルに近い形に戻したそう。

55平米の中に、
使い勝手のよさそうなキッチンとリビングダイニング、
畳の部屋、そしてお風呂がとてもうまく収まっている。
集合住宅だけれど、
なぜだか一軒家にいるような、
そんな気分になるのはどうしてだろ。

ルームツアーで興奮した私ですが、
忘れてはいけない。
今日はキューブスツールの取材に来たのです。
矢野さんなら、
このスツールをどんな風に使ってくれるのでしょうか。

「そうね‥‥」と少し考えて、
置いたのはスワンチェアの横。

「小さな本棚にもなるし、
上に読みかけの本やお茶を置くこともできますね」

壁や畳に並行に置くのではなく
この「ちょっとずらす」というのが、
きっちりしすぎてなくていいのですねぇ‥‥。
服で言うと、シャツの襟を抜いて
着崩すかんじなのかしら。

ソファの横に置いて、中にブランケット、
上には山で摘んできたアセビを。

「このつなぎ目のピッチ、ちょうどいいですね」

そうなんです。
当初、この倍くらいあったのですが、
全体のバランスを見て、3センチ間隔にしたのです。
こういう細かいところに気づいてくださるの、
作った身としてはすごくうれしい。

スツールに生成り色のシートクッションを合わせたのは、
夫の賢さん。
ぴったり!

「畳の部屋の段差に腰掛けると、
パソコンの作業もできますね」

私たちが取材中(というか、おしゃべり中)にも、
あっちに置いたり、こっちに置いたり。
いろんな角度から見て使い方を探ってくださった
賢さんなのでした。

「家具はずっと使えるものをえらぶ」という矢野さん。
スワンチェアは20年ほど前に3年間住んだ
スウェーデンでオーダーしたもの。

ダイニングで使っているセブンチェアとテーブルは、
結婚のお祝いに矢野さんのおじいさまとおばあさまが
買ってくれたものだそう。

「だからもう28年使っているの。
スウェーデンに越すときも持っていったんですよ」

ニーチェアのオットマンは、
なんと矢野さんが子どもの頃から使っているものとか。

「キューブスツールも、きっと使い込むうちに、
この木のように味わいが出てくるでしょうね」

家のこと、
家具のこと。
それから、暮らしのこと。

話は尽きず、ここに書ききれなかったことも
たくさんでしたが、
またの機会にゆっくりと。
ベージュもつきあってくれて、ありがとう!

キューブスツール、あのひとの使いかた 2・谷 卓さん

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谷 卓さんのプロフィール

たに・あきら
インテリアショップ オルネ ド フォイユ店主。
着物のメーカー、雑貨店勤務後、1994年に渡仏。
パリの蚤の市でショップを開業、
2004年に東京で「オルネ ド フォイユ」をオープン。
主に商品セレクトを担当し、
フランスをはじめ、国内外で見つけた
「好きなもの」を提供している。
趣味は写真撮影(とくに猫)、
仕事とからめての海外旅行。
ガジェット好きで、最近は動画関連の
アイテムばかり買っているそう。
そして家づくり(最近サボリ気味とのこと)。
デザイナーのキムコさん
愛猫のチャイと暮らしている。

●Instagram
●note
●オルネ ド フォイユのwebsite


建築家に頼らず、
ご自分たちで「こんな感じ」と模型を作り、
間取りを考え、タイルを張ったり壁を塗ったり。
時間を見つけてはコツコツと
家づくりをしてきた谷さんご夫妻。

家を建てて2年。
去年の7月、
miiTaaiiのエプロンの取材にうかがった時から、
暮らしはどんな風に変わったのかな。
改装は進んだのかしら? 

「ここ最近、海外出張が多くなってきたんです。
だから、なかなか家のことに時間をかけられなくて‥‥」
と谷さん。
聞けば、パリ、モロッコ、ベトナム、バリ島と
世界のあちこちを飛び回っている! 
私のまわりにはパワフルな人が多いけれど、
谷さんもまたそんな一人なのです。

家に時間をかけられない‥‥と言うけれど、
ここは相変わらず、気持ちのいい空間。
ソファにかかった布や、
棚に置いた器やかごが、前に来た時と少しずつ変わってる。
小さな模様替えが部屋の空気を動かしているのかな、
なんだか清々しいのです。

今日はキューブスツールの取材。
谷さんの家だったら、
どんな風に使われるのだろう? と
楽しみにやってきました。

「何々テイスト」とひと言ではくくれない、
谷家のインテリア。
ダイニングチェアこそウェグナーの
Yチェアで揃えているけれど、
それ以外は、一見どこの国か分からないもの。
古いものもあれば、
あれ? これってなんだか見たことある‥‥
というものもあり。
「ヴィンテージの家具にも目がないけれど、
IKEAや無印のものも好きなんです」。
なんとIKEAに無印!? 
お金をたくさんかければいいというものでもない。
要はアイデアとセンス、なのですねぇ。

「でも、このキューブスツールのような、
きちんとした家具は、
うちでは珍しいかも」

と谷さん。たしかに!

キッチン横の小さなスペースに置かれたベンチの上に、
キューブスツールを置いてお茶の道具をセッティング。
床に直置きではなくて、
ベンチの上に置くんだ! とびっくりしていると‥‥

また違う台を使ってダイニングの壁に
グリーンをスタイリング。
白い壁と家具の木とグリーン、
それからカラフルなタペストリー。
いろんな質感がそれぞれを引き立て合っていい感じ。
なんだか家具も生き生きして見えます。

リビングの床に置いて、
中にはクルクルと巻いた布や小さなラグを。

最初は器、次はグリーン。
そしてここには布。
中に入れるものが変わると、
キューブスツールの印象もずいぶん変わるものです。

家族の一員、チャイもお気に入り? 
そうか、キューブスツールでひと休みするのは、
人だけじゃないんだ!
(人が座る時は、開いた部分を下にしてくださいね。)

横にはおもちゃを置いて、
チャイのための特等席。

このキューブスツール、
座ることを前提に考えられているため、
しっかり作られている。
だから、ちょっと重いんです。

「突板ではなく、ちゃんとした無垢材を使っている。
そう言った意味では一生ものですよね。
使ううちに味わいも増していくはず」

とプロならではのご意見。

「軽いと壊れやすいし、傷がつきやすかったりしますしね」

そう、重みは「ちゃんとしている」という証拠なのです。

こちらはお仕事場。
机の下にキューブスツールを置いて、
仕事道具が入った箱を中に入れました。
なんとこのテーブル、谷さんのお手製なんですって!

机と椅子とキューブスツールの色合いがぴったり。
窓の外に広がる緑の気持ちいいことったら。
こんなところで仕事ができたら、
さぞかしはかどるだろうなぁ‥‥

今回、
キューブスツールを「棚」として使うアイデアを
5通り見せてくださった谷さんとキムコさん。

スタイリングのコツは? と尋ねると、
「パーっと置いてしまうのであんまり考えていないんです」
と言いながらも、
ものが一番よく見える位置や角度を瞬時に探って、
空間作りをしていたのを、
私は見逃しませんでした!

仕事で、また家でも。
長い間、ものと向かい合ってきた「経験」が、
ものを言うのですねぇ。
勉強になりました。

キューブスツール、あのひとの使いかた 1・湯浅景子さん・哲也さん

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湯浅景子さん・哲也さんのプロフィール

ゆあさ・けいこ
画家、1973年生まれ。
名古屋を拠点に絵を描いている。
大学生の時、舞台美術の手伝いをきっかけに
絵を描き始める。
2000~2010年、
アートブックのセレクト書店「コロンブックス」を運営。
2011年頃より本格的に絵画制作に取り組み、
ここ数年は精力的に各地で展覧会を開催。
今は、(ずっと目標だった)海の近くに
アトリエ兼小屋を建てる計画が進行中。
好きなものは、昭和30年代の日本映画(成瀬巳喜男、
川島雄三、小津安二郎、増村保造監督作品、
森繁久弥の社長シリーズなど)、
海と古い建築物。
●website

ゆあさ・てつや
グラフィックデザイナー、1969年愛知県生まれ。
大学を卒業後、ギャラリー、アパレル、
印刷会社勤務を経て2010年に独立。
書店だった「コロンブックス」の屋号を引き継ぎ
デザインアトリエとする。
ブックデザインを中心にロゴマークからエディトリアルまで
デザイン・印刷ディレクションを手掛ける。
好きなものは古くヤケた紙。

伊藤まさこさんとの仕事に、
『テリーヌブック』
(パイインターナショナル/2012年)
『ニューヨークレシピブック』
(誠文堂信光社/2015年)のブックデザイン、
『伊藤まさこの雑食よみ 日々、是、一冊。』
(メディアファクトリー/2011年)の本文内紹介、
「&」やさしいタオル(ほぼ日)ロゴデザイン


昭和9年に建てられたという、
名古屋の日本陶磁器センター。
スクラッチタイル張りの外観は、
この界隈でも目立つ存在です。

一歩足を踏み入れると感じるのは、
時が育てた空気、それから厚みみたいなもの。

2000年にアートブックのセレクトショップとして
オープンした、コロンブックス。
名古屋に行くと、ここに寄って、
ゆっくり本を眺め、
店主の湯浅さん景子さんご夫婦と
おしゃべりするのが私の楽しみ
(現在は本づくりのアトリエとなっています)。

本とともに、少しずつ集められた
家具やオブジェが並んだ空間は、
とても居心地がいい。
本のセレクトとともに、
この空間が好き! という方も多いのではないかな。

ここにキューブスツールを置いたら、
どんな感じになるだろう? 

「最初、写真を見せてもらった時、
お酒の升のようだなって思いました。すごく日本的で」

と湯浅さん。
「じっさい置いてみたら、意外なほどに空間に馴染む」
という言葉の通り、ほら、しっくり。

「棚の中にお茶の道具を。
上には、ウォーターサーバーを置きました」

まさかスツールの上にキューブスツール、
その上にウォーターサーバーとは! 

スツールが額縁のような役割にもなっていて、
お茶の道具がきれいに映える。
この家具の違う一面を見た気になりました。

古いものと新しいもの、
ミニマムなものと手の跡が残るものなど、
一見、異なるものをミックスさせて
空間を作るのが上手な湯浅さん。
ウォーターサーバーの次は、
「こんなかんじ、どうでしょう?」
とスタイリングしてくれたのがこちら。

キューブスツールの上には、
真鍮の急須や、ぽってりした陶器のピッチャー、
少しざらっとした質感のベースを。
いろんな国から集まった湯浅さんの気に入り。
ほら、ここでも素材や国がミックスされている。

床に置いて、小さな棚のような使い方を。
「レコードがちょうどおさまるサイズなので、
上に小さなプレーヤーを置いてもいいかも」
と湯浅さん。なるほど。

オープン棚なので、中に入れる本の色合いを考えて。

この部屋の魅力のひとつは高い天井と白い壁。
それからおだやかに差し込む光。
使い込まれたフローリングもまたいい感じです。

オープン当初からのつきあいという、
ソファとローテーブル
(手前に見えるテーブルも)は、
ミニマムなデザイン。
これらの家具とキューブスツール、
きっと合うだろうなぁ‥‥と思っていたら、
やっぱり! 
まるで前からここにあったみたい。

「使ううちに、きっともっと馴染みますね」
と景子さん。

景子さんは画家。
いつも使っている画材を見せてもらうと‥‥。

なんとこれですべてなのだとか!
クレヨンや針など、こまごましたものは
お菓子の缶におさめ、
さらにキューブスツールに収納。

「棚の中にぴったり収まりました」。

「描き上げた絵を立てかけて見ることもできて、
いいですね」

上に置いたのは、
ウェグナーのYチェアをモチーフにした、景子さんの新作。
来年にかけて、続々と個展が開かれるそう。
(私もまた何か一枚欲しいなぁと
密かにねらっているんです。)

「2個並べたらローテーブルにもなりますね」

そうか並べて長方形のローテーブルに! 
取材にうかがうと、
自分の想像を超えた使い方を知ることができる。
勉強になります。

「これより、5センチ大きくても、
5センチ小さくてもだめ。
今のバランスがちょうどいい」

じつは景子さん、
新しいアトリエを構想中とか。

「壁には土や漆喰など、
質感のあるものを使いたいと思っているので、
家具はミニマムなものでバランスを取りたくて。
そこにキューブスツールを置いたらきっと合うだろうな」

それはぜひとも見せてもらいたい。
完成したらまっ先に遊びに行かせてくださいね。

キューブスツール、わたしの使いかた 伊藤まさこ

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もともとスツールが好きな私。
家のあちこちに置いているのですが、
じつはキューブ型ってないなぁ。
欲しいなぁ。
ここ数年、そう思っていました。
キューブ型なので、他のスツールより存在感がありますが、
形がシンプルなので、
じつは部屋に馴染みやすい。
家のあちこちに置いては、
いいものができたなぁ‥‥としみじみしています。

ここは玄関。
ふだんは、weeksdaysの半円テーブル
椅子を置いています。
家具だけでなく、
フレームをかけたり、
花を飾ったりと、
しょっちゅう模様替えする場所でもあります。
玄関は家の顔。
時々、リップやマスカラの色を変えるように、
玄関のしつらえもちょこちょこ変えて、
新鮮さを保つようにしています。

そうそう「顔」ですもの、掃除も毎日しています。
掃いて、拭いて。
きれいになったところで、
キューブスツールを置いてみたら、
あら、しっくり。
黒い床とのコントラストもいい感じで、
玄関の新しい顔を知った気分になりました。

このスツール、安定感があってしっかりした作りなので、
靴を履く時にとても重宝。
座面は40センチ×40センチと、
スツールにしては広めなので、
男性が腰掛けても大丈夫。
紐靴をよく履く、という方にもおすすめです。

ベッドルームの入り口に置いて、
棚のように使ってみました。
中には本や眼鏡。
上にはライトや目覚まし時計。
ベッドまわりのものがひとつにおさまるほどよいサイズ、
ありそうでじつはないのです。

リビングの一角。
サイドテーブルのように使ってみました。
かたわらには、北欧の椅子を置いて。

南部鉄器や黒い皿など、
和のものとも相性がいいのは、
お酒を飲む時の升に似ているから?

惚れ惚れする、角っこの仕上げの美しさ。

毎日目にするものですもの、
使いやすいだけではだめ。
見た目に美しいこと。
飽きがこないこと。
それから、経年変化ごと楽しめるもの。
これが私のものえらびの基準。
このキューブスツールは、すべて合格なのです。

weeksdaysの家具

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「伊藤まさこ 家のなかのこと」展示商品販売ページ一覧

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4月29日(土)から渋谷PARCO ほぼ日曜日で開催する
「伊藤まさこ 家のなかのこと」の会場で展示する商品で
ウェブでお買い物いただける商品の一覧です。


※商品は完売となる場合がございますので、予め了承ください。

【C】

Half Round Table(受注販売)
受注期間:2023年4月28日11時~5月11日11時
(受注期間内であっても上限数に達し次第、販売を終了します。)

杉工場の鏡

【D】

weeksdays PAS Stool

【E】

磁器のお皿

わたしのおはし

筒型湯のみ

【F】

オーバル耐熱皿

丸プレート

スープ皿

ガラスのコップ

ガラスのうつわ

山口和宏さんのカッティングボード

折敷 胡桃油仕上

【G】

ベトナムのかご

【H】

weeksdaysの日めくりカレンダー2023

SCANDINAVIAN 365 CALENDAR 2023

【I】

ブレンドエッセンシャルオイル

【J】

タオル さっぱり

洗濯用洗剤 シルク&ウール 600ml

【K】

キューブスツール(抽選販売)
受注期間:2023年4月28日11時~5月29日11時

スタンドライト

【L】

小ひきだし(抽選販売)
受注期間:2023年4月28日11時~5月29日11時

【M】

セルフレーム

【N】

シームレスバックシャンブラキャミ

シームレスショーツ

シルクのキャミソールスリップ

シルクのピローケース

シルクのシーツ

【O】

BASKET

【Q】

+住宅用消火器

座る、だけじゃなく

未分類

座る、
置く、
飾る、
しまう。

一息入れる、
整える。

木でできた、真四角のこれ、
キューブスツールと言います。

スツールだけど、
座る以外に、
いろんな役割があるんです。

ある時は棚。
またある時は小さなテーブル代わり。

これ以上ないくらい、
削ぎ落としたデザインだから、
いろんなタイプの部屋に合う。

古いビルの木の床や、
北欧の椅子。
畳にもしっくりくるのは、
お酒を飲む時の升にちょっと似ているから?

今週のweeksdaysは、
杉工場と作ったスツール。
どこから眺めても、きちんとしていてきれい。
しっかり作られているから安心感がある。
「一生もの」と呼べる家具ではないかな。

TOBICHI京都で開催! 「伊藤まさこ  わたしのかごの使いかた」

未分類

この4〜5月に、新宿・渋谷・京都の
3箇所で開催する「weeksdays」のイベント。
それぞれ時期がことなりますので、
お出かけのさいは、
こちらのカレンダーでご確認ください。




伊藤まさこさんがスタイリングした
「ベトナムのかご」、新色も展示販売

TOBICHI京都の展示スペースは、
とってもコンパクトなのですけれど、
そこに、伊藤まさこさんがスタイリングした
空間が出現します。

今回、ウェブでは販売のない限定色である、
フォレストグリーンの
XS、S、Mの3サイズを会場で販売します。

ほかのカラーや、サイズ(L、XLまであります)も
店頭にならびます。
いずれも数量限定販売ですよ。

さて‥‥でも、地元のかたはともかく、
「よし、京都まで行ってみよう!」という人には、
これだけじゃ、情報が足りないですよね。

そんなかたに、まずおすすめしたいのが、
伊藤まさこさんの書籍2冊。
『京都てくてくはんなり散歩』
『京都てくてくちょっと大人のはんなり散歩』
出版が2008年、2013年と、
TOBICHIがまだなかった頃のもので、
お店の移転などもありますけれど、
いまも使える情報がたくさん掲載されています。
なにより「伊藤さん的視点で京都をめぐる」たのしみが
2冊の本にはたっぷりつまっています。
お散歩コースを考えるのにも、ぴったりですよ。

さらに、今回のイベントにあわせ、
TOBICHI京都のスタッフ2名から、
おすすすめコメントとともに、
「ご近所のおいしいもの」をききましたので
ごらんくださいね。

 

TOBICHI京都スタッフおすすめ その1

以前、TOBICHI京都で開催された
「伊藤まさこの器のお店」で買った
磁器のオーバル皿(大)を愛用中です。
使ってみて思ったのは
シリーズで全部手に入れたいと思えるほど
まさこさんの選ぶものって
本当に長く使えてちょうどよいのです。

今回はベトナムの鮮やかなカゴが
TOBICHI京都へやってきます。
新色のフォレストグリーンも加わり、
買うことは既に決めているわたしは
きっとどの色にしようか迷う事でしょう。

週末にたくさんお買い物をすることが多いので、
お買い物かごとして使ってみたいなと考え中です。
自転車のカゴに入れてお買い物する事を妄想すると
嬉しくてわくわく、にやにやしちゃいます。

近くのお気に入りのお店は
永楽屋本店の喫茶室です。

定番のわらび餅や抹茶パフェも最高なのですが
春夏秋冬それぞれの限定メニューも
本当に美味しいです。
お一人で行くのも落ち着く空間なので
おすすめですよー。

 
(TOBICHI京都スタッフ うめ)
 

 

TOBICHI京都スタッフおすすめ その2

 

「誰かにプレゼントを」
といつも物色するのが、
weeksdaysさんのウェブページです。

先日も、ベトナムのカゴ赤・XLを
義姉のお誕生日にプレゼントしました。
まず、カゴの見た目にピンときて、
色はどれにするか最後まで悩んで、
義姉の雰囲気やお家の中に置いてあるイメージをして、
赤に決めました。

プレゼントした後は、
家と車間での荷物の移動や、
洗濯物を入れて運んだり、と
活用してくれています。
素材がしっかりとしてて、
それでいて軽いところも、喜んでくれています。 
新色のフォレストグリーンが実際に店頭に来るなんて、
楽しみで仕方ないです!

TOBICHI京都は、
歩いてすぐ近くに鴨川があるので
今の季節はピクニック、お散歩におすすめです!
寿ビルディングの2軒隣にある
モチコチキン専門店「LOCOCHICKEN」
バーガーとレモネードを買って、
ベトナムのカゴに入れて‥
たのしい想像が止まりません。

 
(TOBICHI京都スタッフ ひとみ)
 

さらに、京都が大好き!という
乗組員にもきいてみました。
ご近所のおいしいもの情報、ふたつです。

 

乗組員やえのおすすめ京都

TOBICHI京都の周辺のおすすめ情報ということで
徒歩数分のところにある、
おいしいお店を2軒ご紹介しますね。

まず、京都TOBICHIのスタッフに教えてもらった
「てらまち福田」
ちょっといい居酒屋くらいのお値段で、
割烹クラスのお料理がいただける
コスパ最高! のお店です。
蒸し小芋の唐揚げ、蛸のやわらか煮、イチボ炙り焼き‥‥。
最後の締めにいただいた鯖寿司もおいしかったです。

もうひとつは、京都にアトリエがある「MITTAN」さんに
教えてもらった韓国料理の「하하하 (ははは)」。
済州島の郷土料理をいただきました。
からだに染み入るやさしい滋養のある味で、
いままでに食べたことのない韓国料理でした。
白菜の漬物を薄切りの蒸し豚で巻いたものも
たまらなかったですし、
なにより忘れられないのは、海藻がたっぷり入った
そば粉でとろみをつけたスープ。
漬物や醤油漬けを足しながら
味を変えていただくそうで、ずっと食べ続けて、
ずっとおいしい気持ちでいっぱいでした。

 
(やえ)
 

それではみなさま、GW、
新宿・渋谷・京都でお待ちしています!

渋谷PARCO「家のなかのこと」におさだゆかりさんの北欧雑貨店「SPOONFUL」出張所が出店!

未分類

この4〜5月に、新宿・渋谷・京都の
3箇所で開催する「weeksdays」のイベント。
それぞれ時期がことなりますので、
お出かけのさいは、
こちらのカレンダーでご確認ください。




伊藤まさこ
家のなかのこと
わたしの好きな家具、
そして日々つかうもの

■場所
渋谷PARCO8階「ほぼ日曜日」

■日程
2023年4月29日(土)~5月28日(日)
※5月18日(木)はお休み

■時間
11:00~20:00

■入場料
無料


4・SPOONFUL出張所について、
おさだゆかりさんが解説します!

「伊藤まさこ 家の中のこと」会期中、
北欧雑貨店・SPOONFULが10日間出張いたします! 

[期間]2023年5月19日(金)~5月28日(日)

「毎日の暮らしにスプーン一杯のささやかなしあわせを」
がコンセプトのSPOONFULですが、
今回のイベントに合わせ、
日々の暮らしにあるとうれしくなる
北欧ヴィンテージをいろいろとご用意します。
普段はオンラインでご覧いただいているヴィンテージを、
直接手にとっていただける貴重な機会です。
あなたの暮らしに彩りを添える
北欧のヴィンテージを探しに、
あそびにいらしてください。
たとえばどんなものが並ぶのか、
その一部をご紹介します。

スウェーデン製の脚付きデザートグラスは、
ひとつひとつ個性のあるデザインを
いろいろとそろえました。
初夏から夏にかけては、特に出番が多くなる季節です。
シンプルだけれど個性的なデザインのグラスがあると、
テーブルのいいアクセントになります。

北欧好きなら、みんな大好きバスケット。
もちろんわたしも大好きなアイテムです。
フィンランドのパインを板状に編んだものや、
柳を編み込んだ小さなものや
大きなものなどをご用意します。
バスケットの中に細々するものを
しまって見せる収納として使うと、
家の中もすっきりしますよ。

スウェーデンでは、お茶の時間をたのしむ
「FIKA(フィーカ)」という文化が根付いていますが、
フィーカに特別な準備は必要ありません。
ポットとカップがあればOK! 
トレーにポットとカップをセットしてお湯が湧いたら、
さあフィーカをはじめましょう。

フィンランド・イッタラ社のカラーグラスは、
パープルやグレー、ブルーとシックで
大人っぽい雰囲気のラインナップ。
ありそうで実はなかなか無い色合いの
ヴィンテーグラスです。

日常の食卓を彩ってくれるヴィンテージのプレートは、
北欧各国で生まれたもの。
アイボリーやライトブルーの無地、
小花柄、チェック柄などのケーキプレートから、
ARABIAのシンプルな大皿まで、
大小さまざまにとりそろえました。

北欧のヴィンテージカトラリーは、
現代では貴重なチークやローズウッドといった
ウッドハンドルや、アイボリーやブラックの樹脂など、
素材やデザインの豊富さは目を見張るものがあります。
スプーンやフォーク、小さなバターナイフまで、
グッドデザインのカトラリーを
たくさんご覧いただけます。

生活のたのしみ展と同日スタート。渋谷PARCOで企画展「家のなかのこと」開催!

未分類

この4〜5月に、新宿・渋谷・京都の
3箇所で開催する「weeksdays」のイベント。
それぞれ時期がことなりますので、
お出かけのさいは、
こちらのカレンダーでご確認ください。




伊藤まさこ
家のなかのこと
わたしの好きな家具、
そして日々つかうもの

■場所
渋谷PARCO8階「ほぼ日曜日」

■日程
2023年4月29日(土)~5月28日(日)
※5月18日(木)はお休み

■時間
11:00~20:00

■入場料
無料


3・おみやげコーナーも充実です

M JINSの老眼鏡

めがねメーカーのJINSとつくった、
「weeksdays」オリジナルフレームの老眼鏡。
セルフレーム(カーキ・ササ)が
ごらんいただけます。

 
 

N cohanの肌着/
DRESS HERSELFのシルクのピローケースとシーツ/
LERET.Hの下着

小上がりになったスペースは、
寝室にも似た空間の演出が。
伊藤さん愛用のキャビネットには肌着
(ブラ&ショーツ/ブラキャミ/ナイトパンツ/
シルクスリップなど)、
そして上質なシルクのピローケースとシーツ。
伊藤さん愛用の家具もいっしょに展示しますよ。

 

 
O SAITO WOODのBASKET/Farrow & Ball のペンキ

成型合板で知られるSAITO WOODの
木製のバスケットを中心に、
ユーティリティの空間をつくります。
Farrow & Ball(ファローアンドボール)は
英国のペイントメーカー。
安心・安全な素材でつくられたペンキは
伊藤さんが自宅のリフォームで使っている
No.59のNEW WHITEという、
あたたかみのある白を用意しました。

 
 

P fog linen workの金具

「weeksdays」ではfog linen workといえば
リネンアイテムのイメージですけれど、
インドでつくっている金具にも、
デザインのよい、いいものがいろいろあるんです。
部屋のチャームにもなる、
いろんな金具を紹介します。

  

Q +maffsの消火器

明治時代に創業された、消火器、
消火設備メーカーである
モリタ宮田工業のなかにうまれた
あたらしいブランド「+maffs」(マフス)が
2019年1月に発表した、住宅用の白い消火器。
これだったら部屋に常備しても違和感なし! 
中に詰まっている消火剤は、
お酢の成分と、食品原料からつくられた、
安全な中性薬剤です。

 
 

R Chaledoの原画

クリエイション・チーム
chaledo(チャレド)(前 RATTA RATTARR)の
クリエイターが描いた美しい抽象絵画の原画を
額つきで展示、抽選販売します。
スタンドライトのシェードデザインの
もととなった画もありますよ。

 

 
weeksdaysのリアルショップ! 
おみやげには、
ダークチョコレートプレッツェルを

ベトナムのかごや、BASKET鋼正堂の器
シルクの寝具などをはじめとした、
お家の中で使うアイテムはもちろん、
saquiのテーパードリボンパンツなどの
アパレルアイテムなど、
通常はオンラインで展開している
weeksdaysで販売中の商品の一部をそろえた
リアルショップゾーンがあります。

おみやげにぴったりなのが、
鎌倉に店をかまえる
ビーントゥーバー クラフトチョコレート専門店
「ショコラトリーキャメル」の
人気商品ダークチョコレートプレッツェル。
今回の企画展だけの、オリジナルパッケージです。
塩気の効いた香ばしいドイツ製造のプレッツェルを、
ダークチョコレートでコーティング。
このチョコレートの原料となっているカカオは、
サモアのアサウにある、
ヴァアイ・コローン・ファームス
(va‘ai kolone farms)より譲り受けた、
高品質のものをを使っています。
ハイカカオ(75%)でつくったチョコレートは、
力強いナッツ感に加え、 甜菜糖のやさしい甘みで
苦味が少なく、親しみやすい味わいですよ。

他にも、伊藤まさこさんがセレクトした
アイテムもありますので、
展示とあわせて、お買い物もおたのしみくださいね。

オリジナル家具の展示販売アイテムは──、

○会場のショップで買えるもの(数量限定)
weeksdays PAS Stool
杉工場の鏡

○会場でお申し込みいただけるもの(抽選)
・Chaledo(前 RATTA RATTARR)の額装原画
 ※会場限定商品

○ウェブで申し込みいただけるもの
・キューブスツール(抽選)※新商品
・小ひきだし(抽選)
・Half Round Table(上限あり受注)
・RATTA RATTARRのスタンドライト(数量限定)
weeksdays PAS Stool(数量限定)

となっています。
さらに、会場のショップゾーンには特設店舗が
企画展後半にもうひとつ。
おさだゆかりさんの北欧雑貨店「SPOIONFUL」出張所!
くわしいことは次回のコンテンツでお知らせいたしますね。

再入荷と割引販売のおしらせ

未分類

完売しておりましたアイテムの、再入荷のおしらせです。
4月28日(金)午前11時より、以下の商品について、
「weeksdays」にて追加販売をおこないます。

Half Round Table

▶︎商品詳細ページへ

 

weeksdays PAS Stool

▶︎商品詳細ページへ

 

小ひきだし

▶︎商品詳細ページへ

 

スタンドライト

▶︎商品詳細ページへ

 

BASKET

▶︎商品詳細ページへ

 

+住宅用消火器

▶︎商品詳細ページへ

 

洗濯用洗剤 シルク&ウール 600ml(JINCHOUGE)

▶︎商品詳細ページへ

 
 

タオル さっぱり

フェイスタオル(ホワイト)
フェイスタオル(グレー)
ハンドタオル(グレー/2枚セット)

▶︎商品詳細ページへ
 


以下のアイテムについては、4月28日(金)午前11時より、
通常販売価格:3,300円(税込)のところ、
50%オフの1,650円(税込)の割引価格で販売します。

weeksdaysの日めくりカレンダー2023

▶︎商品詳細ページへ

 

SCANDINAVIAN 365 CALENDAR 2023

▶︎商品詳細ページへ

生活のたのしみ展と同日スタート。渋谷PARCOで企画展「家のなかのこと」開催!

未分類

この4〜5月に、新宿・渋谷・京都の
3箇所で開催する「weeksdays」のイベント。
それぞれ時期がことなりますので、
お出かけのさいは、
こちらのカレンダーでご確認ください。




伊藤まさこ
家のなかのこと
わたしの好きな家具、
そして日々つかうもの

■場所
渋谷PARCO8階「ほぼ日曜日」

■日程
2023年4月29日(土)~5月28日(日)
※5月18日(木)はお休み

■時間
11:00~20:00

■入場料
無料


2・かごのスペシャルカラー登場!

G ベトナムのかご

ずっと人気の高い、ベトナムのかご。
白・赤・黒・シルバーのおなじみのカラーに加え、
ウェブでは販売をしていない、会場限定の
スペシャルカラー(フォレストグリーン)が登場します。

「このかごを持って、新宿の『生活のたのしみ展』へ、
ぜひ行ってくださいね!」(伊藤さん)

このコーナーでは、伊藤さん書き下ろしの
「みんなのかごのつかいかた」のリーフレットを制作。
ご自由にお持ち帰りいただけますよ!

 
 
 
H 日めくりカレンダー

伊藤さんとおさだゆかりさんの撮影した
たくさんの写真で構成するコーナー。
2023年版の日めくりカレンダーも
どちらも半額で販売します。
よくメールをいただく
「2024年版も、ぜひ!」
‥‥というお問い合わせですが、
ハイ! がんばって、
weeksdays版は来年もつくりますよ!

 
 
 
I 鉄のお皿/OSAJIのエッセンシャルオイル/
北の住まい設計社のHalf Round Table(黒)/香炉

会場限定販売の鉄のお皿は、
インテリア・装飾金物・小物などのオーダー制作を行う、
神宮寺未希さんと片岡香穂さんの
鍛冶屋ブランド「Atelier五號」が、
この企画展のために作った2サイズ。
鉄を叩くことで出る、質感のあるお皿は、
キャンドルホルダーにしたり、和菓子を置いたり、
いろんな使いかたをたのしんでいただけます。

Atelier五號のアトリエ風景/写真:鈴木和博

OSAJIとweeksdaysがつくった、
オリジナルのブレンドエッセンシャルオイルの
“Bonjour”(ボンジュール)は、
その名の通り、朝やお昼にぴったりな
クスノキ、セージ、シダーウッドバージニアンなどの
さわやかな香りです。
香炉は、伊藤さんが香りをたのしむときに愛用している、
デザイナーの猿山修さんが波見焼(長崎)の
マルヒロさんと作ったプロクトです。

 
 
 
J タオル さっぱり

「weeksdays」のロングセラーでもある
「タオル さっぱり」。
「ほぼ日」の「やさしいタオル」を母体に、
両面パイルでつくった、
ちょっとかためで、ハリとコシのあるタオルです。

 
 
 
K ROROS TWEEDのブランケット/
北の住まい設計社のPAS Stool/
杉工場のキューブスツール/
RATTA RATTARRのスタンドライト

「weeksdays」の新作であり、
会場で初お披露目となるのが
杉工場のキューブスツールです。
木製の直方体の1面だけが抜けているような、
とてもシンプルなかたちなのですけれど、
丈夫で、椅子やもの入れとして使う以外にも、
アイデア次第で活用方法はいろいろ。
その使いかたを、伊藤さんのスタイリングで
ごらんいただきます。
以前受注販売をした
RATTA RATTARR(現Chaledo)のスタンドライトも、
ここで現物が見られますよ。

 
 
 
L 杉工場の小ひきだし

こちらも「weeksdays」のロングセラーで、
抽選販売のたびに人気の、ちいさな家具。
「ひきだし、一段ずつ」の
伊藤さんのスタイリングにも注目してくださいね。

生活のたのしみ展と同日スタート。渋谷PARCOで企画展「家のなかのこと」開催!

未分類

この4〜5月に、新宿・渋谷・京都の
3箇所で開催する「weeksdays」のイベント。
それぞれ時期がことなりますので、
お出かけのさいは、
こちらのカレンダーでご確認ください。




伊藤まさこ
家のなかのこと
わたしの好きな家具、
そして日々つかうもの

■場所
渋谷PARCO8階「ほぼ日曜日」

■日程
2023年4月29日(土)~5月28日(日)
※5月18日(木)はお休み

■時間
11:00~20:00

■入場料
無料


1・1か月、開催しまーす!

2020年に開催した渋谷PARCO「ほぼ日曜日」の
『まさこ百景』がとても好評をいただいたということで、
この企画展のお話をいただきました。
しかも、新宿の「生活のたのしみ展 2023」と
スタートが同じ日、
さらにこちらの開催期間は約1か月! 
‥‥ということは、その期間、いついらしても
楽しんでいただけるような展示にしなくては、
というところから考え、
テーマを、わたしが長く興味を持ち続けている
「家のなか」にしました。

思えば小さな頃から、
家のなかのことを考えるのが好きな子どもでした。

使い勝手がよく、
ていねいに作られたもの。
ずっと使っても飽きのこないもの。
それが今の私の好きなもの。

家具や食器など、実際にその質感やサイズを
実際に使っているのに近い様子で、
スタイリングごと見てもらえたらうれしいなと思います。
いろんな新作もありますよ!
(伊藤まさこ)

 
 

A エントランス

子どものころ、大好きだった遊びが、
いらなくなった段ボールを使っての
「おうち」づくりだったという伊藤さん。
会場入り口では、
いくつものミニチュアハウスをあしらった
ウエルカムボードがお迎えします。

 
 
B ごあいさつ/QRコード

この会場でウェブで購入可能な商品の
一覧ページにアクセスするQRコードが、ここに。
そのページをガイドにしながら、
先へおすすみください。

 

 
C 北の住まい設計社のHalf Round Table/
杉工場のミラー

weeksdaysでは、オリジナルの家具をつくることが
だんだん増えてきました。
ここではおつきあいいただいている
北海道の北の住まい設計社のHalf Round Table、
九州の杉工場のミラーをごらんいただきます。

 

 
D 北の住まい設計社のPAS Stool/
ヤコブセンの掛け時計

北の住まい設計社の、
オーク(座面)×ブラック(脚)のPAS Stool、
そして、伊藤さんが自宅で使っている
アルネ・ヤコブセンの掛け時計「STATION」。
デンマークの鉄道駅で使われているクロックと
同じデザインのものです。

 

 
E 東屋のお皿/島るり子の器/
吉岡木工のわたしのおはし

伊藤さんが日常でも使っている
東屋の土灰釉のお皿や、
島るり子さんの黒釉の筒型の湯のみ、
そして吉岡木工の「わたしのおはし」。
いずれも使いやすいものばかりです。
伊藤さんのスタイリングとともに
おたのしみくださいね。

 

 
F 鋼正堂の器/松徳硝子のコップ/
山口和宏のカッティングボード
/miiThaaiiのリネンのエプロン/東屋の折敷

ここのテーマは「そぎ落とされた形」。
手作業の多い製品がならびます。
ここでの伊藤さんのスタイリングは
「調理中」がテーマになる予定です。

「weeksdays」が生活のたのしみ展2023に出展します。その詳細を、ご紹介します!

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この4〜5月に、新宿・渋谷・京都の
3箇所で開催する「weeksdays」のイベント。
それぞれ時期がことなりますので、
お出かけのさいは、
こちらのカレンダーでご確認ください。




2・ちっちゃくて、うんと便利。TEMBEAのバッグ。

ちょっとお出かけ、というときに便利な、
ワンマイルのためのバッグです。

わたしの知り合いがこれを愛用していて、
とってもいいなと思っていたんですが、
そのときは品切れ。
でもあとから、その方がプレゼントしてくださったのが、
このバッグを使いはじめたきっかけです。

この大きさって、ちょっとどこかへ出かけるのに
ほんとうに便利なんです。
しかも、マチがあるから、
けっこうものが入る(水筒も入れます!)
散歩に出かける時は、
お財布とスマートフォンと鍵、
それからエコバッグを忍ばせ、
帰りにちょっと食材を買って帰るんですよ。
「犬の散歩に欲しいな」と言ったのは友人。
そう、そんな使い方もできるのです。

仕事にも使います。
撮影の時は大きなかごに、撮影用の小物を入れて、
貴重品をここに入れ、一緒にかごの中へ。
休憩でちょっとお昼に出かける、
というようなときは、
このバッグだけを持って出ればいい。
そんなふうに使っています。

生地のデザインが大胆な印象ですけれど、
ふだん着ている服に無地が多い人はとくに、
こんな柄物のバッグをアクセントにしても。
今回は、「weeksdays」だけの、
服を選ばない、オリジナルカラー、
ベージュ×チャコールと、
チャコール×グレイッシュグリーンをつくりました。

ポケットのない、シンプルなつくりですけれど、
これ全体を大きめのポケットとして考えていただけたら。
間口も広いから、スマホやお財布が、ピッと取り出せます。
深さがあるので、水筒を入れても見えづらいですし、
ものを入れない状態なら。ぺたんこになるので、
旅先に持って行くバッグとしても重宝しますよ。

さらに! こんなバッグたちも。

「生活のたのしみ展 2023」の
「weeksdays」のブースでは、
さらに、パリのチャコさんのブランド
LERET.Hのサック・ヌー

AMIACALVAの
たすき掛けできるサコッシュ
AAF FLAT SHOULDER(S)

CI-VAのがま口バッグ
2320 NUVOLAのCIOCCOLAもならびます。
あわせて、どうぞ。

「weeksdays」が生活のたのしみ展2023に出展します。その詳細を、ご紹介します!

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この4〜5月に、新宿・渋谷・京都の
3箇所で開催する「weeksdays」のイベント。
それぞれ時期がことなりますので、
お出かけのさいは、
こちらのカレンダーでご確認ください。




1・MOJITOといっしょに
キャップをつくりました。
そして、SLOANEのワンピースも

最近、毎朝、散歩をしているので、
ほんとうにキャップの必要性を感じています。
早く欲しいなと思いながらも、
決め手がなくって、
「だったら、つくったらいいんじゃないかな」と、
MOJITOの山下裕文さんに相談をしました。
お願いしたのは「シンプルで、かたちよく、
素材のいいもの」です。
キャップといえど
ストリートっぽくなりすぎないよう、
エレガントできちんとした印象のものがいいんです、と。

山下さんは即答で「できますよ!」。
MOJITOではこれまでにキャップをつくったことが
なかったそうなのですけれど、
さすが、山下さん、
ながくメンズウェアを手がけてきて培った、
すばらしい知識をお持ちでした。

まず素材はコーデュラ®ナイロン。
通常のナイロンの7倍の耐久性がある素材です。
ポリウレタン加工がほどこされているので
撥水性もあることから、アウトドアウエアに使われる、
軽くて丈夫な「いい素材」なんです。

とても細かな部分では、
天ボタンはいらない、
空気孔もなくていい、
サイズ調整の金具は控えめに、
ということも重要なポイントでした。
さらに、つばのステッチの本数、
サイズ調整のベルトの収納方法なども、
山下さんといっしょに、徹底的に考えました。

これで夏のお散歩も心配いらずです。

これぞ、ワンマイルウエア。
SLOANEのワンピース。

一見、すごくシンプルですが、
着たときのシルエットがとてもきれいなワンピースです。
もともと、わたしはこのかたちで
秋冬の生地のワンピースを着ているんですが、
今回は、春夏用のツイストコットンに替えて、
「weeksdays」のオリジナルワンピースを
つくってもらいました。

春夏用といっても、生地は厚め。
けれどもしなやかさがあるので、
身体のラインを拾いすぎず、
下に着るものを選ばず、丈も安心の長さですから、
一枚でさらりと着ても大丈夫です。
ちょっと腕をたくしあげてもサマになりますし、
オールシーズン着ていただけると思います。

このワンピース、ぜひ会場で
試着をしていただきたいんです。
というのも、一見、ほんとに普通のものに見えるんですが、
着たときの「いいもの感」が強いから。
さすが、SLOANEです。
洗濯をしても型崩れしづらいので、
ほんとうに便利な一枚になると思いますよ。

色は、ブラック、グレー、
そしてボーダーの3つです。

革の編みバッグ、たとえばこんなコーディネート 伊藤まさこ

未分類

3・TOMATO PURÉEを差し色に

TOMATO PURÉE。
なんて、かわいい名前!
持っているだけで楽しくなってしまいます。

BANGALORE (TOMATO PURÉE)/ MAION N.H PARIS
HATTIE TOP ¥20,900/COGTHEBIGSMOKE
サマーテーパードリボンパンツ(ブラック・36)/saqui
レザーサンダル(クロコブラック)/BARI

白いTシャツに黒のパンツ。
定番のコーディネートに、
赤で差し色。
鏡に映った自分が、ちょっと単調だな‥‥
そんな時にとっても助かるアイテムが、
このバッグなのです。

網目が透けるので、
見た目に重くない
(じっさい持ってもすごく軽いんですよ)、
ついつい足取りも軽やかに。


BANGALORE (TOMATO PURÉE)/ MAION N.H PARIS
その他 伊藤まさこ私物

ボーダーのワンピースに、白いサンダル。
ここでも黒白コーディネートに赤を効かせます。

マスクも解禁。
バッグに合わせて赤いリップも合いそうだな、とか
少し大振りな輪っかのピアスも合いそうだな、なんて。
シンプルな着こなしに、
色や小物を効かせて、夏のおしゃれを楽しんでくださいね。

[お問い合わせ先]
COGTHEBIGSMOKE https://cogthebigsmoke.com

どの色にしよう?

未分類

伊藤
ちなみにパリのお客さまたちは、
このバッグをもうお使いなんですよね。
石坂
そうですね、
パリの方も持ってくださっています。
伊藤
フランスでも「良いわね」みたいな感じで? 
佐々木
はい、好評いただいてます。
石坂
私たちのお友達も持ってくれていて。
伊藤
かわいいし、使いやすいんですよね。
肩に掛けてみたんですけれど、
持ち手の幅がすごく広いから、
厚手の服を着ているときでも、
とっても掛けやすかったですよ。
佐々木
よかったです。
石坂
これは下から編みはじめて、
最後に持ち手をつくるんですが、
初めは、持ち手がすごく
太くできあがっちゃったんです。
佐々木
なかなか難しいですよね。
伊藤
そこから調整なさったんですね。
でも、結果、
とってもいいバランスになっていると感じます。
たくさん物も入って実用的だし、
すごくしなやかだし、きっと使ううちに
もっと体に馴染んでいくんでしょうか。
佐々木
そうですね。
伊藤
ちなみにおふたりはどの色をお持ちなんですか?
佐々木
私は赤(TOMATO PURÉE)を持っています。
石坂
私はブルー(BLUE BELL)、
それからもともとあった黒。
伊藤
黒も良さそう! 
かごバッグみたいに見えるけれど、
革だから、1年中持てますよね。
石坂
そうですね。私は寒いときは黒を使って、
ちょっと明るい季節になったら
明るい色を選んでいます。
伊藤
季節によっても持ちたい色が変わりますよね。
やっぱり日差しが明るくなると、
明るい色を持ちたくなる感じですか?
石坂
そうですね。
ブルーのバッグだったら、
ちょっとデニムに合わせてみたりとか。
私、ふだん、ワンピースも多いので、
明るい感じのワンピースとかにはブルーを合わせます。
佐々木
インパクトがあるバッグなので、
これが一つあると楽しい気分になるんです。
石坂
白いシャツのときも、ブルー、いいですよね。
伊藤さんのスタイリングで、
紫の服にイエローを合わせるのも素敵ですよね。
さすが。
伊藤
紫によく似合ったんですよ。
わたしもそれまで「強い色同士を合わせるのは
どうなんだろう?」と、
無難な白や黒の服も用意していたんですが、
試しにモデルの方に持ってもらったら、
すっごく素敵で! 
佐々木
うれしいです! 
伊藤
あと、便利さで言うと、ぺったんこになるから、
スーツケースに入れておいて、
旅先のバッグにしてもよさそうですよね。
石坂
私、実際、旅行に持って行ってますよ。
先週ヴェネチアに行っていたんですけど。
伊藤
お休みをとって?
石坂
そう、そのときも持って行きました。
すごく便利でしたよ! 
伊藤
そうですよね。わたしも旅に持って行きます! 
この、中のコットンのポーチは
マクラメ編みの革に縫い付けてあるんですよね。
石坂
そうしないと、ポーチが中で移動しちゃうんです。
佐々木
ものを出したり入れたりするときに、
ある程度の安定感があったほうが、
バッグとしては使いやすいので、
しっかり留めました。
石坂
下の部分をちょっと広げて留めているので、
見た目にもグチャってならなくていいんですよね。
伊藤
使いやすいし、見た目も良いということですね。
こうしてお話を聞いていたら、
他の色も作ってほしくなってきちゃった。
さっきおっしゃっていた、黒もいいですよね。
去年ですよね、黒を出されたのは。
佐々木
はい、はじめてこれをつくった最初の年は
黒とグリーンと‥‥。
佐々木
白の3色がありました。
そして今シーズンはこの3色です。
石坂
この先、インナーのポーチも革にして、
マクラメの革とは色を替えるバージョンも
考えているんですよ。
伊藤
すごい! その色を決めるときの
決め手って何ですか? 
「これが欲しい!」みたいな気分でしょうか。
佐々木
はい、完全に「気分」ですね。
石坂
あんまりトレンドとかそういうのではなくて、
私たちの気分で決まる感じです。
伊藤
最初のグリーンは、
真緑みたいな感じだったんですか?
佐々木
そうですね。わりと深い感じのグリーンでした。
伊藤
パリの街に合いそう! 
ああ、どの色にしよう。
まだ迷っているんです。
佐々木
ふふふ。
石坂
全然違いますものねえ、色が。
伊藤
アドバイスをなさるとしたら?
石坂
2色か3色あるといいですよ、って(笑)。
伊藤
(笑)ほんと、そうしたい! 
じゃあ、じっくり考えますね。
石坂さん、佐々木さん、
今日はほんとうにありがとうございました。
そろそろ旅に行けるようになってきたので、
また、パリに伺いたいです。
佐々木
ぜひいらしてください!
石坂
お待ちしてます。
伊藤
ありがとうございます。
おふたりは、旅は?
石坂
私たち、これから出張続きで、
このあとマダガスカルに行くんです。
佐々木
明後日から。
石坂
で、その後、私はインドに行って。
佐々木
私は日本に行きますよ。
石坂
私もインドから帰ってきたら、
一回パリに戻ってから、日本に。
伊藤
わぁ! お待ちしています! 
それにしてもお忙しい。
石坂
ちょうど四月が新しいサンプルとか
コレクションを作っている最中なので忙しいんです。
だから「先に行っておこうかな、インド」という感じです。
伊藤
やっぱり画面越しじゃなく、
「行かないと」という感じですか?
佐々木
はい、やっぱり現地に行って、
色の確認とか素材を触ることが大事です。
伊藤
そうですよね。
石坂
「もうちょっとこういう感じなんです」という
ニュアンスが伝えにくいんです。
あと、本当に些細な仕様なんですけど、
持ち手の太さとか長さも、
現地なら「このくらいにしてください」と言える。
「これはこういう理由で長すぎる」とか
「これは太すぎるから上手く持てない」とか、
そういうことってやっぱり紙やオンラインで説明しても
あんまり伝わらないというか。
でも現地で一緒に確認すれば、
一緒にやり直せるじゃないですか。
伊藤
会って伝えられることがいっぱいあるんですね。
佐々木
それに、会うと一気に仕事が進むんです。
メールや何かだと、止まってしまう。
伊藤
そうですね。ちょっとした行き違いも起こりやすいし。
なるほど。そっかあ。
でも、とにかくお元気そうで良かったです。
旅が多いと聞いていたので、
おふたりの時間もちょうど合って良かった。
ありがとうございました。
佐々木
良かったです! ありがとうございました。
石坂
日本とパリでまたお目にかかりましょう。
ありがとうございました。
伊藤
はい! 行くときは必ず連絡をしますね!

インドでのものづくり

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伊藤
「こういうのを作ろうよ!」という構想から
この形になるまでには、どれぐらい時間が? 
インドのものづくりって、
ちょっとのんびりしている印象があるんですけれど。
佐々木
でも、半年ぐらいでしたよ。
伊藤
半年で?! すごい。それって、
最初から思ったようにできあがるものなんですか。
石坂
うーん、最初は、どうしても‥‥。
レザーのクオリティがすごく大切なんですが、
その革じたいが、結び方の強さによって
パリパリっと硬くなってしまうとか、
そういうこともありました。
佐々木
色が落ちちゃうとかも。
伊藤
なるほど、すごいですね。
わたしたちはただ「可愛い! おしゃれ!」と、
喜んで使っているわけですけれど、
つくりあげるまでには、
そんな努力があったんですね。
石坂
インドでのものづくりって、すごく楽しいんですけど、
それは何が出てくるか分からない楽しさでもあるんです。
佐々木
(笑)ほんと、そう。
伊藤
「もう嫌だ~!」みたいにはなりませんか?
石坂
そりゃもう、「嫌だ~!」ってことは
すごくたくさんありますよ。
佐々木
もう、いつも、です。
伊藤
ほかにもインドでものづくりをされている方の話を伺うと、
「ええ~!?」みたいなことがすっごいあるんです。
「できる?」と言うと必ず「できる」って
インドの人は言うんだけれど、
じっさいはちっともそうじゃないこともあるとか。
石坂
そう! その通り。
佐々木
こんなことできる? って聞くと、すぐに言いますよ、
「スリーデイズ!」って。
3日あれば仕上げてみせますよ、って。
佐々木
‥‥3ケ月経ってもできないよね。
石坂
「ノーミニマム」(最少ロットはありません)とか。
実際はそうじゃないのに。
佐々木
はははっ(笑)。
伊藤
すごいですねえ‥‥。
わたしだったらどうだろう、
インドでのものづくり、
面白いって思えるかなあ。
佐々木
面白いですよ、すごく! 
石坂
可愛いものもすごくたくさんありますよ。
私たちが一緒にインドにお連れした方は、
皆さんインドが大好きになるんです。
伊藤
え~! それを聞いたら、行きたくなりました!
そういうことって、最初の印象が大事だもの。
そっか、インドには可愛いものもいっぱいあるんだ! 
石坂
すごくたくさんあります、本当に。
佐々木
いろんな刺繡とか、もちろんマクラメとか、
ビジュー(ジュエリー)とか。
インドって職人さんがたくさんいるので、
素敵なものも、本当にたくさんあります。
石坂
国が、手工芸とか伝統工芸を保護しようという
動きがある国なので。
伊藤
そうなんですか!
石坂
そうなんです。
「インドは安かろう、悪かろうでしょ?」
というイメージをお持ちの方もいるけれど、
フランスでものづくりをしているクリエイターの方は、
手先が器用な方が多いインドの手工芸を
とてもよく理解していると思います。
インドの人は本当に皆、良い人たちだし、
人口がとても多いので、
そりゃ、一部にはそうじゃない人だって
いるかもしれないけど、
私たちが接してきた限り、
実直で楽しくて素敵な人たちばかりです。
石坂
たぶんメンタリティの違いがあって、
誤解を受けるのかもしれないですね。
悪気があるわけじゃないというか、
悪気が無いからさらにちょっと
ややこしかったりもするんだけれど(笑)。
佐々木
そうね。悪気が無くて「スリーデイズ」だから(笑)。
でも一所懸命やります、仕事は。
伊藤
うん、うん。
石坂
ただ、色に関して言えば、
色彩感覚が私たちと違ったりするところもありますね。
このバッグの色にも反映されている
私たちの「パリっぽい感じが好き」という色は、
インドの人たちがいいと思う色とは違うわけです。
伊藤
おふたりのつくるものは、絶妙な色合いですものね。
「えっ? この色?」みたいに言われたりしますか? 
もっと明るくしましょううよ、とか。
佐々木
そうですね。たまに
「こっちじゃない?」みたいなことはありますね。
石坂
これは中のポーチがコットンなので、
これを染めるにあたって
どういうふうなニュアンスにするかということを
伝えるのに、苦労しましたね。
ただ、これは女性のオーナーがいるアトリエで
作業をお願いしていて、
彼女は私たちとお友達と言ってもいいぐらい
仲良くさせていただいているので、
だいぶ通じ合っていると思います。
お家に遊びに行かせてもらったりして。
伊藤
うん、うん。お家も素敵なんですか? 
佐々木
すごく素敵ですよ! 
伊藤
ますます興味が出てきました。

革の編みバッグ、たとえばこんなコーディネート 伊藤まさこ

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2・WARM OLIVEを
思い切った色合わせで

BANGALORE(WARM OLIVE)/MAION N.H PARIS
DAISY TOP ¥24,200/COGTHEBIGSMOKE
その他 伊藤まさこ私物

MAISON NH PARIS のバッグには、
それぞれ、
BLUE BELL、
TOMATO PURÉE、
そしてWARM OLIVEという名前がついています。

黄色、でもなく、黄緑とも呼べない。
最初見た時、この色をなんと表現すればいいんだろう? 
‥‥と思ったけれど、
WARM OLIVEと聞いて、気持ちがすっきり。
色に名前がついていると、なんだか愛着も湧きます。

BANGALORE(WARM OLIVE)/MAION N.H PARIS
GIOVANNA ACORDION SK(GOLD)/COGTHEBIGSMOKE(2023年5月発売予定)
HIBA TOP ¥20,900/COGTHEBIGSMOKE

BLUE BELLに朱色のトップスを合わせたように、
WARM OLIVEにパープルを。
こちらもまた思い切った色合わせをしてみました。
街にこんな人が歩いていたら、
きっとみんながハッと目を引かれることでしょう。
海辺も似合うだろうなぁ。

しなやかな革紐で編まれたこのバッグ、
こんな風にクラッチ風に持っても。
ここでは黄色のトップスに、
センタープレスのデニムのパンツでちょっとだけ、
きちんと見せます。


BANGALORE (WARM OLIVE)/MAION N.H PARIS
トップス/BonBonStore
その他 伊藤まさこ私物

全身白は、夏の休日、私がよくするコーディネート。
手持ちの白い服を合わせるだけで、
どことなくこなれた雰囲気になるのです
(こまった時は全身白!)。
去年まではかごバッグが定番でしたが、
今年は革の編みバッグが気分です。

BANGALORE (WARM OLIVE)/MAION N.H PARIS
サマーテーパードリボンパンツ(ブラック)/saqui
シャツ/Le pivot
サンダル 伊藤まさこ私物

「全身まっ白」が休日コーディネートなら、
こちらは、仕事に行く時のコーディネート。
シャツは第一ボタンを留めると、
きとんとした雰囲気に。
足元は、モスグリーンのサテン生地のサンダルを。
夏の黒は、肌の分量に気をつけて。
暑苦しくならないよう、
腕や足元など、肌を少し見せるようにするといいみたい。

[お問い合わせ先]
COGTHEBIGSMOKE https://cogthebigsmoke.com
Le pivot  http://lepivot.jp/

マクラメ、という技術

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伊藤
石坂さん、佐々木さん、こんにちは! 
石坂
こんにちは、伊藤さん。よろしくお願いします。
リモートですけれど、お会いできてよかったです。
佐々木
集まれてよかったです! 
よろしくお願いします。
伊藤
おふたり、とってもお忙しいと聞いていますが、
お時間をいただけてよかったです。
東京はいま夕方の4時、
パリは朝の9時ですよね。
佐々木
そうなんです。おはようございます(笑)。
伊藤
今回も素敵なバッグをありがとうございました。
石坂
こちらこそありがとうございます。
伊藤
名前が「バンガロール」っていうんですよね。
石坂
はい、インドの地名を付けました。
MAISON N.H PARISは、
マダガスカルでつくったバッグには
フランス人の女の子の名前を付けているんですけど、
インドで作ったものには
インドの地名をつけているんですよ。
その街が産地というわけではないんですが、
私も佐々木も行ったことがある都市の名前をつけました。
佐々木
バンガロールはインドの南の都市ですね。
高原にある街で、他の都市に比べると涼しく、
ガーデン・シティって呼ばれているんですよ。
伊藤
そうなんですね。さわやかな印象! 
このバッグ、手作業でつくられているんですよね。
革を編むのも、ぜんぶ手で‥‥。
石坂
はい、手づくりのバッグです。
マクラメという編み方です。
佐々木
革紐を、指を使って結び目をつくっていくんですよ。
伊藤
どうしてこの編み方でバッグをつくろうと? 
石坂
元々私たち、この編み方で「ゴア」という
コットンの紐を使ったバッグをつくっているんです。
マクラメは元々長~い紐を、
手で結びながら編み込んでいく技術なんですけれども、
私たちはそれをすごくシンプルな、
ちょっとモダンなものにしたいと考えました。
それでひし形の網状のもの、というふうにしていって。
佐々木
今回のものは、その革紐バージョンなんです。
石坂
中がちょっと透けるのが私たちは好きで。
このレザーのタイプのものも、
最初はインナーのポーチなしで、
中が透ける感じにしていたんですけど、
「このままじゃ鍵とか落としちゃうよね?」と、
皆さんに心配をされまして、
「じゃあ内側にポーチを付けよう」ということで、
革紐と同色の布のポーチを付けました。
伊藤
どうして革を使おうと思ったんですか?
石坂
インドでものづくりをしている
日本の方もたくさんいらっしゃるなかで、
「私たちらしく、何か他のブランドではやっていないこと」
を考えたときに、これを思いついたんです。
けれどもマクラメで
レザーの紐を使うのがすごく大変で! 
伊藤
きっと、そうですよねえ。
石坂
そもそも革紐を探すところから苦労しました。
最初は、マーケットに探しに行ったんですよ。
首都デリーに、
オールドデリーという旧市街があるんですけど、
そのさらに奥の問屋さん街みたいなところに、
こういう革の紐をたくさん売っているところがあるんです。
埃だらけで(笑)。
伊藤
埃だらけ(笑)!
石坂
そこに行って、「こういうのが欲しい」と言うと、
さらにどこか遠くにある倉庫に取りに行くからと、
1時間ぐらい待たされるの、路上の椅子の上で。
佐々木
はははっ(笑)。
伊藤
でもそこでしか出会えないものが
あるということですよね。
石坂
そうなんです。
それで一回作ってみて「あっ、可愛いね」ってなって。
ただ、そんな路上で売っているコードはもちろん‥‥。
佐々木
生産には使えないわけです。
バッグをつくるにはクオリティに問題があって。
石坂
だから次は「ちゃんとしたクオリティのコードを
どこで見つけるか」ということになる。
伊藤
それも、おふたりで探すんですか?
石坂
インドでそういうことを人にお任せしちゃうと、
違うものがくるんですよ。
「これじゃない!」と(笑)。
佐々木
全く違うものがね。
伊藤
全く違うものが(笑)。そうなんですね。
石坂
そう。マーケットで
「これだったら可能性があるかな?」
というものを探すんです。
佐々木
牛とか猿とかいっぱいいるようなマーケットで。
伊藤
もう全然想像がつきません‥‥! 
それもデリー周辺で? 
石坂
そうですね。基本的にデリー周辺です。
そうして革紐が手に入ったら、
デリーから車で3時間くらいかな? 
マクラメの技術をもつ女性たちがいる村に
持っていくんです。
いくつかの村に女性が集まるアトリエがあって、
そこで皆さんおしゃべりしながら
マクラメをつくってくれる。
ですから基本的にはデリーとその近郊で
このバッグに関してはものづくりをしています。
伊藤
その革紐は、
最初からこんなにきれいな色だったんですか? 
今回すごく色が素敵だったので。
佐々木
色はあとから私たちが選んで
染めてもらいました。
伊藤
「こういう色がいい」と。
佐々木
そうですね。
色づくりは結構厳しくやっています。
伊藤
ちゃんと指示した色が出ないとか、
そういうことも‥‥。
石坂
はい、何度も何度もあります。
佐々木
何度も何度もやり直しました。

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